・米国株を大きく分類する11のセクター
・期間ごとのセクター別パフォーマンス
・おすすめのセクターETF
・2025年に上昇が予想されるセクター
クリックでブログランキングの応援をしてください!
応援してくれるみなさんいつもありがとうございます。

こんにちは!
セクターETFの購入を検討している
『ここ屋』よ!
5月の米国市場はS&P500は+6.15%、ダウは+3.94%、NASDAQ100は+9.04%の上昇となりました。
反発がはじまった相場でも、セクターによっては指数を大きくアウトパフォームしているものもあります。
2025年を予測するのに重要な変化がありますので、個人投資家もトレンドを把握しておきたいところです。
そこで今回の記事では、『2025年狙い目セクターはこれだ!』2025年5月米国株セクター別パフォーマンスを解説していきたいと思います。

【2025年5月】米国株セクター別パフォーマンス

米国に上場する5,000以上の株を大きく分類すると、11セクターに分かれます。
それぞれのセクターが、どのようなパフォーマンスを出しているのかを確認していきましょう。
【1ヶ月】セクター別パフォーマンス
まずは直近1ヶ月(2025年5月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

直近1ヶ月は11セクターのうち10セクターがプラス、1セクターがマイナスとなった相場でした。
2025年5月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 情報技術 | +10.56% |
2位 | 資本財 | +8.75% |
3位 | 通信 | +8.66% |
4位 | 一般消費財 | +8.15% |
5位 | 金融 | +5.36% |
6位 | 公益事業 | +3.18% |
7位 | エネルギー | +2.33% |
8位 | 素材 | +1.93% |
9位 | 生活必需品 | +1.83% |
10位 | 不動産 | +0.66% |
11位 | ヘルスケア | ▲3.96% |
2025年4月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 生活必需品 | +2.48% |
2位 | 情報技術 | +1.64% |
3位 | 公益事業 | +1.08% |
4位 | 通信 | +0.82% |
5位 | 資本財 | +0.43% |
6位 | 素材 | ▲0.20% |
7位 | 一般消費財 | ▲0.65% |
8位 | 金融 | ▲0.93% |
9位 | ヘルスケア | ▲2.44% |
10位 | 不動産 | ▲2.63% |
11位 | エネルギー | ▲12.01% |

S&P500は+6.15%の上昇やったな
5月は指数が大きく上昇した相場でしたが、4セクターが指数をアウトパフォームしました。
特に情報技術セクターは2桁リターンと大きく上げており、前月の2位から好調をキープ。
続いて2位は資本財で、前月5位からランクアップしており、3位の通信も前月4位から上位をキープしています。
一般消費財は7位から4位、エネルギーが11位から7位にランクアップでした。
一方で、7セクターは指数をアンダーパフォームしており、ヘルスケアは唯一のマイナスリターンとなりました。
不動産は前月とかわらず10位、9位の生活必需品は1位からのランクダウンでした。

テックが市場を押し上げてるわ!
・資本財と一般消費財がランクアップ
・情報技術と通信は好調をキープ
・エネルギーが上昇をはじめる
・生活必需品が前月から急落
・不動産とヘルスケアが低迷中
セクターのパフォーマンスは個別株の業績に大きく左右されますので、決算内容や市場のニュースなどは把握しておきたいですね。
米国株アプリmoomooなら株価変動の要因を詳しく知ることができます。
今なら無料で口座開設すると人気の米国株がもらえるキャンペーンをやっています。

取引口座を開けば
24時間取引も可能なの!
【3ヶ月】セクター別パフォーマンス
次に直近3ヶ月(2025年3月~2025年5月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

直近3ヶ月では11セクターのうち7セクターがプラス、4セクターがマイナスとなった相場でした。
2025年3月~2025年5月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 公益事業 | +4.70% |
2位 | 資本財 | +4.34% |
3位 | 情報技術 | +2.41% |
4位 | 生活必需品 | +1.66% |
5位 | 素材 | +1.46% |
6位 | 通信 | +1.30% |
7位 | 金融 | +0.44% |
8位 | 一般消費財 | ▲1.20% |
9位 | 不動産 | ▲5.24% |
10位 | エネルギー | ▲6.92% |
11位 | ヘルスケア | ▲9.38% |
2025年2月~2025年4月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 公益事業 | +4.08% |
2位 | 生活必需品 | +4.06% |
3位 | 素材 | ▲0.13% |
4位 | 不動産 | ▲1.12% |
5位 | 金融 | ▲3.53% |
6位 | ヘルスケア | ▲4.15% |
7位 | 資本財 | ▲6.57% |
8位 | エネルギー | ▲9.33% |
9位 | 通信 | ▲10.06% |
10位 | 情報技術 | ▲10.57% |
11位 | 一般消費財 | ▲14.54% |

S&P500は▲0.72%の下落やったな
直近3ヶ月で見ると7セクターが指数を上回っていますが、4セクターはマイナスでした。
中でも公益事業は前月に続けて1位をキープしており、資本財は7位から2位に、情報技術は前回の10位から3位にランクアップしています。
一方で、前回4位だった不動産は9位に、ヘルスケアも6位から11位にランクダウンしています。
・7セクターが指数をアウトパフォーム
・公益事業が1位をキープ
・資本財と情報技術がランクアップ
・不動産とヘルスケアがランクダウン
【年初来】セクター別パフォーマンス
年初来(2025年1月~5月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

年初来では6セクターがプラス、5セクターがマイナスとなった相場でした。
2025年1月~5月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 公益事業 | +8.95% |
2位 | 生活必需品 | +8.49% |
3位 | 金融 | +7.47% |
4位 | 素材 | +7.04% |
5位 | 資本財 | +5.82% |
6位 | 通信 | +4.30% |
7位 | 不動産 | ▲0.17% |
8位 | 情報技術 | ▲1.10% |
9位 | ヘルスケア | ▲3.02% |
10位 | エネルギー | ▲3.33% |
11位 | 一般消費財 | ▲3.60% |
2025年1月~4月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 生活必需品 | +6.27% |
2位 | 公益事業 | +5.38% |
3位 | 素材 | +5.04% |
4位 | 金融 | +2.27% |
5位 | ヘルスケア | +0.79% |
6位 | 不動産 | ▲0.89% |
7位 | 資本財 | ▲2.77% |
8位 | 通信 | ▲3.96% |
9位 | エネルギー | ▲5.43% |
10位 | 情報技術 | ▲10.72% |
11位 | 一般消費財 | ▲11.09% |

S&P500は+0.51%の上昇やったな
こちらも公益事業セクターがトップパフォーマンス。前月の2位からランクアップ。
生活必需品が1位から2位へのランクダウンしていますが好調をキープ。
金融や素材は上位で上げ幅を伸ばしています。
指数を上回ったのは6セクター、5セクターはアンダーパフォーム。
一般消費財は前回と変わらず最下位ですが下げ幅を縮小。
ヘルスケアは5位から9位ランクダウンしています。
・公益事業がトップパフォーマンス
・公益事業と生活必需品が上位をキープ
・金融と素材も上位をキープ
・指数を上回ったのは6セクター
・ヘルスケアがランクダウン
・一般消費財は軟調続き

【6ヶ月】セクター別パフォーマンス
もう少し期間を延ばして、直近6ヶ月(2024年12月~2025年5月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

直近6ヶ月では11セクターのうち4セクターがプラス、7セクターがマイナスとなった相場でした。
2024年12月~2025年5月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 通信 | +7.66% |
2位 | 生活必需品 | +4.40% |
3位 | 金融 | +1.90% |
4位 | 公益事業 | +1.46% |
5位 | 情報技術 | ▲0.38% |
6位 | 一般消費財 | ▲1.78% |
7位 | 資本財 | ▲2.78% |
8位 | 素材 | ▲4.38% |
9位 | 不動産 | ▲8.28% |
10位 | ヘルスケア | ▲8.35% |
11位 | エネルギー | ▲10.43% |
2024年11月~2025年4月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 金融 | +5.79% |
2位 | 生活必需品 | +4.40% |
3位 | 通信 | +2.96% |
4位 | 公益事業 | ▲0.26% |
5位 | 一般消費財 | ▲2.55% |
6位 | 資本財 | ▲4.35% |
7位 | 素材 | ▲7.52% |
8位 | ヘルスケア | ▲7.79% |
9位 | 不動産 | ▲7.90% |
10位 | 情報技術 | ▲8.53% |
11位 | エネルギー | ▲8.93% |

S&P500は▲2.0%の下落だったわ!
通信セクターがランクを上げてのトップパフォーマンスで、上げ幅を拡大させています。
生活必需品は2位をキープですが、リターンは変わらず。情報技術が10位から5位にランクアップ。
指数を上回ったのは6セクターありますが、相場をけん引しているのは意外と少数精鋭セクターということが分かります。
一方で、ヘルスケアは8位から10位に転落しており、エネルギーは連続の最下位でした。

通信は安定しとるな
・通信と生活必需品が好調
・情報技術が大きくランクアップ
・S&P500を超えたのは6セクター
・ヘルスケアがランクダウン
・エネルギーは大きなマイナス

【1年】セクター別パフォーマンス
さらに遡って、直近1年間(2024年6月~2025年5月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

直近1年では8セクターがプラス、3セクターがマイナスとなった相場でした。
2024年6月~2025年5月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 金融 | +23.73% |
2位 | 通信 | +17.89% |
3位 | 一般消費財 | +15.97% |
4位 | 公益事業 | +15.71% |
5位 | 生活必需品 | +14.29% |
6位 | 情報技術 | +12.33% |
7位 | 資本財 | +11.48% |
8位 | 不動産 | +9.27% |
9位 | 素材 | ▲4.51% |
10位 | ヘルスケア | ▲7.55% |
11位 | エネルギー | ▲9.84% |
2024年5月~2025年4月のパフォーマンス
順位 | セクター | 騰落率 |
---|---|---|
1位 | 金融 | +20.42% |
2位 | 公益事業 | +18.36% |
3位 | 生活必需品 | +13.27% |
4位 | 通信 | +12.11% |
5位 | 情報技術 | +10.68% |
6位 | 不動産 | +10.12% |
7位 | 一般消費財 | +7.65% |
8位 | 資本財 | +3.29% |
9位 | 素材 | ▲4.24% |
10位 | エネルギー | ▲14.24% |
11位 | ヘルスケア | ▲27.55% |

S&P500は+12.39%の上昇やった
直近1年のリターンはS&P500を上回ったのは5セクターで、金融、通信、一般消費財、公益事業、生活必需品でした。
逆に、6セクターが指数をアンダーパフォームしており、エネルギーとヘルスケア、素材はマイナスリターン。
盲目に指数を買い続けるのでも良いですが、S&P500全体を買うというのはこのようにパフォーマンスの悪いセクターも含んでいることも覚えておきましょう。
・金融、通信、一般消費財など7セクターが2桁リターン
・5セクターが指数を上回る
・トレンドを把握すれば指数を上回るリターンが狙える

おすすめのセクターETF11銘柄とリターン比較

セクター別のパフォーマンス比較するのに、各セクターの代表的なETFで比較したいと思います。
筆者の独断と偏見でおすすめのセクターETFを紹介していきます。
おすすめのセクターETF11銘柄
おすすめのセクターETFは以下の11銘柄ですが、直近1ヶ月と1年のリターンと共に紹介していきます。

購入を推奨するものではないから
投資するなら自己責任よ!
セクター | おすすめETF | 1ヶ月リターン | 1年リターン |
---|---|---|---|
情報技術 | VGT | +10.36% | +13.32% |
ヘルスケア | VHT | ▲4.74% | ▲5.86% |
一般消費財 | VCR | +9.29% | +17.55% |
通信 | XLC | +6.24% | +23.09% |
金融 | VFH | +5.29% | +23.21% |
資本財 | XLI | +8.84% | +17.04% |
生活必需品 | VDC | +1.68% | +10.82% |
公益事業 | VPU | +3.49% | +14.49% |
素材 | XLB | +2.92% | ▲4.53% |
不動産 | XLRE | +1.04% | +11.85% |
エネルギー | XLE | +1.28% | ▲10.35% |

5月は回復の1ヶ月やったな
1年リターンを眺めると8セクターが上昇していますが、そのうち20%を超える上昇をしたのは2セクターのみとなりました。
トップの金融とワーストのエネルギーでは33%の乖離があります。
一方で、5月単月で見るとヘルスケア以外のすべてが上昇となりましたが、情報技術や一般消費財が強い1ヶ月となりました。

差が激しくなってきたわ!
ちなみにVOOの同期間の1ヶ月リターンは+6.28%の上昇、1年リターンは+12.76%の上昇でした。

VOOの1年リターンを
超えたのは6セクターやな
こちらのセクター別おすすめETFは『まとめ記事』がありますので、リンクを貼っておきます。

米国株5月のセクター別パフォーマンス まとめ
◎米国株は大きく11セクターに分類される
・切り取る時期によって上昇セクターが異なる
・セクターによってボラティリティの大きさが異なる
・経済状況によって上昇セクターが変わる
◎2025年に上昇が期待されるセクターは
・5月は情報技術と資本財がランクアップ
・通信と一般消費財も好調をキープ
・トレンドを把握すれば指数を上回るリターンが狙える
2025年5月は回復を見せた米国市場ですが、セクター内を見るとトレンド転換が起きています。
今年はハイテク株が大きく下落してきましたが、相場が回復に向かうのであればビッグテックを含むセクターが強いようです。
セクターローテーションも起きていますので、資金の一部は好調なセクターに置いておくという選択肢もありますね。
各セクターのパフォーマンスを把握するためにもmoomooアプリをダウンロードしておきましょう。
本記事の予想は、過去に見る一般論と筆者の独断によるものですので、投資は自己責任、自己判断でお願いします。

最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
kindleから書籍を出版しました。良かったら手に取ってみて下さい。
おかげさまで好評いただいています。低価格に抑えておりますので値上がりする前にお手に取ってください。
SBI証券の『クレカ積立』でお得にポイントがもらえるサービス
通常の申し込みページよりもお得な『最大10,000円+10%の紹介特典』がもらえるURL

コメント