米国ETF『VOO・VIG・VONG』【9ヶ月間の運用実績公開】2021年米国市場に大きな下落は来るのか?

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こんにちは!
含み益が削られた『ここ屋』よ!

2021年の年初来リターンは異常に高い米国市場でしたが、レイバーデイ明けの相場はギクシャクしはじめています。

コロナが収束しない中、継続的なインフレの高止まり、予想外の雇用統計、中国の恒大集団のデフォルト懸念など、米国市場に明るいニュースは見当たりません。

8月のジャクソンホール会議では、年内のテーパリング開始が適切と発言したパウエル議長ですが、テーパーが開始がいつなのかが注目されています。

そこで今回の記事では、筆者の実際の資産運用を参考にして、2021年9ヶ月間の米国市場の推移と今後の予想を解説していきたいと思います。

また、4月から8月の時点でも記事にしていますので、合わせて参考にしてみて下さい。

米国ETF『VOO・VIG・VONG』4ヶ月間の運用実績

米国ETF『VOO・VIG・VONG』5ヶ月間の運用実績

米国ETF『VOO・VIG・VONG』6ヶ月間の運用実績

米国ETF『VOO・VIG・VONG』7ヶ月間の運用実績

米国ETF『VOO・VIG・VONG』8ヶ月間の運用実績

【9ヶ月間運用実績公開】米国ETF『VOO・VIG・VONG』

今回、運用実績を公開するのは米国の代表的なETFで、大きく特徴が異なる3銘柄です。

3銘柄の値動きを把握することで、現在の米国市場のトレンドを感じることができると思います。

その3銘柄とはVOOVIGVONGです。

これから、この3銘柄の基本的な概要と特徴を把握した上で、実際の運用状況を見て今後の米国市場の予想を解説していきたいと思います。

米国ETF『VOO・VIG・VONG』の概要

米国ETF『VOO・VIG・VONG』の概要です。

ちなみにこの3銘柄は、実際に筆者本人と家族の2020年度にNISA口座で購入した銘柄です。

ティッカーVOOVIGVONG
名称Vanguard
S&P500
ETF
Vanguard
Dividend
Appreciation ETF
Vanguard
ussell1000
Growth
運用会社バンガードバンガードバンガード
設立日2010/09/092006/04/272010/09/22
ベンチマークS&P500
指数
ナスダック
米国ディビデンド
アチーバーズ
セレクト指数
ラッセル1000
グロース
インデックス
純資産総額$248.399B$61.371B$7.263B
経費率0.03%0.06%0.08%
配当利回り1.33%1.80%0.59%
引用:Bloomberg

全てバンガードのファンドですので、経費率は格安です。

VOOはみなさんもご存知のS&P500をベンチマークにしていますが、VIGとVONGの認知度は高くないかも知れませんね。

バリュー株中心のVIGは、高配当ETFとして発売されたのですが、現在の配当率は2%にも満たないため、とても高配当とは言えないですね。

VOO・VIG・VONGのベンチマークと特徴

それぞれのベンチマークと特徴を、簡単に解説していきます。

VOO

ベンチマークは【S&P500】
米国の株式市場に上場している大型株500銘柄の時価総額加重平均指数。
およそ500銘柄で、米国に上場している約3,700株の8割を占める。
構成銘柄上位は、AppleMicrosoftAmazonFacebookAlphabet(Google)
米国全体の株価指数と言っても過言ではない。
SPYとIVVは同じS&P500がベンチマーク。
実際に米国株式全体をベンチマークとするVTIとは、ほぼ同等の値動きをする。
VTIについて詳しくはこちらの記事

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ベーシックかつ
世界最高峰のベンチマークよ!

VIG

ベンチマークは【ナスダック米国ディビデンド・アチーバーズ・セレクト指数】
10年以上連続増配実績を持つ銘柄で構成される。(REITは除く)
連続増配株を集めているわりに、近年の分配金率は低くVOOとそれほど変わらない。
増配株を集めているだけあって、比較的大型バリュー株が中心
比較的ディフェンシブ銘柄が多め。
NASDAQと名前についているが、NASDAQ市場に限った銘柄ではない。
構成銘柄上位は、JPMorganJ&JP&GMicrosoftWalmartVISA

リッヒ
リッヒ

地味やけど底堅い
バリュー株寄りのETFやな

バリューETFについて詳しくはこちらの記事

VONG

ベンチマークは【ラッセル1000グロース・インデックス】
ラッセル1000(大型株)のうちのグロース株で構成される。
グロース銘柄中心のため、上昇相場ではリターンはS&P500を凌ぐ
景気敏感株を多く含むので、下落局面ではディフェンス力は低め
構成銘柄上位は、AppleMicrosoftAmazonFacebooktesla

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個人投資家が好きそうな
ハイグロなベンチマークよ!

グロースETFについて詳しくはこちらの記事

VOO・VIG・VONGの過去リターン

前項の特徴を踏まえた上で、過去リターンを見ていきましょう。

まずは、Bloombergから引用したリターン率です。

リターンVOOVIGVONG
年初来18.54%12.67%18.40%
1年34.63%25.53%35.32%
3年16.16%13.62%23.18%
5年17.15%15.29%23.36%
引用:Bloomberg

過去5年平均リターンを見るとVONGの実績がもっとも良く、5年前に購入していれば2倍以上に成長しているリターン率です。

VIGのリターンが小さいことについて、その特徴が『連続高配当銘柄ETF』であることがあげられます。

これは直近5年はグロース株のリターンがバリュー株をアウトパフォームしていることを示しています。

しかし、2021年の年初来リターンはVOOが最も優秀な実績を出してるところを見ると、2021年上半期はグロース株にとって厳しい状況だったのがわかります。

VOO・VIG・VONGの運用実績【9ヶ月間】

筆者本人と奥さんの2020年度のNISA口座、娘のジュニアNISA口座での運用実績です。

それぞれ、2020年の12月中旬から下旬の購入ですので、実質9ヶ月間程度の運用利回りとなります。

この間、分配金も出ていますが、ETFは分配金自動再投資ができないので、キャピタルゲインのみの実績です。

VOO運用実績(9ヶ月間)

9ヶ月間の運用実績は好調を維持しています。

ドルベースで20.61%、円ベースで26.47%の上昇でした。

先月比ではドルベース-0.93%の下落です。

VIG運用実績(9ヶ月間)

9ヶ月間での運用実績は、ドルベースで13.03%、円ベースで20.27%の上昇でした。

先月比ではドルベースで-2.86%下落と、先月の上昇を帳消ししてしまいました。

VONG運用実績(9ヶ月間)

ドルベースで22.38%、円ベースで28.33%の上昇でした。

先月比ではドルベースでー0.01%の下落でしたが、3銘柄の中では小幅な下落に留まっています。

為替によるリターン

円ベースでのリターンが大きいのは、2020年の年末が円高でしたので、円安傾向に進む現在は、為替リターンも受け取ることができます。

こちらの日本円表示は、購入時の為替に手数料を加えた単価(日本円)が反映されています。

しかし、実際には事前に『お得なドル転方法』でドル転していますので、もう少しリターンは大きいはずです。

ちなみに、最近SBI証券の米国株専用スマホアプリが誕生し、少し使いやすくなりました。

SBI証券は米国ETFの定期買付ができ、米国株の取扱数も豊富ですので、米国株投資をはじめる人におすすめなネット証券です。

VOO・VIG・VONGのリターン推移

VOO・VIG・VONGのリターン推移を見てみます。

筆者がこちらの3銘柄の比較記事を書いたのが、4月(4ヶ月間実績)からですので、直近6ヶ月の比較となります。

リターン
(ドルベース)
VOOVIGVONG
4ヶ月(4月末)12.44%8.82%10.47%
5ヶ月(5月末)12.36%10.40%7.10%
6ヶ月(6月末)15.48%9.32%14.42%
7ヵ月(7月末)19.11%13.86%20.87%
8ヶ月(8月末)21.54%15.89%22.39%
9ヶ月(9月末)20.61%13.03%22.38%

9ヶ月間リターンを見ると、3銘柄とも今月はマイナスだったものの、例年と比較すると市場は堅調であると判断できそうです。

S&P500のVOOは、昨年10月以来の大幅下落に見舞われましたが、反発して少し値を戻しています。

バリュー株中心のVIGは、8月が堅調だったのに対し9月で大きく売られています。

上半期はVOOにアウトパフォームされていたグロース株のVONGでしたが、現在は3銘柄でもっとも買われています。

市場には様々な不安要素が取り巻いていますが、グロース銘柄のターンは続きそうですね。

VOO・VIG・VONGの値動きに見える今後の米国市場予想

VOO・VIG・VONGの値動きに注視することで、今後の米国市場の予想をしていきます。

VOOを市場全体の平均と考えるであれば、VONGはオフェンシブ銘柄(ハイリスク・ハイリターン)、VIGはディフェンシブ銘柄(ローリスク・ローリターン)と捉えることができます。

そして、その特徴がもたらす相関性は以下のようになります。

・米国市場全体が上昇している時は、VONG(グロース株)がもっともリターン率がいい。

・下落相場がはじまると、VIG(バリュー株)がもっともリターン率がいい。

・市場平均のVOOは常に値動きが安定している

当たり前な理論で単純な相関性ですが、過去実績がハッキリと物語っています。

過去チャートでそれを確認し、2021年の未来を予想してみましょう。

VOO・VIG・VONGのチャート比較

VOO・VIG・VONGのチャートを比較することで、これまでの上昇相場と、直近のグロース株の成長度合いを確認してみましょう。

こちらが、年初来のチャート比較です。

グロースETFのVONG(青)VOO(赤)のリターンをアウトパフォームしました。

また、バリュー株中心のVIG(緑)は再び大きめの調整がきました。

低金利が続く限りはグロース中心のVONGが上昇する傾向にありますが、2022年には金利上昇の可能性がありますね。

リッヒ
リッヒ

毎月20日付近に下落が来とる

次に、直近1ヶ月のチャート比較です。

3銘柄とも騰落の流れは同様ですが、VONG(青)VOO(赤)VIG(緑)がハッキリ見て取れます。

年初来リターンの推移による今後の米国市場予想

年初来リターンの推移による今後の米国市場を予想をしてみます。

ここ
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独断と偏見だから
参考程度にしとくのよ!

2021年の上半期は、一般消費財生活必需品ヘルスケアセクターなどは軟調でした。

一方、好調だったセクターは、金融セクターエネルギーセクターコモディティなどで、実際にS&P500のリターンを超える20%~50%もの上昇を見せています。

年初来のヒートマップを見てみます。

基本的には2021年は上昇相場のため、大きく上昇している銘柄が目立ちます。

30%以上の上昇銘柄も多い中、60%以上の暴騰している銘柄もあります。

暴騰銘柄

・GOOGL(62.29%)
・NVDA(69.14%)
・FTNT(109.99%)
・MRNA(311.78%)

FTNT(フォーティネット)について詳しくはこちら

2021年の年末にかけてテーパリングの開始が示唆される中、市場には不安要素が渦巻いています。

しかし、まだまだ金融相場は続きそうなため、グロース銘柄の上昇が期待できそうです。

とはいえ、9月の1ヶ月のリターンを見ると相場の不安定さが浮き彫りになります。

FOMCは無事通過したとはいえ、中国恒大のデフォルト懸念や、猛威を振るうコロナウイルス変異株の影響などは市場に大きな影を落としました。

アノマリー通り、9月はレイバーデイ明けからは売りが先行しています。

2021年大きな下落はいつ来るの?

2021年も残すところ3ヶ月となりましたが、米国市場には大きな下落は訪れるのでしょうか?

テーパリング開始は大方の予想通り11月になりそうですが、わかっていても市場に緊張が走ると思います。

『テーパリングは市場に織り込み済』との声も聞かれますが、11月のFOMCでテーパリング開始の発表がされると、大きめな下落がありそうな気はしています。

VOO・VIG・VONG 9ヶ月間運用実績公開:まとめ

VOO・VIG・VONGの 9ヶ月間運用実績を公開して、今後の米国市場の予測を立ててみました。

VOO・VIG・VONGの運用実績

・VOO(S&P500)は昨年来の大幅下落
・VIG(バリュー株)も売り先行
・VONG(グロース株)は横ばい

運用実績から見える今後の米国株相場

・レイバーデイ明けの下落相場もバリュー中心に売られている。
・年内にテーパリング開始されるもグロースの堅調は続くか?

短期的にはグロース株の上昇が続く予想をしましたが、2022年末には金利上昇が予想されています。

とはいえ、年末年始の上昇を拾うためにも市場から資金を抜くのも機会損失になりかねなません。

10月も引き続き軟調な相場が予想されていますが、11月のFOMCを注視しながら健全なポートフォリオを維持していこうと思います。

投資は自己責任ですので、自分のリスク許容度を理解して、投資を楽しんでください。

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最後まで読んでくれてありがとう!
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当ブログの『米国ETFまとめ記事』はこちら

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