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【2021年11月】米国株セクター別パフォーマンス『トレンドセクターはどれ?』

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市場分析
この記事でわかること

・米国株を大きく分類する11のセクター
・各期間を切り取ったセクター別パフォーマンス
・おすすめのセクターETF
・セクター別パフォーマンスから見える現在の市場
・今後の上昇が予想されるセクター

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こんにちは!
セクター転換を感じる『ここ屋』よ!

2021年も終盤を迎え年末の上昇が期待される米国市場ですが、指数は高値圏を推移して過度な熱量を感じる場面があります。

あれだけ警戒されていたテーパリングも、相場には織り込み済みの様子です。

投資家の注目は2022年に実施されるであろう『利上げ』と、長期化する『インフレ』に注目が集まっています。

どちらも今後の市場に大きな影響を及ぼすでしょうが、これから上昇するのはどのセクターでしょうか?

そこで今回の記事では、【2021年11月】米国株セクター別パフォーマンスを解説していきたいと思います。

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【2021年11月】米国株セクター別パフォーマンス

米国に上場する5,000以上の株を大きく分類すると、11セクターに分かれます。

11種類のセクター

・情報技術(Information Technology)
・ヘルスケア(Healthcare)
・一般消費財(Consumer Cyclical)
・通信(Communication Services)
・金融(Financial)
・資本財(Industrials)
・生活必需品(Consumer Defensive)
・公益事業(Utilities)
・素材(Materials)
・不動産(Real Estate)
・エネルギー(Energy)

それぞれのセクターが、どのようなパフォーマンスを出しているのかを確認していきましょう。

【1ヶ月(11月)】セクター別パフォーマンス

直近1ヶ月(2021年11月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

大きく上昇しているのが情報技術セクターで、次いで一般消費財セクターもS&P500指数をアウトパフォームしています。

ここ
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決算が好調だった
ホームセンターなどの小売業や
テスラ含めた自動車産業が
一般消費財センターをけん引したの!

逆に大きく下落しているのは、年初来好調だったエネルギーセクター金融セクターでした。

リッヒ
リッヒ

11月に入って原油価格は
続落しとるからな

直近1ヶ月は11セクターのうち、5セクターがプラスで終わりましたが、6セクターがマイナスでした。

【6ヶ月(6~11月)】セクター別パフォーマンス

次に、直近6ヶ月(6~11月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

こちらもダントツで情報技術セクターが強いですね。半年で20%以上の上昇です。

エネルギーセクター一般消費財セクターが続きますが、半年のパフォーマンスでは不動産セクターもそこそこのリターンを出しているんですね。

逆に、金融セクターは年初は好調でしたが、一転下落しています。

一方、大幅に下落しているのが素材セクターですね。

【年初来(11ヶ月)】セクター別パフォーマンス

2021年の年初来のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

年初来ではエネルギーセクターの独走状態です。

その後は情報技術セクター一般消費財センターと続きます。

ここまでは指数(S&P500)をアウトパフォームしていますが、その他のセクターは指数以下のリターン率となります。

特に、生活必需品セクター公益事業セクターヘルスケアセクターに関しては一桁成長と軟調な推移が見られます。

【1年(2020.12~2021.11)】セクター別パフォーマンス

最後に、直近1年のパフォーマンスを見ていきます。

もう11月末ともなると、1年のパフォーマンスは年初来とほとんど変わりませんね。

年初来では4番手だった金融セクターですが、1年では3番目に位置しています。

これは、金融セクターが2020年の年末は好調だったのに対して、現在は『やや落ち目』であることを表しています。

ここでもやはり、生活必需品セクター、公益事業セクターが買われていないことが確認できますが、ワクチンの開発や提供をしてくれているヘルスケアセクターのパフォーマンスがこんなにも悪いなんて意外に感じませんか?

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おすすめのセクターETF11銘柄とチャート比較

セクター別のパフォーマンス比較するのに、各セクターの代表的なETFで比較したいと思います。

筆者の独断と偏見で、おすすめのセクターETFを紹介していきます。

おすすめのセクターETF11銘柄

おすすめのセクターETFは以下の11銘柄です。

ここ
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購入を推奨するものではないから
投資するなら自己責任よ!

セクター名おすすめETF
情報技術セクターVGT
ヘルスケアセクターVHT
一般消費財セクターVCR
通信セクターXLC
金融セクターVFH
資本財セクターXLI
生活必需品セクターVDC
公益事業セクターVPU
素材セクターXLB
不動産セクターXLRE
エネルギーセクターXLE
リッヒ
リッヒ

バンガードと
ステートストリートに偏ったな

こちらのセクター別おすすめETFは、まとめ記事がありますので、この記事の最後にリンクを貼っておきます。

セクターETF比較チャート

直近1年の比較チャートを見ていきます。

おすすめのセクターETFで比較をしてみました。

リッヒ
リッヒ

わかりにくいわ!

11セクターすべてを比較するのは無理がありましたね。

直近1年では、エネルギーセクターのXLE(+59%)がもっともパフォーマンスが良く、次いで金融セクターETFのVFH(+47%)、一般消費財セクターのVCR(40%)、情報技術セクターのVGT(+38%)が続きます。

ここ
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ここまでがS&P500指数を
アウトパフォームしているわ!

公益事業セクターETFのVPU(+6%)と生活必需品セクターETFのVDC(+11%)が市場平均を大きくアンダーパフォームしています。

とはいえ、コロナショック明けの金融緩和のおかげで、どのセクターも大きなプラスで終わっています。

リッヒ
リッヒ

ちなみにS&P500は31%の上昇や

次に、直近5年の比較チャートを見ていきます。

ここ
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こんなに見にくいのにまだやるのね!

今度は少し大きな差が開きました。

やはり直近5年では、情報技術セクターETF(VGT)が266%のリターンで一人勝ちですね。

次いで、一般消費財セクターのVCRが168%アップと、通信セクターのXLCが136%アップで続きます。

そして、エネルギーセクターETFのXLEだけが▲21%と大きく後れをとっています。

エネルギーセクターETF(XLE)は直近1年でのパフォーマンスは良かったのですが、長期での保有は向いてないかも知れませんね。

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米国株15年間のセクターパフォーマンス

引用:NOVEL INVESTOR

こちらはセクター別のパフォーマンスを、年間で順位付けしたものです。

過去15年を切り取ったものですが、白のS&P500が平均となるため、中央辺りに位置しているのがわかります。

経済の流れによって変わるセクターのパフォーマンス

各セクターの順位は各年度でバラバラですが、ボラティリティが高いセクターと安定しているセクターが、ぼんやりと見えてきますね。

経済の流れによってセクターのパフォーマンスが変わることがわかります。

リッヒ
リッヒ

エネルギーや金融、不動産なんかは
ボラティリティが高めやな

セクターによってボラティリティの違いが見える

通年のパフォーマンスのベストイヤーとワーストイヤーを見ると、セクターによってボラティリティの違いが見えてきます。

情報技術セクターはベスト61.7%に対してワースト43.1%ともっともボラティリティが高いのがわかります。

ここ
ここ

年平均パフォーマンスも
15.21%と高いわね!

逆に生活必需品セクターは、上昇も小さい代わりに下落幅も小さく、平均リターンも指数を上回るパフォーマンスを見せています。

リッヒ
リッヒ

安定しててビビりなワイには
ピッタリのセクターや

年平均で指数をアウトパフォームしているセクター

・情報技術(Information Technology)
・ヘルスケア(Healthcare)
・一般消費財(Consumer Cyclical)
・生活必需品(Consumer Defensive)

エネルギー、金融、不動産セクターは、平均パフォーマンスはよろしくないですね。

2020年のセクター別パフォーマンスは

2020年の通年パフォーマンスは以下の通りでした。

1情報技術セクター43.9%
2一般消費財セクター33.3%
3通信セクター23.6%
4素材セクター20.7%
5ヘルスケアセクター13.5%
6資本財セクター11.1%
7生活必需品セクター10.8%
8公益事業セクター0.5%
9金融セクター-1.7%
10不動産セクター-2.2%
11エネルギーセクター-33.7%

やはり、ここでも情報技術セクターは強く、近年のトレンドを大きく反映しています。

ただし、2020年はコロナショックからの『経済回復期の前半』だったため、回復局面に強いセクターが上位に並んでいます。

ここ
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セクターローテンションってやつね!

セクターローテンション

特徴を持ったセクターは、経済の循環に沿って価格に反映するため定期的な周期でサイクルしています。

こちらのセクターローテンションのグラフでは、今回分けた11のセクター通りではありません。

ハイテク株は情報技術、消費循環株は生活必需品、工業株は消費財と置き換えることができますが、不動産が含まれていません。

不動産株は、景気回復局面の中盤以降から需要が高まる傾向があります。

現在は、FRBによる低金利政策を実施しているため、金利が低いのにインフレが起きています。

また、景気も強いのですがサプライチェーンのボトルネックなどが原因で、需給のバランスが崩れていることから、サイクルの読みにくい状況が起きています。

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上昇が予想されるセクターは

現在、米国市場へ最も大きな影響をあたえる要因は『インフレ』です。

インフレが起きている要因は、新型コロナウイルスのパンデミックによる経済混乱から端を発し、量的緩和やゼロ金利政策による『金余り』のツケが回ってきたようです。

最近では、エネルギー価格の上昇から、物流の停滞、サプライチェーンのボトルネック、人件費の高騰など、複数の要因からインフレの長期化が懸念されています。

2022年には利上げ(政策金利の引き上げ)が予定されている中で、今後の上昇が期待されるのは、どのセクターなのでしょうか?

直近のトレンドは一般消費財セクター

米国で大きな問題となっているインフレと共に心配されているのが、『モノ不足』でした。

物流業の停滞や、半導体不足、製作工場(新興国のパンデミックによる)の人出不足などの影響で、『モノ』が消費者に届かないといった需給のアンバランスが警戒されていました。

しかし、小売業の決算発表を眺めると、来期以降のガイダンス(見通し)が思いの他良好だったことに市場は反応しています。

HD(ホームデポ)、LOW(ロウズ)、COST(コストコ)、AMZN(アマゾン)、ETSY(エッツィー)などは、直近の1ヶ月で大きな上昇を見せています。

また、自動車業も好調でTSLA(テスラ)、F(フォード)、GM(ゼネラルモーターズ)なども堅調な株価が続いています。

直近のトレンドは一般消費財セクターのようですね。

ここ
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米国の消費マインドは
まだまだ上昇しそうよ!

バイデン政権によるインフラ整備法案

バイデン政権によるインフラ整備法案は、5年間で1兆ドル規模の大きな政策です。

11/15には総額1兆2000億ドル規模のインフラ投資法案に署名しています。

そのうち5,500億ドルは道路、橋、鉄道などの公共交通の整備にあてる計画です。

実際にインフラ整備にかけるお金がいくらになるのかはわかりませんが、この法案の恩恵にあずかるのは、資本財セクター公益事業セクターなどです。

ただ、債務問題が解決していない現在では、インフラ法案も縮小される可能性が出てきましたね。

景気後退局面に強いセクター

景気回復局面の後半にあたる今、セクターローテンション的にトレンドは安定株に移行します。

景気が弱まる局面に強いセクターは、ヘルスケアセクター生活必需品セクターです。

いくら景気が悪いとはいえ、人々がどうしても利用しなければ生きていけないサービスに、お金は集まります。

とはいえ、現在は両セクターとも弱いチャートをしているので、すぐに上昇するような状況ではなさそうですね。

上昇しているセクターに乗っても利益は乗らない

現在、上昇しているセクターに乗っても、この先大きな利益は乗りません。

上昇しているセクターに乗りたくなる気持ちはわかりますが、あなたが『いいな』と思っている時点でトレンドはすでに転換しています。

逆に、『今このセクターは無いな』と思うようなセクターこそ、今後大きく成長する『お宝ポジション』になる可能性があります。

リッヒ
リッヒ

Twitterのトレンドとか
1番信じちゃダメなヤツや

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米国株セクター別パフォーマンスまとめ

米国株セクター別パフォーマンスをまとめます。

まとめ

◎米国株は大きく11セクターに分類される
・切り取る時期によって上昇セクターが異なる
・近年の上昇セクターは情報技術セクター
・通信セクターや一般消費財セクターも堅調
・セクターによってボラティリティの大きさが異なる
・経済状況によって上昇セクターが変わる
◎今後上昇が予想されるセクターは
・インフラ整備法案に関わるセクター
・景気後退局面に強いセクター

どのセクターが上昇するのかは、プロの投資家にも予想することは難しいと言われています。

本記事の予想は、過去に見る一般論と筆者の独断によるものですので、投資は自己責任、自己判断でお願いします。

11セクターの詳細については、別の記事を参考にしてみてください。

米国株セクターETFまとめ記事はこちら

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