・米国株を大きく分類する11のセクター
・期間ごとのセクター別パフォーマンス
・おすすめのセクターETF
・2025年に上昇が予想されるセクター
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こんにちは!
セクターETFの購入を検討している
『ここ屋』よ!
11月の月間ベースで見るとS&P500は+0.13%、ダウは+0.32%の上昇、NASDAQ100は▲1.64%の下落となりました。
上昇が続く相場でも、セクターによっては指数を大きくアウトパフォームしているものもあります。
今後を予測するのに重要な変化がありますので、個人投資家もトレンドを把握しておきたいところですね。
そこで今回の記事では、『2025年に強いセクターはこれだ!』2025年11月米国株セクター別パフォーマンスを解説していきたいと思います。
【2025年11月】米国株セクター別パフォーマンス

米国に上場する5,000以上の株を大きく分類すると、11セクターに分かれます。
それぞれのセクターが、どのようなパフォーマンスを出しているのかを確認していきましょう。
【1ヶ月】セクター別パフォーマンス
まずは直近1ヶ月(2025年11月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

直近1ヶ月は11セクターのうち8セクターがプラス、3セクターがマイナスとなった相場でした。
2025年11月のパフォーマンス
| 順位 | セクター | 騰落率 |
|---|---|---|
| 1位 | ヘルスケア | +8.74% |
| 2位 | 素材 | +4.55% |
| 3位 | 生活必需品 | +3.44% |
| 4位 | 金融 | +2.78% |
| 5位 | 不動産 | +2.49% |
| 6位 | 通信 | +2.30% |
| 7位 | エネルギー | +2.04% |
| 8位 | 公益事業 | +0.56% |
| 9位 | 資本財 | ▲1.54% |
| 10位 | 一般消費財 | ▲1.82% |
| 11位 | 情報技術 | ▲6.40% |
2025年10月のパフォーマンス
| 順位 | セクター | 騰落率 |
|---|---|---|
| 1位 | 情報技術 | +4.00% |
| 2位 | 公益事業 | +1.97% |
| 3位 | 資本財 | +1.24% |
| 4位 | 通信 | +0.87% |
| 5位 | ヘルスケア | +0.84% |
| 6位 | エネルギー | +0.44% |
| 7位 | 一般消費財 | +0.24% |
| 8位 | 金融 | ▲1.05% |
| 9位 | 生活必需品 | ▲1.78% |
| 10位 | 不動産 | ▲2.36% |
| 11位 | 素材 | ▲2.48% |

S&P500は+0.13%の上昇やったな
11月は微増の1ヶ月となりましたが、指数をアウトパフォームしたのは8セクターもあります。
ヘルスケアセクターが前月5位から1位に、素材は11位から2位に、生活必需品が9位から3位にランクアップしました。
一方で、3セクターが指数をアンダーパフォームしており、情報技術は1位から11位にランクダウン。
公益事業は2位から8位、資本財3位から9位にランクダウンしています。

完全にセクターローテーションね!
・8セクターが指数をアウトパフォーム
・ヘルスケアが一気に1位に躍り出る
・素材と生活必需品もランクアップ
・情報技術が1位から一気に最下位
・公益事業、資本財もランクダウン
セクターのパフォーマンスは個別株の業績に大きく左右されますので、決算内容や市場のニュースなどは把握しておきたいですね。
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【3ヶ月】セクター別パフォーマンス
次に直近3ヶ月(2025年9月~2025年11月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

直近3ヶ月では11セクターのうち9セクターがプラス、2セクターがマイナスとなった相場でした。
2025年9月~2025年11月のパフォーマンス
| 順位 | セクター | 騰落率 |
|---|---|---|
| 1位 | ヘルスケア | +14.42% |
| 2位 | 通信 | +11.35% |
| 3位 | 公益事業 | +8.72% |
| 4位 | 素材 | +8.29% |
| 5位 | 情報技術 | +8.17% |
| 6位 | 資本財 | +1.97% |
| 7位 | 一般消費財 | +1.87% |
| 8位 | 金融 | +1.60% |
| 9位 | エネルギー | +1.42% |
| 10位 | 生活必需品 | ▲0.30% |
| 11位 | 不動産 | ▲1.36% |
2025年8月~2025年10月のパフォーマンス
| 順位 | セクター | 騰落率 |
|---|---|---|
| 1位 | 情報技術 | +14.36% |
| 2位 | 一般消費財 | +11.01% |
| 3位 | 素材 | +10.28% |
| 4位 | ヘルスケア | +9.77% |
| 5位 | 通信 | +9.37% |
| 6位 | 公益事業 | +3.84% |
| 7位 | 資本財 | +3.60% |
| 8位 | エネルギー | +3.24% |
| 9位 | 金融 | +3.12% |
| 10位 | 不動産 | ▲0.85% |
| 11位 | 生活必需品 | ▲3.51% |

S&P500は+6.02%の上昇やったな
直近3ヶ月で見ると5セクターが指数を上回っており、6セクターは指数をアンダーパフォーム。
ヘルスケアが9位→4位→1位にアップして、通信と公益事業もランクアップしています。
一方で、前回1位だった情報技術は5位に、一般消費財が2位から7位にランクダウンしています。
また生活必需品と不動産は下位継続です。
・5セクターが指数をアウトパフォーム
・ヘルスケアが1位にアップ
・通信と公益事業が大きくランクアップ
・情報技術と一般消費財がランクダウン
・生活必需品と不動産が下位継続
【6ヶ月】セクター別パフォーマンス
もう少し期間を延ばして、直近6ヶ月(2025年6月~2025年11月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

直近6ヶ月では11セクターのうち10セクターがプラス、1セクターのみがマイナスとなった相場でした。
2025年6月~2025年11月のパフォーマンス
| 順位 | セクター | 騰落率 |
|---|---|---|
| 1位 | 通信 | +26.81% |
| 2位 | 情報技術 | +23.39% |
| 3位 | 素材 | +22.28% |
| 4位 | ヘルスケア | +19.54% |
| 5位 | 公益事業 | +12.50% |
| 6位 | エネルギー | +11.39% |
| 7位 | 一般消費財 | +10.52% |
| 8位 | 金融 | +9.78% |
| 9位 | 資本財 | +9.52% |
| 10位 | 不動産 | +2.06% |
| 11位 | 生活必需品 | ▲2.81% |
2025年5月~2025年10月のパフォーマンス
| 順位 | セクター | 騰落率 |
|---|---|---|
| 1位 | 情報技術 | +38.68% |
| 2位 | 通信 | +27.30% |
| 3位 | 一般消費財 | +19.66% |
| 4位 | 素材 | +17.34% |
| 5位 | 資本財 | +17.01% |
| 6位 | 公益事業 | +13.27% |
| 7位 | エネルギー | +9.20% |
| 8位 | 金融 | +8.92% |
| 9位 | ヘルスケア | +3.96% |
| 10位 | 不動産 | ▲0.80% |
| 11位 | 生活必需品 | ▲5.02% |

S&P500は+15.86%の上昇だったわ!
指数を上回ったのは4セクター。下回ったのは7セクター。
通信と情報技術が1位2位入れ替え。
ヘルスケアが9位から4位にランクアップしています。
一方で、一般消費財が3位から7位に、資本財は5位から9位にランクダウン。
生活必需品と不動産は下位に低迷しています。

まだまだメガキャップが強いな
・S&P500を超えたのは4セクター
・通信が1位にヘルスケアが4位にランクアップ
・情報技術は上位をキープ
・一般消費財と資本財がランクダウン
・生活必需品と不動産は下位のまま
【年初来】セクター別パフォーマンス
年初来(2025年1月~11月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

年初来では11セクターすべてがプラスとなった相場でした。
2025年1月~11月のパフォーマンス
| 順位 | セクター | 騰落率 |
|---|---|---|
| 1位 | 通信 | +32.10% |
| 2位 | 素材 | +30.61% |
| 3位 | 公益事業 | +22.44% |
| 4位 | 情報技術 | +21.57% |
| 5位 | 金融 | +17.90% |
| 6位 | ヘルスケア | +15.66% |
| 7位 | 資本財 | +15.63% |
| 8位 | エネルギー | +7.57% |
| 9位 | 一般消費財 | +6.57% |
| 10位 | 生活必需品 | +5.35% |
| 11位 | 不動産 | +1.92% |
2025年1月~10月のパフォーマンス
| 順位 | セクター | 騰落率 |
|---|---|---|
| 1位 | 情報技術 | +28.55% |
| 2位 | 通信 | +25.77% |
| 3位 | 素材 | +23.46% |
| 4位 | 公益事業 | +20.53% |
| 5位 | 資本財 | +16.58% |
| 6位 | 金融 | +14.18% |
| 7位 | 一般消費財 | +8.99% |
| 8位 | エネルギー | +5.20% |
| 9位 | ヘルスケア | +4.32% |
| 10位 | 生活必需品 | +1.13% |
| 11位 | 不動産 | ▲0.24% |

S&P500は+16.02%の上昇やったな
指数を上回ったのは5セクター、6セクターはアンダーパフォーム。
通信セクターが2位から1位にランクアップ。素材は3位に上昇。
一方で、情報技術が1位から4位に、一般消費財が7位から9位にランクダウンしています。
不動産と生活必需品はワーストが続きます。
・指数を上回ったのは5セクター
・通信が1位にランクアップ
・素材と公益事業が2位3位
・情報技術や一般消費財がランクダウン
・不動産と生活必需品が下位を継続
【1年】セクター別パフォーマンス
さらに遡って、直近1年間(2024年12月~2025年11月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

直近1年では9セクターがプラス、2セクターがマイナスとなった相場でした。
2024年12月~2025年11月のパフォーマンス
| 順位 | セクター | 騰落率 |
|---|---|---|
| 1位 | 通信 | +36.16% |
| 2位 | 情報技術 | +22.14% |
| 3位 | 素材 | +16.62% |
| 4位 | 公益事業 | +14.04% |
| 5位 | 金融 | +11.84% |
| 6位 | ヘルスケア | +9.25% |
| 7位 | 一般消費財 | +8.72% |
| 8位 | 資本財 | +6.54% |
| 9位 | 生活必需品 | +1.39% |
| 10位 | エネルギー | ▲0.36% |
| 11位 | 不動産 | ▲6.37% |
2024年11月~2025年10月のパフォーマンス
| 順位 | セクター | 騰落率 |
|---|---|---|
| 1位 | 通信 | +32.65% |
| 2位 | 情報技術 | +30.06% |
| 3位 | 一般消費財 | +19.38% |
| 4位 | 金融 | +16.90% |
| 5位 | 公益事業 | +15.50% |
| 6位 | 資本財 | +14.86% |
| 7位 | 素材 | +7.96% |
| 8位 | エネルギー | +3.52% |
| 9位 | 生活必需品 | ▲0.02% |
| 10位 | 不動産 | ▲6.93% |
| 11位 | ヘルスケア | ▲7.65% |

S&P500は+14.08%の上昇やった
直近1年のリターンはS&P500を上回ったのは3セクター。
通信と情報技術がワンツーをキープ。素材は7位から3位にランクアップ。
一方で、8セクターが指数をアンダーパフォームしており、不動産とエネルギーはマイナスリターンでした。
一般消費財は3位から7位までランクダウン。
盲目に指数を買い続けるのでも良いですが、S&P500全体を買うというのはこのようにパフォーマンスの悪いセクターも含んでいることも覚えておきましょう。
・通信は30%を超えるリターン
・3セクターが指数を上回る
・不動産とエネルギーはマイナス
・トレンドを把握すれば指数を上回るリターンが狙える
おすすめのセクターETF11銘柄とリターン比較

セクター別のパフォーマンス比較するのに、各セクターの代表的なETFで比較したいと思います。
筆者の独断と偏見でおすすめのセクターETFを紹介していきます。
おすすめのセクターETF11銘柄
おすすめのセクターETFを各セクターにつき1銘柄を紹介していますが、その下に比較記事のリンクを貼っておきます。

購入を推奨するものではないから
投資するなら自己責任よ!
| セクター | おすすめETF |
|---|---|
| 情報技術 | VGT |
| ヘルスケア | VHT |
| 一般消費財 | VCR |
| 通信 | XLC |
| 金融 | VFH |
| 資本財 | XLI |
| 生活必需品 | VDC |
| 公益事業 | VPU |
| 素材 | XLB |
| 不動産 | XLRE |
| エネルギー | XLE |
こちらのセクター別おすすめETFは『まとめ記事』がありますので、リンクを貼っておきます。
米国株11月のセクター別パフォーマンス まとめ
◎米国株は大きく11セクターに分類される
・切り取る時期によって上昇セクターが異なる
・セクターによってボラティリティの大きさが異なる
・経済状況によって上昇セクターが変わる
◎2025年に上昇が期待されるセクターは
・11月はヘルスケアが相場をけん引
・指数を上回ったのは8セクター
・トレンドを把握すれば指数を上回るリターンが狙える
2025年11月はハイテク株が反落した米国市場ですが、セクターローテーションが起きているようです。
指数は高値から後退していますが、トレンドを把握すれば指数をも上回るパフォーマンスが狙えます。
とはいえ、このまま良い相場が続くとは限りませんから、資金の一部は好調なセクターに置いておくという選択肢もありますね。
各セクターのパフォーマンスを把握するためにもmoomooアプリをダウンロードしておきましょう。
本記事の予想は、過去に見る一般論と筆者の独断によるものですので、投資は自己責任、自己判断でお願いします。

最後まで読んでくれてありがとう!
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