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米国ETF『VOO・VIG・VONG』【17ヶ月間の運用実績公開】下落の大底は深い

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米国ETF
こんな人におすすめな記事

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・米国ETFの特徴を知りたい
・どのETFがいいか知りたい
・米国市場の今後の予想を知りたい

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こんにちは!
含み損に慣れてきた
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!

2022年続落する米国市場に落胆してきた投資家も、今週の上昇で期待に胸を膨らませているのではないでしょうか?

とはいえ、金融引き締めははじまったばかりでインフレの鎮静化はいつになるのか予想も付きません。

これからFRBによる利上げの加速やQT(バランスシート縮小)が予測されている中、われわれ個人投資家のとるべき道はどこにあるのでしょうか?

そこで今回の記事では、筆者の実際の資産運用を参考にして、2022年17ヶ月間の米国市場の推移と今後の予想を解説していきたいと思います。

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【17ヶ月間運用実績公開】米国ETF『VOO・VIG・VONG』

今回、運用実績を公開するのは米国の代表的なETFで、大きく特徴が異なる3銘柄です。

3銘柄の値動きを把握することで、現在の米国市場のトレンドを感じることができると思います。

その3銘柄とはVOOVIGVONGです。

これから、この3銘柄の基本的な概要と特徴を把握した上で、実際の運用状況を見て今後の米国市場の予想を解説していきたいと思います。

米国ETF『VOO・VIG・VONG』の概要

米国ETF『VOOVIGVONG』の概要(2022.5.29現在)です。

ちなみにこの3銘柄は、実際に筆者本人と家族の2020年度にNISA口座で購入した銘柄です。

ティッカーVOOVIGVONG
名称Vanguard
S&P500
ETF
Vanguard
Dividend
Appreciation ETF
Vanguard
ussell1000
Growth
運用会社バンガードバンガードバンガード
設立日2010/09/092006/04/272010/09/22
ベンチマークS&P500
指数
ナスダック
米国ディビデンド
アチーバーズ
セレクト指数
ラッセル1000
グロース
インデックス
純資産総額$262.000B$64.357B$6.889B
経費率0.03%0.06%0.08%
配当利回り1.44%1.79%0.75%
引用:Bloomberg

直近の株価下落により、3銘柄ともさらに時価総額が減少しています。

リッヒ
リッヒ

VOOは先月比$10Bも時価総額が減少しとる

VOO・VIG・VONGのベンチマークと特徴

それぞれのベンチマークと特徴を、簡単に解説していきます。

VOO

ベンチマークは【S&P500】
米国の株式市場に上場している大型株500銘柄の時価総額加重平均指数。
およそ500銘柄で、時価総額は米国に上場している約4,000株の8割を占める。
構成銘柄上位は、AppleMicrosoftAmazonTeslaAlphabet(Google)
米国全体の株価指数と言っても過言ではない。
SPYとIVVは同じS&P500がベンチマーク。
実際に米国株式全体をベンチマークとするVTIとは、ほぼ同等の値動きをする。
VTIについて詳しくはこちらの記事

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ベーシックかつ
世界最高峰のベンチマークよ!

VIG

ベンチマークは【ナスダック米国ディビデンド・アチーバーズ・セレクト指数】
10年以上連続増配実績を持つ銘柄で構成される。(REITは除く)
連続増配株を集めているわりに、近年の分配金率は低くVOOとそれほど変わらない。
増配株を集めているだけあって、比較的大型バリュー株が中心
比較的ディフェンシブ銘柄が多め。
NASDAQと名前についているが、NASDAQ市場に限った銘柄ではない。
構成銘柄上位は、Home DepotJPMorganJ&JP&GMicrosoftWalmartVISA

リッヒ
リッヒ

地味やけど底堅い
バリュー株寄りのETFやな

バリューETFについて詳しくはこちらの記事

VONG

ベンチマークは【ラッセル1000グロース・インデックス】
ラッセル1000(大型株)のうちのグロース株で構成される。
グロース銘柄中心のため、上昇相場ではリターンはS&P500を凌ぐ
景気敏感株を多く含むので、下落局面ではディフェンス力は低め
構成銘柄上位は、AppleMicrosoftAmazonteslaNVIDIA

ここ
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個人投資家が好きそうな
グロース株ETFよ!

グロースETFについて詳しくはこちらの記事

VOO・VIG・VONGの過去リターン

前項の特徴を踏まえた上で、過去リターンを見ていきましょう。

まずは、Bloombergから引用したリターン率です。

リターンVOOVIGVONG
年初来-12.26%-9.48%-21.53%
1年0.42%1.41%-5.67%
3年15.55%13.78%17.54%
5年13.44%12.93%16.15%
引用:Bloomberg

VOOVIGの1年リターンが、マイナスからプラスに転じました。

グロース株を多く含むVONGは、年初来で▲21%の下落をしていますが金融相場になると威力を発揮するので、5年リターンはもっとも大きいことがわかります。

そして、VOOの直近1年パフォーマンスがVIGに劣後するといった現象が起きていますので、完全にバリュー優位の相場展開になっていることがわかります。

リッヒ
リッヒ

トレンド転換でバリューのターンが続きそうやな

VOO・VIG・VONGの運用実績【17ヶ月間】

筆者本人と奥さんの2020年度のNISA口座、娘のジュニアNISA口座での運用実績です。

それぞれ、2020年の12月中旬から下旬の購入ですので、実質17ヶ月間程度の運用利回りとなります。

この間、分配金も出ていますが、ETFは分配金自動再投資ができないので、キャピタルゲインのみの実績です。

VOO運用実績(17ヶ月間)

17ヶ月間の運用実績は、ドルベースで+12.46%、円ベースで+35.45%の上昇でした。

先月比ではドルベースで▲0.22%の下落でした。

リッヒ
リッヒ

ドル高の恩恵で円ベースは
大きな含み益で助かっとる

ここ
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為替リスクはプラスにも働くのよ!

先月比ではマイナスとなっていますが、週足の米国市場がプラスに転じたことから、これからの回復に期待が持てます。

VIG運用実績(17ヶ月間)

17ヶ月間での運用実績はドルベースで+10.56%、円ベースで+35.12%の上昇でした。

先月比ではドルベースで▲0.18%の下落でした。

リッヒ
リッヒ

小幅と言えどもバリューも下落や

ここ
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相場が軟調でも下落幅が限定的で助かるわ!

VONG運用実績(17ヶ月間)

17ヶ月間での運用実績は、ドルベースで+1.84%、円ベースで+22.65%の上昇でした。

先月比ではドルベースで▲2.69%の下落でした。

ここ
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3銘柄の中ではもっとも
下落幅が大きかったわ!

リッヒ
リッヒ

含み益もなくなりそうや

逆金融相場や逆業績相場などでは、グロース株にとって厳しい状況となりますが、次に訪れる金融相場では一気に巻き返してくれるはずです。

為替によるリターン

円ベースでのリターンが大きいのは、2020年の年末が円高($1=105円前後)だったため円安傾向に進む現在は、為替リターンも受け取ることができます。

こちらの日本円表示は、購入時の為替に手数料を加えた単価(日本円)が反映されています。

しかし、実際には事前に『お得なドル転方法』でドル転していますので、もう少しリターンは大きいはずです。

SBI証券は米国ETFの定期買付ができ米国株の取扱数も豊富ですので、米国株投資をはじめる人におすすめなネット証券です。

VOO・VIG・VONGのリターン推移

VOOVIGVONGのリターン推移を見てみます。

筆者がこちらの3銘柄の比較記事を書いたのが、2021年4月(4ヶ月間実績)からですので、直近14ヶ月の比較となります。

リターン
(ドルベース)
VOOVIGVONG
4ヶ月(4月末)12.44%8.82%10.47%
5ヶ月(5月末)12.36%10.40%7.10%
6ヶ月(6月末)15.48%9.32%14.42%
7ヵ月(7月末)19.11%13.86%20.87%
8ヶ月(8月末)21.54%15.89%22.39%
9ヶ月(9月末)20.61%13.03%22.38%
10ヶ月(10月末)22.71%17.11%23.60%
11ヶ月(11月末)26.86%19.75%29.23%
12ヶ月(12月末)26.65%19.93%28.77%
13ヶ月(1月末)17.40%13.13%12.40%
14ヶ月(2月末)14.23%10.25%8.19%
15ヶ月(3月末)22.57%15.78%17.38%
16ヶ月(4月末)12.68%10.74%4.53%
17ヶ月(5月末)12.46%10.56%1.84%

17ヶ月間リターンを眺めると3銘柄とも2021年は大きく上昇しましたが、2022年に入り調整局面を迎えていることがわかります。

S&P500をベンチマークとしたVOOは、2021年12月の高値から15%近く下落している状況で、1年以上前のリターンにまで減少しています。

バリュー株中心のVIGは、3銘柄の中ではもっとも小さい下落でしたが、こちらも10ヶ月前のリターンに逆戻りです。

2021年は好調だったグロース株のVONGでしたが、NASDAQ同様に高値から▲25%以上の下落(ベアマーケット入り)となっており、ドルベースでの含み益はほとんどなくなってしまいました。

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VOO・VIG・VONGの値動きに見える米国市場の見通し

VOOVIGVONGの値動きに注視することで、今後の米国市場の予想をしていきます。

VOOを市場全体の平均と考えるであれば、VONGはオフェンシブ銘柄(ハイリスク・ハイリターン)、VIGはディフェンシブ銘柄(ローリスク・ローリターン)と捉えることができます。

そして、その特徴がもたらす相関性は以下のようになります。

・米国市場全体が金融相場の時は、VONG(グロース株)がもっともリターン率がいい。

・業績相場がはじまると、VIG(バリュー株)がもっともリターン率がいい。

・市場平均のVOOは常に値動きが安定している

当たり前な理論で単純な相関性ですが、過去実績がハッキリと物語っています。

過去チャートでそれを確認し、2022年の見通しを予想してみましょう。

VOO・VIG・VONGのチャート比較

VOOVIGVONGのチャートを比較することで、これまでの上昇相場と直近のグロース株の成長度合いを確認してみましょう。

こちらが、直近1年のチャート比較です。

3指数とも同様の値動きを見せてはいるものの、グロースETFのVONG(青)はボラティリティが高く、上昇も大きい反面で下落も大きいことがわかります。

直近1年では安定したパフォーマンスを見せてきたVOO(赤)のでしたが、年初来で見ても▲10%以上の下落で調整局面を迎えてしまいました。

バリュー株中心のVIG(緑)はマイルドな値動きがゆえに、下落幅が小さいといったメリットがありますが、相場の反発を狙えるといった銘柄ではありません。

今後も急速な利上げやQT(バランスシートの縮小)が予想されているので、グロース中心のVONGは軟調な値動きとなりそうです。

リッヒ
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どこまで下落相場は続くんや

ここ
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不確実性が高すぎて読めない相場ね!

次に、年初来のチャート比較です。

VOOは3月、4月に着けた安値にまで回復していますが、レジスタンスとなり跳ね返されてしまうかに注目です。

VIGは年初来安値付近まで下落していますが、1週間で大きく上昇に転じているので、新高値まではそれほど距離がありません。

もっともパフォーマンスが悪いVONGですが、2020年末の水準にまで下落しており、高値に戻るまでには時間がかかりそうです。

3指数ともに今週は大きく上昇しているので、来週以降も反転が期待されています。

ここ
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グロース株はまだまだ油断できない相場が続くの!

年初来リターンの推移による今後の米国市場予想

2022年の市場が開始してから早くも5ヶ月ほど経過しましたが、今後の相場を予想をしてみます。

ここ
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独断と偏見だから
参考程度にしとくのよ!

2022年の米国市場は、エネルギーセクターの高騰により幕を開けましたが、すでにその上昇にも陰りを落としています。

反面、高インフレや下落相場に強いディフェンシブセクターが頭角を現しており、生活必需品やヘルスケアの上昇が目立ってきました。

全部高は期待できない米国市場ですが、S&P500銘柄の年初来ヒートマップを見てみます。

ハイテク株や半導体銘柄は下落を示す赤が目立ちますが、エネルギー株や素材銘柄、公益事業の上昇に交じり、ヘルスケア銘柄や生活必需品銘柄に上昇株が散見しはじめました。

S&P500指数が▲12%下落をしている中で、銘柄によってはプラスのパフォーマンスを出しています。

2022年 上昇銘柄

・TMUS(Tモバイル)…+15.63%
・T(AT&T)…+14.31%
・KO(コカ・コーラ)…+9.24%
・BRK-B(バークシャーハサウェイ)…+6.73%
・PM(フィリップモリス)…+12.60%
・MO(アルトリア・グループ)…14.86%
・ADM(アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド)…+31.57%
・JNJ(ジョンソン&ジョンソン)…+5.86%
・ABBV(アッヴィ)…+10.78%
・LLY(イーライリリー)…+17.11%
・BMY(ブリストルマイヤーズ)…+22.12%
・MRK(メルク)…+21.45%
・AMGN(アムジェン)…+13.46% など

全体的に上昇しているエネルギーセクターや時価総額の小さい銘柄を除いていますが、これら銘柄に共通しているのは、人々の生活の身近に存在することです。

リッヒ
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それやったらハイテクも半導体も
人々の身近にあるで

ここで身近と言っているのは『インフレで値段が高くなってもすぐに必要なモノ』です。

パソコンやソフトウェア、自動車や機械などすぐに必要とされないものではなく、薬や日用品、燃料などは多少高くなったと言えども購入を控えることはできません。

特に医療に関しては、インフレが起きようがリセッションに入ろうが、人々が生活するうえで欠かせない産業であるため、現在のような相場でも堅調な株価を確保することができると考えられます。

特に、個人的に筆者が注目している銘柄をピックアップしておきます。

2022年 注目銘柄

ABBV(アッヴィ)
MRK(メルク)
・LLY(イーライリリー)
KO(コカ・コーラ)、PEP(ペプシコ)
農業関連銘柄(NTR・DE・CTVA・ADM)
など

(それぞれの解説記事のリンクを貼っておきます)

現在は、強い利上げ観測により相場全体が下落している状況ですが、今後は実績を出せている企業に注目する必要があります。

とはいえ、個別株は予想するのが難しいと思うなら、バリュー株にまとめて投資できるバリューETFが安心できるかも知れません。

バリュー株ETFについて詳しくはこちら

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VOO・VIG・VONG 17ヶ月間運用実績公開:まとめ

VOO・VIG・VONGの 17ヶ月間運用実績を公開して、今後の米国市場の予想を立ててみました。

VOO・VIG・VONGの運用実績

・VOO(S&P500)は下落が小さくなり上昇に転じる
・VIG(バリュー株)の下落は限定的で回復も早い
・VONG(グロース株)は下落幅が大きいが反転率も高い

運用実績から見える今後の米国株相場

・インフレの鎮静化が見えると相場は上昇
・決算ミス銘柄は大きく下落
・業績相場では実績を残している銘柄に注目
・ディフェンシブセクターに投資妙味あり

リセッションの懸念はあるものの、まだまだ景気は強いと判断するFRBはインフレ退治のため金融引き締め政策を強化する方針を示しています。

これまでにない利上げペースは市場も経験したことがないため、2022年は異例の相場が予想されます。

昨年までに見られた金融相場とは異なり、難しい相場が続くことが予想されるため、素人がトレードで簡単に利が出せることは難しいでしょう。

とはいえ、不確実な市場のリターンを拾うのであればコツコツとインデックスを買いますと共に、キャッシュポジションをあげておくことが安心につながりそうです。

投資は自己責任ですので、自分のリスク許容度を理解して、投資を楽しんでください。

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最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ!

当ブログの『米国ETFまとめ記事』はこちら

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