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こんにちは!
上昇セクターを探している
『ここ屋』よ!
2025年の米国市場はAIブームによって大きく上昇してきました。
中でもウォルマートやフィリップモリスなどのバリュー株は指数をアウトパフォームしており、アマゾンやテスラなども投資家に人気の銘柄です。
どれも一般消費財セクターに分類される銘柄ですが、セクターそのもののパフォーマンスも1年間で大きく上昇しています。
そこで今回の記事では、一般消費財セクターETFの比較と、今後の展望について解説していきたいと思います。
一般消費財セクターETFとは

一般消費財セクターETFとは、一般消費財関連銘柄を集めたETFです。
消費者向けの小売りや製造業、サービス業のことで生活必需品を除いたもの。
具体的には自動車、アパレル、ホテル、レジャー、レストランなどです。

ちょっとした贅沢品セクターやな
ちなみに一般消費財セクターは、S&P500の時価総額での占める割合は4番目に大きく11%程度です。
おすすめの一般消費財セクターETF比較

おすすめの一般消費財セクターETFを比較していきますが、今回解説する一般消費財セクターETFは以下の3銘柄です。
おすすめの一般消費財セクターETFは『VCR』『XLY』『RXI』
おすすめの一般消費財セクターETF3銘柄『VCR』『XLY』『RXI』について比較解説していきます。

爆上げしたETFもあるわよ!
一般消費財セクターETF概要比較
一般消費財セクターETFの概要を比較していきます。
| ティッカー | VCR | XLY | RXI |
|---|---|---|---|
| 銘柄名 | Vanguard Consumer Discretionary ETF | Consumer Discretionary Select Sector SPDR Fund | iShares Global Consumer Discretionary ETF |
| 運用会社 | バンガード | ステート ストリート | ブラックロック |
| 設立日 | 2004/01/30 | 1998/12/22 | 2006/09/21 |
| 純資産額 | $6.470B | $224.509B | $437.222M |
| ベンチマーク | MSCI US インベスタブル マーケット コンシューマー ディスクレショナリー インデックス | 一般消費財 セレクト セクター指数 | S&Pグローバル1200 一般消費財セクター キャッ プト インデックス |
| 経費率 | 0.09% | 0.08% | 0.39% |
| 分配金 | 0.74% | 0.79% | 1.50% |
XLYは設定日も古く純資産額も最大で経費率も最安です。

RXIだけが分配金が少し多いな
一般消費財セクターETF過去リターン比較
一般消費財セクターETFの過去リターンを比較してみます。
| ティッカー | VCR | XLY | RXI |
|---|---|---|---|
| 1年リターン | 6.11% | 8.00% | 14.01% |
| 3年リターン | 23.80% | 24.95% | 19.75% |
| 5年リターン | 9.16% | 10.12% | 7.80% |
直近1年のリターンは3銘柄とも厳しいものでしたが、3年ともなるとホドホドのリターンとなります。
3銘柄内で比較すると中期ではRXIのパフォーマンスが少し劣後していますが、1年リターンは他を上回っています。

最近は指数に負けとるな
一般消費財セクターETF上位組入れ銘柄比較
一般消費財セクターETFの上位組入れ銘柄の比較をしてみます。
| VCR | XLY | RXI |
|---|---|---|
| AMZN (アマゾン) | AMZN (アマゾン) | TSLA (テスラ) |
| TSLA (テスラ) | TSLA (テスラ) | AMZN (アマゾン) |
| HD (ホーム・デポ) | HD (ホーム・デポ) | HD (ホーム・デポ) |
| MCD (マクドナルド) | MCD (マクドナルド) | 9988:HK (アリババ) |
| TJX (TJX) | BKNG (ブッキング・ホールディングス) | 7203:JP (トヨタ自動車) |
| BKNG (ブッキング・ホールディングス) | TJX (TJX) | MCD (マクド・ナルド) |
VCRとXLYはほとんど同じ銘柄で全て米国株ですが、RXIは世界株に分散されています。

ヴィトンやトヨタなんかも含まれとる
一般消費財セクターETFチャート比較
一般消費財セクターETFの直近5年のチャート比較をしていきます。
XLY(青)>VCR(赤)>RXI(緑)のリターンの大きさです。
XLYとVCRの相関性は非常に高いと言えそうですが、RXIだけがわずかに乖離しています。

組入れ銘柄の差ね!
RXIは世界の一般消費財セクターを含んでいるので、少しパフォーマンスが劣後していますね。
一般消費財セクターETFの今後の展望

一般消費財セクターETFの今後の展望は、インフレ率と政策金利に大きく影響されるでしょう。
米国人は特に消費が大好きです。消費できる環境が整えば、節約なんて言葉とはほど遠い消費をするようです。
インフレ率の上昇とともに下落した一般消費財セクター
米国のインフレ率は、2021年夏ころから急激に上昇をはじめました。当初は『一時的』と考えられていたインフレは、2022年の6月をピークに9.1%にまで上昇しています。
上がり続けるインフレ率を横目に、テスラやアマゾンを中心に一般消費財セクターの株価は上昇を続けましたが、とうとう2021年11月をピークに下落に転じました。
2022年の1年間で▲40%近く下落してきた一般消費財セクターでしたが、インフレが収まりはじめると株価は回復していきました。
政策金利の引き下げが一般消費財セクター上昇のトリガー
インフレの上昇を抑えるために、FRB(米中央銀行)は政策金利の引き上げをはじめました。
2022年3月からはじまった利上げは、2023年までに5.25-5.5%に引き上げられました。
2024年9月からはいよいよ利下げがはじまり、一般消費財セクターが上昇していくには良い環境にあると考えられます。

テーマ型ETFとは

テーマ型ETFとは、広いセクターに分散された一般的なインデックスファンド(VTIやVOOなど)とは異なり、偏ったセクターに投資をするETFのことです。
その中でも大きく『セクター』と呼ばれる区分された分野に投資するETFをセクターETFと呼びます。
米国株におけるセクターとは
米国株におけるセクターとは、大きく11セクターほどに分けられています。
今回注目した『一般消費財セクター』以外のセクターも確認しておきましょう。

それぞれに解説記事の
リンクを貼ってあるわ!
おすすめの一般消費財セクターETFまとめ
おすすめの一般消費財セクターETFをまとめます。
◎一般消費財セクターとは一般消費財関連銘柄の集合体
・S&P500の時価総額での占める割合は4番目に大きい11%
・旅行、レジャー、レストラン、自動車、アパレルなど
◎おすすめの一般消費財セクターETFは『VCR・XLY・RXI』
・ リターンの大きさはVCR>XLY>RXI
・XLYがもっとも純資産額が大きい
・XLYとVCRがもっとも経費が安い
◎一般消費財セクターETFの今後の展望は
・インフレが加速すると株価は下落する
・政策金利の引き下げが株価上昇の条件
経費率がもっとも安くリターンも大きいVCRがおすすめですが、純資産額が大きく流動性に富むXLYでも良いかも知れません。
米国ETFに興味がある人は、まとめ記事がありますので参考にしてみて下さい。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

最後まで読んでくれてありがとう!
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