・おすすめの米国ETFを知りたい
・素材セクターETFの特徴を知りたい
・素材セクターETFの買い時を知りたい
クリックでブログランキングの応援をしてください。
(応援してくれるみなさん、いつもありがとうございます。)

こんにちは!
上昇セクターを探している
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!
2023年には上昇が期待される米国市場ですが、昨年にはハイテク株が相場をけん引する時代が終わりを告げました。
賢明なる投資家は次なる上昇セクターを探しているのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、素材セクターETFの比較と、今後の展望について解説していきたいと思います。
テーマ型ETFとは

テーマ型ETFとは、広いセクターに分散された一般的なインデックスファンド(VTIやVOOなど)とは異なり、偏ったセクターに投資をするETFのことです。
テーマ型ETFは多様に渡り、近年ではロボットや宇宙、バイオやドローンのような最新技術へのETFなども人気があります。

ハイリスクなキラキラ銘柄やな
その中でも大きく『セクター』と呼ばれる区分された分野に投資するETFをセクターETFと呼びます。
米国株におけるセクターとは
米国株におけるセクターとは、大きく11セクターほどに分けられています。

それぞれに解説記事の
リンクを貼ってあるわ!
今回注目するのは、この中の『素材セクター』に連動するETFです。
素材セクターETFとは

素材セクターETFとは、素材関連銘柄を集めたETFです。
基本的にはBtoB産業が多く消費者向けではないので馴染みのないセクターです。
具体的には化学、建設資材、ガラス、紙、鉱業、製鉄業などです。

産業系の材料ってとこやな
ちなみに素材セクターは、S&P500の時価総額での占める割合はもっとも小さく3%程度です。
おすすめの素材セクターETF比較

おすすめの素材セクターETFを比較していきますが、解説する素材セクターETFは以下の3銘柄です。
おすすめの素材セクターETFは『VAW』『XLB』『IYM』
おすすめの素材セクターETF3銘柄『VAW』『XLB』『IYM』について比較解説していきます。

いわゆるシクリカル銘柄ってやつね!
素材セクターETF概要比較
素材セクターETFの概要を比較していきます。
ティッカー | VAW | XLB | IYM |
---|---|---|---|
銘柄名 | Vanguard Materials ETF | Materials Select Sector SPDR Trust | iShares U.S.Basic Materials ETF |
運用会社 | バンガード | ステート ストリート | ブラックロック |
設立日 | 2004/01/30 | 1998/12/22 | 2000/06/20 |
純資産額 | 28.34億ドル | 52.50億ドル | 7.17億ドル |
ベンチマーク | MSCI US Investable Market Materials Index | マテリアルズ セレクト セクター指数 | ダウ・ジョーンズ 米国素材 セクター指数 |
経費率 | 0.10% | 0.10% | 0.39% |
分配金 | 2.23% | 2.62% | 2.27% |
組入れ銘柄数 | 約110 | 25 | 約50 |
XLBが設定日も古く、純資産額も最大です。経費率はXLBとVAWが最安です。

分配金はVOOと変わらん感じや
素材セクターETF過去リターン比較
素材セクターETFの過去リターンを比較してみます。
ティッカー | VAW | XLB | IYM |
---|---|---|---|
1年リターン | -11.79% | -12.31% | -9.13% |
3年リターン | 10.30% | 10.44% | 10.39% |
5年リターン | 6.46% | 7.31% | 5.98% |
3銘柄ともに同じような値動きをしていますね。やはり2022年はマイナスでしたが、S&P500指数の▲19%よりはマイルドでした。

長期では市場平均より多少劣るか
素材セクターETF上位組入れ銘柄比較
素材セクターETFの上位組入れ銘柄の比較をしてみます。
VAW | XLB | IYM |
---|---|---|
LIN (Linde PLC) | LIN (Linde PLC) | LIN (Linde PLC) |
APD (エアープロダクツ) | APD (エアープロダクツ) | APD (エアープロダクツ) |
SHW (シャーウィン・ウィリアムズ) | SHW (シャーウィン・ウィリアムズ) | FCX (フリーポート・マクモラン) |
FCX (フリーポート・マクモラン) | FCX (フリーポート・マクモラン) | NEM (ニューモント) |
CTVA (コルテバ) | CTVA (コルテバ) | ECL (エコラボ) |
上位組入れ銘柄も似たような感じですね。

聞いたことない銘柄が多いな
素材セクターETFチャート比較
素材セクターETFの直近5年のチャート比較をしていきます。
ほとんど変わりませんが、XLB(赤)>VAW(青)>IYM(緑)のリターンの大きさです。

ほとんど誤差ね!
素材セクターETFの特徴と今後の展望

素材セクターETFの今後の展望を考察するにあたり、2023年現在の景況感をまとめる必要がありそうです。
現在の米国市場において、素材セクターの特徴がフィットできるのかを検証していきましょう。
素材セクターは景気に敏感
素材セクターはシクリカル銘柄とも呼ばれ、『景気敏感株』とも言われています。素材セクターを構成する銘柄には、工業系の機械を生産していたり工業製品に使用する素材そのものを取り扱う企業があります。
2022年には景気がピークアウトしたと言われる米国市場において、素材セクターにとって今後は軟調な相場になるのではないかと予測されます。
景気回復局面では市場平均を大きく上回る
景気敏感株の素材セクターは、景気回復局面では市場平均のリターンを大きく上回ります。
こちらは2020年コロナショックからの回復相場の1年間ですが、素材セクターETF(赤)が+70%なのに対して、S&P500(青)は+57%でした。素材セクターのリターンは市場平均を2割以上もアウトパフォームしています。
景気の回復局面では素材セクターの上昇の方が大きくなるようです。
長期でも市場平均を上回る素材セクターのリターン
先ほどは景気上昇局面でのリターンの比較をしてきましたが、実は素材セクターETFは長期に渡り市場平均を上回ってきました。
こちらは素材セクターETFのXLBの設定来の株価チャートを、S&P500と比較したものになります。
1999年より2022年までの23年間で比較してみると、S&P500が+211%上昇しているのに対して、素材セクターETFのXLBは+260%の上昇をしています。
確かに2000年代は米国の景気が良かった時代でした。とはいえ、これからも米国市場の成長を信じるのであれば、素材セクターはこれからも市場平均を上回る可能性があります。
2022年の素材セクターと市場平均の比較
長期的に素材セクターETFが市場平均(S&P500)のリターンを上回るとしても、2023年の素材セクターのリターンがどうかが気になりますよね。
今後の素材セクターが市場平均のリターンを上回ることができるかどうかは、直近の2022年の相場を見る必要があります。
2022年のS&P500は▲19%ほど下落しました。これに対して素材セクターETFのXLBは▲13%と市場平均よりは下落が限定的でした。
特に10月から11月にかけての上昇局面ではS&P500を大きくアウトパフォームしています。この時期は利上げペースの減速が発表された期間でしたから、2023年に利上げが終わるようなことがあれば、素材セクターの大きな上昇が期待できそうです。
景気のピークを越えるとシクリカル銘柄は低迷する
これまでは素材セクターの良い期間ばかり見てきましたが、素材セクターにも弱点はあります。
シクリカル銘柄(景気敏感株)の素材セクターETFは、景気のピークを越えてしまうと株価は低迷します。
米国市場では景気回復のピークが2021年の5月と言われ、コロナショックからはじまった金融相場は、2021年5月にはピークを迎えたと考えられています。
この時、素材セクターは急落して市場平均(S&P500)をアンダーパフォームしました。
素材セクターETFの買い時はいつ?
素材セクターETFの買い時は、景気回復局面の初期段階です。景気回復を終えて景気後退に向かっている現在では買い時とはほど遠い状況です。
今回のコロナショックの教訓として、次回の暴落後にエントリーすることで大きなリターンを望めるかも知れません。
おすすめの素材セクターETFまとめ

おすすめの素材セクターETFをまとめます。
◎米国の代表的なセクターは11種類
◎素材セクターとはBtoB産業銘柄の集合体
・S&P500の時価総額での占める割合はもっとも小さい3%未満
・化学、建設資材、ガラス、紙、鉱業、製鉄業など
◎おすすめの素材セクターETFは『VAW・XLB・IYM』
・ リターンの大きさはXLB>VAW>IYM
・XLBがもっとも純資産額が大きい
・XLBとVAWがもっとも経費が安い
◎素材セクターETFの今後の展望は
・景気後退局面では上昇は厳しい
・利下げがはじまれば上昇が期待できる
素材セクターETFを購入するであれば、純資産額が大きく過去リターンの実績もあるXLBがおすすめです。
分散投資を望むであれば銘柄数がもっとも多く、中・小型株を含み、経費率がもっとも安いVAWも良いかも知れません。
投資は自己責任ですので、自分のリスク許容度を理解して、投資を楽しんでください。
米国ETFに興味がある人は、まとめ記事がありますので参考にしてみて下さい。

最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。
記事が良かったと思ったら⇩クリックしてもらえると励みになります
SBI証券の新サービス『クレカ積立』でお得にポイントがもらえるサービスです。
SBI証券『クレカ積立』について詳しくはこちら
通常の申し込みページよりもお得な『紹介特典2,000ポイント』がもらえるURLを貼っておきます。
ビットコインと言えば500円から仮想通貨が買えるコインチェック!
このリンクから会員登録すると、もれなく1,000円プレゼントされます!
*紹介URLをクリックして表示されたページから、別のページに移動してしまうと、報酬対象外になります。
コメント