・ おすすめの米国ETFを知りたい
・不動産セクターETFの特徴について知りたい
・不動産セクターETFの比較をしたい
・不動産セクターETFの買い時を知りたい
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こんにちは!次の暴落こそ
チャンスをつかみたい『ここ屋』よ!
2022年には大きな下落が待っていた米国市場ですが、利上げペースは鈍化をはじめて相場のリバウンドが待たれます。
今はキャッシュポジションを高め、相場を俯瞰で眺めるほうが賢明な状況かも知れません。現在が仕込み場でないことを前提に、近年の市場のお金の流れを掴んでおこうと思います。
相場の反転が期待される2023年の米国市場において、大きなリターンを狙える不動産セクターについて知っておきたいところです。。
そこで今回の記事では、不動産セクターETFの比較解説と買い時タイミングについて解説していきたいと思います。
テーマ型ETFとは

テーマ型ETFとは、広いセクターに分散された一般的なインデックスファンド(VTIやVOOなど)とは異なり、偏ったセクターに投資をするETFのことです。
テーマ型ETFは多様に渡り、近年ではロボットや宇宙、バイオやドローンのような最新技術へのETFなども人気があります。

ハイリスクなキラキラ銘柄やな
その中でも大きく『セクター』と呼ばれる区分された分野に投資するETFをセクターETFと呼びます。
米国株におけるセクターとは
米国株におけるセクターとは、大きく11セクターほどに分けられています。

それぞれに解説記事の
リンクを貼ってあるわ!
今回注目するのは、この中の『不動産セクター』に連動するETFです。
不動産セクターETFとは

不動産セクターETFとは、不動産関連事業銘柄を集めたETFです。
商業リート、住宅リート、不動産サービスなどを対象としたセクター。具体的には、商業施設、ホテル、オフィス、住宅、工業不動産サービスなど。

景気敏感なセクターやな
ちなみに不動産セクターは、S&P500の時価総額での占める割合は3%程度でもっとも比率の小さいセクターになります。
おすすめの不動産セクターETF比較

おすすめの不動産セクターETFを比較していきます。
先にお断りしておきますと、われらがバンガード社の提供する不動産セクターETFの『VNQ』はSBI証券など日本の主要ネット証券での取り扱いがありません。
残念ながらVNQの購入を希望するのであれば、サクソバンク証券やIG証券などの外資系ネット証券の口座開設が必要となります。
それを踏まえた上で、今回の記事でおすすめの不動産セクターETFは以下の3銘柄です。
そして、当ブログでおすすめするETFは『XLRE』です。
それでは解説に入ります。
おすすめの不動産セクターETFは『VNQ』『XLRE』『IYR』
おすすめの不動産セクターETF3銘柄『VNQ』『XLRE』『IYR』について比較解説していきます。

大手3社の販売しているETFね!
不動産セクターETF概要比較
不動産セクターETFの概要を比較していきます。
VNQ | XLRE | IYR | |
---|---|---|---|
銘柄名 | Vanguard Real Estate ETF | Real Estate Select Sector SPDR Fund | iシェアーズ 米国不動産 ETF |
運用会社 | バンガード | ステート ストリート | ブラックロック |
設立日 | 2004/09/29 | 2015/10/08 | 2000/06/19 |
純資産額 | 332.87億ドル | 49.18億ドル | 38.06億ドル |
ベンチマーク | MSCI REIT インデックス | Real Estate Select Sector Index | ダウ・ジョーンズ 米国不動産指数 |
経費率 | 0.12% | 0.10% | 0.39% |
分配金 | 5.64% | 4.56% | 3.73% |
VNQがもっとも純資産額が大きく経費率も安いのですが、なぜ日本の証券会社で購入できないのか不思議です。
経費率はXLREが0.10%と最安ですが、純資産額はVNQの1/6程度です。それでも取引するには問題のない流動性はあります。

IYRは少し経費が高めやな
不動産セクターは分配金が多いことが特徴ですが、2023年現在は株価が下落しているため配当率は普段よりも高めに見えています。

通常は3~4%程度ね!
不動産セクターETF過去リターン比較
不動産セクターETFの過去リターンを比較してみます。
VNQ | XLRE | IYR | |
---|---|---|---|
1年リターン | -26.24% | -26.25% | -25.50% |
3年リターン | -0.40% | 1.79% | -0.70% |
5年リターン | 3.65% | 5.78% | 3.73% |
直近1年では3銘柄とも大きくマイナスとなっていますが、XLREがやや強いリターンを見せています。

1年リターンは市場平均
(S&P500)より劣るな
不動産セクターETF上位組入れ銘柄比較
不動産セクターETFの上位組入れ銘柄の比較をしてみます。
VNQ | XLRE | IYR |
---|---|---|
PLD (プロロジス) | PLD (プロロジス) | PLD (プロロジス) |
AMT (アメリカン・タワー) | AMT (アメリカン・タワー) | AMT (アメリカン・タワー) |
EQIX (エクイニクス) | EQIX (エクイニクス) | EQIX (エクイニクス) |
CCI (クラウン・キャッスル) | CCI (クラウン・キャッスル) | CCI (クラウン・キャッスル) |
PSA (パブリック・ストレージ) | PSA (パブリック・ストレージ) | PSA (パブリック・ストレージ) |
3銘柄とも上位5銘柄は完全に同じで、10位くらいまでは似たようなものです。

不動産株だと限られてくるんかな
不動産セクターETFチャート比較
不動産セクターETFの直近5年のチャート比較をしていきます。
おおよその値動きは同様ですが、リターンの大きさはXLRE(青)>IYR(緑)>VNQ(赤)です。

VNQは買えんでも問題ないか
2022年はS&P500が19%下落したのに対して、不動産セクターは28%程度下落しました。。
不動産セクターETFの特徴と買い時タイミング

不動産セクターETFの特徴と買い時タイミングを見ていきましょう。
バブルの弾けた不動産ブーム
住宅金利が過去最低水準だった一昨年までは、コロナショックに端を発した『金融緩和』により空前の不動産ブームが起きていました。
現在では政策金利の引き上げにより、住宅ローン金利も高騰しています。それでもインフレによって引き上げられた不動産価格はまだ上昇しており、多くの資金が流入しているようです。
とはいえ、株式市場は将来を織り込むため、不動産セクターETFは歴史的急落を受けています。
不動産セクターETFと市場平均との比較
不動産セクターETFのなかでも最もリターンの大きいXLREと、市場平均のSPY(S&P500)を比較していきましょう。
まずは、直近5年のチャート比較です。
直近5年の不動産セクターETFのXLRE(赤)は、市場平均のSPY(青)をアンダーパフォームしています。やはり、株価の上昇は市場平均には届かないようですね。
しかし、ある期間に限定すると不動産セクターが市場平均をアウトパフォームすることがあります。
こちらは2021年の1月中旬から7ヶ月間のチャート比較ですが、XLRE(赤)が、SPY(青)を2倍もアウトパフォームしています。
不動産セクターETFは、どのような局面で市場平均を上回ることができるのでしょうか?
景気回復(後半)に強い不動産セクター
コロナショックからいち早く回復したのが、テクノロジーセクターや金融セクターです。その後はシクリカル銘柄の素材セクターやエネルギーセクターなどが強い上昇を見せていました。
一方、不動産セクターはと言うと、景気回復の序盤では弱かったものの、中盤から後半にかけて一気に価格を上昇させています。
今回のコロナショックでは、不動産セクターは暴落した直後にはなかなか上昇することはできず、リートを多く含んだSPYDなどが、低迷していたことは皆に知られています。
ところが、ハイテクセクターなどが調整局面に入った2月頃になると、不動産セクターは一気に価格を上昇させ始めました。
不動産セクターは、景気回復局面の中盤から後半にかけて強い特徴があることがわかります。
不動産セクターETFの買い時タイミングは?
不動産セクターETFは、不景気のあおりを受けやすい『景気敏感株』の類に入ります。
高配当であるためインカムゲインを目的にするのであれば良いのですが、キャピタルゲイン狙いであれば長期投資には向いていません。
では、短期投資で不動産セクターETFを仕込むべきタイミングはと言うと、やはり暴落後の景気回復局面の中盤以降かと思います。
現在は急激なインフレの影響で下落している米国市場ですが、今後また上昇に転じる時が来るはずです。その時が不動産セクターETFの買い時と言えるかもしれません。

ハイテク株で1回転とった後に
不動産セクターでもう1回転とれるな

上手くいくかは別として
覚えておくのはアリね!
おすすめ不動産セクターETFまとめ

おすすめ不動産セクターETFをまとめます。
◎米国の代表的なセクターは11種類
・不動産セクターがS&P500に占める割合は3%程度
◎おすすめの不動産セクターETFは『VNQ・XLRE・IYR』
・リターンの大きさはXLRE>IYR>VNQ
・XLREの経費率が0.1%と最安
*VNQは日本のネット証券では購入できない
◎不動産セクターETFの特徴
・現在の米国は空前の不動産ブーム
・景気回復局面の中盤から後半に上昇する
◎不動産セクターETFの買い時は?
・相場の暴落後の回復局面(後半)
*日本のネット証券で購入することができ、経費率は安く過去リターンも大きいXLREがおすすめ
不動産セクターETFは、大きなインカムゲインが狙える銘柄です。
不動産そのものは高額過ぎて購入できなくとも、不動産セクターETFに投資することで高騰する不動産相場に便乗できます。
しかし、景気敏感株でありトータルリターンでは市場平均を上回ることは難しいため、長期投資には向いていない側面もあります。
投資は自己責任ですので、自分のリスク許容度を理解して、投資を楽しんでください。
米国ETFに興味がある人は、まとめ記事がありますので参考にしてみて下さい。

最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。
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