・おすすめの米国ETFを知りたい
・2021年下半期の注目銘柄を知りたい
・公益事業セクターETFについて知りたい
・公益事業セクターETFの比較をしたい
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こんにちは!そろそろ
リスクヘッジを考えてる『ここ屋』よ!
2021年も半分が過ぎ好調だった米国株も、夏枯れ相場から金融引き締めによる下落が心配される下半期がはじまりました。
コロナバブルに沸く2020年ー2021年ですが、現在はバブル崩壊がいつ来てもおかしくない状況下に置かれています。
いつまでも景気敏感株やハイテク株メインのポートフォリオのままですと、いざ暴落が来た時には頭を抱えて呆然とするしか手段がありません。
そんな不景気な状況下でも安定した成長を見せるセクターがあります。
そこで今回の記事では、公益事業セクターETFについて比較解説していきたいと思います。
テーマ型ETFとは

テーマ型ETFとは、広いセクターに分散された一般的なインデックスファンド(VTIやVOOなど)とは異なり、偏ったセクターに投資をするETFのことです。
テーマ型ETFは多様に渡り、近年ではロボットや宇宙、バイオやドローンのような最新技術へのETFなども人気があります。

ハイリスクなキラキラ銘柄やな
その中でも大きく『セクター』と呼ばれる区分された分野に投資するETFをセクターETFと呼びます。
米国株におけるセクターとは
米国株におけるセクターとは、大きく11セクターほどに分けられています。

それぞれに解説記事の
リンクを貼ってあるわ!
今回注目するのは、この中の『公益事業セクター』に連動するETFです。
公益事業セクターETFとは

公益事業セクターETFとは、名前の通り公益事業関連銘柄を集めたETFです。
国民の日常生活に不可欠なサービスを提供する産業のこと。
具体的には、電気・ガス・水道・独立系発電事業者・再生エネルギー系発電事業者など。

インフラ設備をメインとした
企業の株ってことやな
日本の公共工事は、道路やトンネル、橋や高速道路を連想しますが、それとは少し印象が異なりますね。
ちなみに公益事業セクターはS&P500の中での占める割合は、11セクターの中でも最も少ない部類に入ります。
おすすめの公益事業セクターETF比較

おすすめの公益事業セクターETFを比較していきます。
今回、解説する公益事業セクターETFは、以下の3銘柄です。
おすすめの公益事業セクターETFは『VPU』『XLU』『IDU』
おすすめの公益事業セクターETF3銘柄『VPU』『XLU』『IDU』について比較解説していきます。

公益事業は英語で
ユーティリティって言うのよ!
公益事業セクターETF概要比較
公益事業セクターETFの概要を比較していきます。
VPU | XLU | IDU | |
---|---|---|---|
銘柄名 | Vanguard Utilities ETF | Utilities Select Sector SPDR Fund | iShares U.S. Utilities ETF |
運用会社 | バンガード | ステート ストリート | ブラックロック |
設立日 | 2004/01/30 | 1998/12/16 | 2000/06/20 |
純資産額 | 47.70億ドル | 116.92億ドル | 8.07億ドル |
ベンチマーク | MSCI US インベスタブル マーケット ユーティリティーズ 指数 | ユーティリティ セレクト セクター指数 | ダウ・ジョーンズ 米国公益事業 セクター指数 |
経費率 | 0.10% | 0.12% | 0.43% |
分配金 | 2.86% | 3.05% | 2.74% |
XLUがもっとも古く純資産額も大きいですが、経費率はVPUが最安値です。
大手3社の中でも、常にバンガード社のETFは経費が低く設定されています。

さすがバンガードや
配当は高めですが、高配当と呼ぶには少し低いかなと言った感じですね。
IDUは経費率も高めで、純資産額も小さいのが少し気になります。
公益事業セクターETF過去リターン比較
公益事業セクターETFの過去リターンを比較してみます。
VPU | XLU | IDU | |
---|---|---|---|
年初来 リターン | 5.03% | 5.20% | 5.01% |
1年リターン | 14.66% | 14.79% | 14.55% |
3年リターン | 9.88% | 10.87% | 9.53% |
5年リターン | 8.01% | 8.11% | 7.49% |
どこをとってもS&P500をアンダーパフォームしています。
現段階では、コロナ回復経済には乗り切れていない感じがしますね。

公益事業って魅力ないんか?
公益事業セクターETF上位組入れ銘柄比較
公益事業セクターETFの上位組入れ銘柄の比較をしてみます。
VPU | XLU | IDU |
---|---|---|
NEE (ネクステラ・エナジー) | NEE (ネクステラ・エナジー) | NEE (ネクステラ・エナジー) |
DUK (デューク・エナジー) | DUK (デューク・エナジー) | DUK (デューク・エナジー) |
SO (サザン) | SO (サザン) | SO (サザン) |
D (ドミニオン・エナジー) | D (ドミニオン・エナジー) | D (ドミニオン・エナジー) |
EXC (エクセロン) | EXC (エクセロン) | EXC (エクセロン) |
AEP (アメリカン・エレクトリック・パワー) | AEP (アメリカン・エレクトリック・パワー) | AEP (アメリカン・エレクトリック・パワー) |
SRE (センプラ・エナジー) | SRE (センプラ・エナジー) | SRE (センプラ・エナジー) |
XEL (エクセル・エナジー) | XEL (エクセル・エナジー) | XEL (エクセル・エナジー) |
PEG (PSEG) | PEG (PSEG) | PEG (PSEG) |
WEC (WECエナジー・グループ) | AWK (アメリカン・ウォーター・ワークス) | AWK (アメリカン・ウォーター・ワークス) |
3銘柄とも上位組入れ銘柄は、ほとんど変わりませんね。

サザン以外
聞いたことない銘柄ばかりや
公益事業セクターETFチャート比較
公益事業セクターETFの直近5年のチャート比較をしていきます。

VPU(赤)、XLU(青)、IDU(緑)3銘柄ともほぼ同様のチャートです。
もう少し長期のチャートで見ると、微かにVPU(赤)>IDU(緑)>XLU(青)となりますが、どんぐりの背比べです。

組入れ銘柄がほとんど一緒だからよ!
公益事業セクターETFの今後の展望

公益事業セクターETFの今後の展望を語る上では、やはりバイデン大統領の金融政策である『インフラ投資案』に頼るところが大きいと思われます。
バイデン大統領の法案次第?
バイデン大統領は2021年1月の就任以来、公約に掲げていた政策について次々に議会決議案として提出しています。
しかし、実際には8年間で2兆ドルの『米国雇用計画』も、共和党に譲歩する形で1.2兆ドルに大幅縮小するなど、インフラ投資計画は法案が可決される保証はありません。
法案が可決に至るようなことがあれば、公益事業セクターについても大きな恩恵を受ける可能性がありますけどね。
不景気時でも公益事業セクターは安定したリターン
公益事業セクターは、株式市場が不景気な時でも安定したリターンが望めます。
こちらは公益事業セクターETFのVPU(赤)とS&P500(水色)の、ある時期を切り取ったチャートです。

リーマンショック直前の2004年から2008年のチャート比較ですが、公益事業セクターETFのVPUがS&P500を大きくアウトパフォームしています。
2000年から2010年は米国市場の停滞期であったため、S&P500の価格推移も軟調でした。
しかし、その間でも公益事業セクターは順調に価格を吊り上げて、市場平均を大きく上回っています。
公益事業セクターETFはバブル崩壊のリスクヘッジになる
2021年の米国市場は、いつバブル崩壊が起きてもおかしくありません。
テーパリングや金利の引き上げが行われることで、少なからず株価は下落し経済の成長も停滞すると言われています。
そんな今だからこそ、割安で放置されている不景気に強い公益事業セクターETFを保有しておくことは、下落相場のリスクヘッジにもなるかと考えられます。
MACDがゴールデンクロスしている
もうひとつ公益事業セクターETFについて明るい話題です。
年初来では大きな上昇を見せていない公益事業セクターですが、先日(7/6)にMACDがゴールデンクロスをしました。
MACDとは、テクニカルチャート分析のひとつで、ゴールデンクロスとは下落トレンドから上昇トレンドに転換するサインと言われています。

これを見逃す手はないと思います。
おすすめの公益事業セクターETFまとめ

おすすめの公益事業セクターETFをまとめます。
◎米国の代表的なセクターは11種類
◎公益事業セクターとは
・日常生活に不可欠なサービスを提供する産業
・具体的には電気・ガス・水道などのインフラがメイン
・S&P500の中では割合が小さい
◎おすすめの公益事業セクターETFは『VPU・XLU・IDU』
・3銘柄とも上位組入れ銘柄はほど同じ
・3銘柄とも過去リターンも変わらない
・VPUがもっとも経費が安い
◎公益事業セクターETFの今後の展望は
・バイデン政権の法案可決次第では高騰?
・不景気にも強いのでバブル崩壊のリスクヘッジになる
・MACDがゴールデンクロスしている
VPUとXLUは経費率もほぼ変わりませんが、VPUの組入れ銘柄数はXLUの倍以上あるので、分散が効いて経費も安いVPUがおすすめですかね。
投資は自己責任ですので、自分のリスク許容度を理解して、投資を楽しんでください。

最後まで読んでくれてありがとう!
他にもお得情報がいっぱいですので
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米国ETFに興味がある人は、まとめ記事がありますので参考にしてみて下さい。
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