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こんにちは!
ヘルスケアセクターの
上昇が気になっている『ここ屋』よ!
2021年も好調な米国市場ですが、今後の長期金利の上昇や量的緩和措置の縮小など、株価に影響を与える要因が気になるところです。
景気敏感株のハイテクセクターや金融セクターなどの、ボラティリティが高い状況が続きますが、そんな中で、堅実な成長を見せているセクターがあります。
それが、ヘルスケアセクターです。
今回は、期待のおすすめヘルスケアセクターに焦点を当てて、ヘルスケアETFについて徹底比較をしていきたいと思います。
①ヘルスケアセクターが注目される理由
興味を持ってもらえたら続きをご覧ください
②ヘルスケアETFの紹介(比較解説)
どんなものがあるか一緒に見てみましょう
③おすすめのヘルスケアETFについて
好みのETFの答え合わせです
2021年ヘルスケアセクターが注目される理由

2021年ヘルスケアセクターが、注目される理由はいくつかあります。
そもそもヘルスケアセクターとは、暴落時にも下落しにくいディフェンシブ銘柄が多いことが知られています。
基本的にはバリュー株と言われる、ジョンソン&ジョンソンのような安定した銘柄が多いですね。
2020年のコロナウイルスによるパンデミックでは、ハイテク株などは大幅な下落をしたのに対して、ヘルスケア株の下落はその半分くらいに留まりました。

安定株のイメージあるな
その後、コロナショックからの回復を目的とした、米政府やFRBによる金融政策や量的緩和などにより、グロース株は急激な高騰を見せました。
一方、これまでのヘルスケアセクターに関しては、ロックダウンによる手術率の低下や、不急の外出禁止などにより業績の伸びはイマイチでした。
では何故、今後はヘルスケアセクターが注目を浴びるのでしょうか?
コロナワクチンの開発から普及へ
全米のコロナワクチン接種率は、2021年4月21日現在で41%(1回目接種)達成。
今年の夏までには、集団免疫達成(75%)する見込みとのこと。


バイデン大統領は
22日には51%言っとったな
今後も続々と、2回目の接種を受ける米国民は増えていくことでしょう。
ユーロ圏での接種が多少遅れていますが、米国に続いて集団免疫が達成される日も、そう遠くない未来に実現できそうな見込みです。
その後、新興国や発展途上国にもワクチンが行き渡り、世界のパンデミックは終息を迎えることでしょう。
また、コロナワクチンの効果は、半年から1年未満と言われています。
悲しいことに、2021年以降にも、世界中がワクチンの接種を必要とする未来が待ち受けているようです。
もちろん、このワクチンを開発・普及しているのが、ヘルスケアセクターとなります。
今までは、安定株のバリュー株扱いでしたが、今後は絶対必要な必需セクターとなりそうです。
先進国の高齢化と新興国の先進医療化
今後、ヘルスケアセクターが注目される理由として、先進国の高齢化と新興国の先進医療化があげられます。
日本同様に、米国をはじめとする欧州などの先進国は、高齢化が進んでいます。
人生100年時代とも言われていますが、今後は健康寿命すら延びていくことでしょう。
これによりヘルスケアセクターは、今まで以上の需要が発生し、より高度な医療技術が求められることとなりでしょう。

ゲノムやバイオなんかは
近い将来に身近になるんかな
また新興国に関しても、経済の成長にともなって先進医療化が進むことでしょう。
中国、インド、ブラジルなどの人口の多い国々が、先進医療を求め始めたら、ヘルスケアセクターの需要の爆上げは必至です。
ヘルスケアセクターの株は割安である
コロナショックからの急回復を見せる情報技術、通信、消費財、素材などは、過熱感が増しており、すでに割高とも言われています。
現に、PERが30倍や50倍以上などといった株も多く存在します。
一方、ヘルスケアセクター株については、未だ10倍に満たない株も散見されます。
割安なバリュー株に投資をすることは、投資の神様ウォーレン・バフェットが良いお手本でしょう。
投資の神様ウォーレン・バフェット氏が言っています
2020年の年末にウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャーハサウェイ社が、長年抱き続けてきたコストコやウェルズファーゴ、アップルなどの株を売却しています。
そして、その代わりに購入したのが、ファイザー、ブリストル・マイヤーズ、メルクなどのヘルスケア株です。
ヘルスケア株を大量に買い増し、セクターの比率を2倍にしているんですよね。
知っていました?
これが何を示しているかは、投資に興味があるみなさんなら、ご存じのはずです。
つまりは、そういうことです。
ヘルスケアセクターが爆上げのサインを出している
最近ヘルスケアセクターが、爆上げのサインを出しているのはご存じでしょうか?
こちらが実際のヘルスケアセクターのヒートマップです。

4月中旬の1週間を切り取ったヒートマップですが、他と比べてもヘルスケアセクターの上昇率が輝いています。
次に、こちらはコロナショック後の1年間のヒートマップです。

他セクターは、コロナバブルと言われるほど急回復を見せている中、ヘルスケアセクターだけはまだ、その恩恵をあずかっていませんでした。
かと言って、ヘルスケアセクターの個別株に投資するにはリスクがありますよね。
コロナワクチンの開発や承認、製造や普及に至っては、さまざまなリスクがあります。
製薬の不備や供給量の不足、それにまつわる控訴や、決算ミスなど。
リスクをあげればきりがありません。
しかし、そんなヘルスケアセクターに、丸っと分散投資できるヘルスケアETFがあります。
【2021年注目】期待のおすすめヘルスケアETF徹底比較!

【2021年注目】期待のおすすめヘルスケアETF徹底比較と題して、おすすめのETFを比較解説していきます。
今回紹介するヘルスケアETFは、以下の4銘柄です。
XLV・VHT・IXJ・PPH
注目されるETFとして、2021年資金流入ランキングには、XLVが堂々の7位にランクインしています。
それぞれの概要、過去リターン、上位構成銘柄、比較チャートを見ていきます。
ヘルスケアETF徹底比較【概要】
ヘルスケアETFの概要比較をしてみます。
ティッカー | XLV | VHT | IXJ | PPH |
---|---|---|---|---|
名称 | ヘルスケア セレクト・セクター SPDRファンド | バンガード ヘルスケアETF | iシェアーズ グローバル ヘルスケアETF | ヴァンエック ベクトル ファーマシューティカル ETF |
運用会社 | ステートストリート | バンガード | ブラックロック | ヴァンエック |
設定日 | 1998/12/22 | 2004/01/30 | 2001/11/16 | 2011/12/21 |
純資産額 | 263億ドル | 146億ドル | 28.5億ドル | 2.25億ドル |
ベンチマーク | ヘルスケア セレクト セクター指数 | MSCI US インベスタブル マーケット・ヘルスケア インデックス | S&Pグローバル ヘルスケア株指数 | ファーマシューティカル25 インデックス |
経費率 | 0.13% | 0.10% | 0.46% | 0.35% |
分配金 | 1.29% | 1.05% | 1.08% | 1.99% |
XLVが1番歴史が古く、総資産額も最大です。
経費率はVHTが最安で、さすがバンガードです。
ヘルスケアETF徹底比較【過去リターン】
ヘルスケアETFのリターンの比較をしてみます。
ティッカー | XLV | VHT | IXJ | PPH |
---|---|---|---|---|
リターン 年初来 | 9.17% | 7.98% | 6.12% | 6.54% |
リターン 1年 | 29.35% | 33.88% | 24.46% | 23.36% |
リターン 3年 | 16.68% | 17.62% | 15.07% | 9.41% |
リターン 5年 | 13.41% | 14.69% | 11.53% | 4.93% |
過去リターンではPPHがやや劣るものの、年初来リターン(4ヶ月)では、どの銘柄も好スタートを切っています。
直近1年のリターンは、コロナショックからの急回復のため、あまり参考にはなりません。
ヘルスケアETF徹底比較【上位構成銘柄】
ヘルスケアETFの上位構成銘柄を比較してみます。
XLV | VHT | IXJ | PPH |
---|---|---|---|
Johnson & Johnson | Johnson & Johnson | Johnson & Johnson | Eli Lilly |
United Health | United Health | United Health | Catalent |
Abbott Laboratories | Abbott Laboratories | Roche Holding | Johnson & Johnson |
AbbVie | Pfizer | Novartis | Bristol Myers |
Pfizer | Merck & Co | Abbott Laboratories | AbbVie |
Merck & Co | AbbVie | AbbVie | Novartis |
ジョンソン&ジョンソン、ユナイテッドヘルス、アボット・ラボラトリーズ、アッヴィ、ファイザー、メルクなど、日本でも聞き馴染みのある製薬会社もありますね。
XLVとVHTは上位銘柄が、ほとんど同じです。
ヘルスケアETF徹底比較【比較チャート】
ヘルスケアETFの比較チャートをしてみます。
直近1年の4銘柄のチャートです。

1番上げているのがVHT(黄)です。
4銘柄とも上昇はしていますが、コロナショックからの戻りについては、他セクターに比べてそれほど大きくありません。

S&P500は50%も
上げとるもんな
2021年の年初来(4ヶ月)のリターンを見てみます。

最近ではXLV(青)がもっとも上昇しているのがわかります。
特に、4月に入ってからはヘルスケアセクターの上昇が目立つようになりました。
ちなみに、この比較チャートは『Yahooファイナンス』を使用していますが、無料で色々な機能があり非常に便利です。
詳しい使い方は、こちらの記事で解説しています。
おすすめのヘルスケアETFについて

ここまで、2021年にヘルスケアセクターがなぜ注目されるのかを見てきました。
また、ヘルスケアETFの比較解説を見てきたみなさんは、どのETFが気になりましたかね?
2021年の資金流入ランク7位で、純資産総額が最大のXLVですか?
もちろんXLVは、ヘルスケアETFの大本命と言っていいと思います。
しかし、今回『ここ屋』では、VHTをおすすめします。
理由としては、XLVの構成銘柄が60程度であることに対して、VHTに関しては400以上もあることがあげられます。
確かに、少ない構成銘柄数のXLVは、高騰する時は爆上げすると考えられます。
しかし、下落に関して言えば、銘柄数の分散が効いたVHTの方が、底堅い値動きをしてくれると考えられます。
また、XLVはS&P500に含まれるヘルスケア銘柄に限られますので、大型株のみで構成されます。
一方のVHTであれば、成長著しい小型株からも利益をいただけると考えたからです。
その他のセクターETF
米国ETFは多岐にわたり数多く存在します。
人気のインデックス投資に適したVT(全世界株式)、VTI(全米株式)、VOO(S&P500)などは広く分散されたボラティリティの低いETFと言えます。
対してテーマ型ETFは多様に渡り、近年ではロボットや宇宙、バイオやドローンのような最新技術へのETFなども人気があります。
その中でも大きく『セクター』と呼ばれる区分された分野に投資するETFをセクターETFと呼びます。
米国株におけるセクターとは
米国株におけるセクターとは、大きく11セクターほどに分けられています。
今回、解説したヘルスケアETFの他にも興味があったら、記事を読んでみて下さい。

それぞれに解説記事の
リンクを貼ってあるわ!
【2021年注目】期待のヘルスケアETF:まとめ

2021年ヘルスケアETFが注目される理由
・コロナワクチンの需要の拡大と、約束された継続。
・先進国の高齢化と新興国の先進医療化。
・ヘルスケアセクターの株は割安であること。
・ウォーレンバフェット氏も注目している。
・今後高騰するサインを出している。
2021年注目のヘルスケアETFは4種類
・XLV
・VHT
・IXJ
・PPH
ここ屋がおすすめするETFはこれ!
◎大本命 XLV
★大注目 VHT
投資は自己責任ですので、自分のリスク許容度を理解して、投資を楽しんでください。

最後まで読んでくれてありがとう!
他にもお得情報がいっぱいですので
別の記事も読んでみてね!
米国ETFに興味がある人は、まとめ記事がありますので参考にしてみて下さい。
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