米国ETF『VOO・VIG・VONG』【18ヶ月間の運用実績公開】

こんな人におすすめな記事

・米国ETFの運用実績を見たい
・米国ETFの特徴を知りたい
・どのETFがいいか知りたい
・米国市場の今後の予想を知りたい

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こんにちは!
含み損に慣れてきた
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!

2022年続落する米国市場に嫌気がさしている投資家多いのではないでしょうか?

S&P500は上期のリターンが▲20%を超えて、1970年以来の悪いパフォーマンスだそうです。

だからと言って、ここで投資をやめてしまうのは本末転倒です。

あなたが投資をはじめた目的は長期的なリターンのためですよね?

すぐには回復できないであろう米国市場ですが、必ずしや反転すると考えるのであれば、今の相場は堪えどころです。

そこで今回の記事では、筆者の実際の資産運用を参考にして、2022年18ヶ月間の米国市場の推移と今後の予想を解説していきたいと思います。

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【18ヶ月間運用実績公開】米国ETF『VOO・VIG・VONG』

今回、運用実績を公開するのは米国の代表的なETFで、大きく特徴が異なる3銘柄です。

3銘柄の値動きを把握することで、現在の米国市場のトレンドを感じることができると思います。

その3銘柄とはVOOVIGVONGです。

これから、この3銘柄の基本的な概要と特徴を把握した上で、実際の運用状況を見て今後の米国市場の予想を解説していきたいと思います。

米国ETF『VOO・VIG・VONG』の概要

米国ETF『VOOVIGVONG』の概要(2022.6.30現在)です。

ちなみにこの3銘柄は、実際に筆者本人と家族の2020年度にNISA口座で購入した銘柄です。

ティッカーVOOVIGVONG
名称Vanguard
S&P500
ETF
Vanguard
Dividend
Appreciation ETF
Vanguard
ussell1000
Growth
運用会社バンガードバンガードバンガード
設立日2010/09/092006/04/272010/09/22
ベンチマークS&P500
指数
ナスダック
米国ディビデンド
アチーバーズ
セレクト指数
ラッセル1000
グロース
インデックス
純資産総額$244.772B$59.955B$6.404B
経費率0.03%0.06%0.08%
配当利回り1.65%1.94%0.91%
引用:Bloomberg

直近の株価下落により、3銘柄ともさらに時価総額が減少しています。

リッヒ
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逆に配当利回りは上昇しとるな

VOO・VIG・VONGのベンチマークと特徴

それぞれのベンチマークと特徴を、簡単に解説していきます。

VOO

ベンチマークは【S&P500】
米国の株式市場に上場している大型株500銘柄の時価総額加重平均指数。
およそ500銘柄で、時価総額は米国に上場している約4,000株の8割を占める。
構成銘柄上位は、AppleMicrosoftAmazonTeslaAlphabet(Google)
米国全体の株価指数と言っても過言ではない。
SPYとIVVは同じS&P500がベンチマーク。
実際に米国株式全体をベンチマークとするVTIとは、ほぼ同等の値動きをする。
VTIについて詳しくはこちらの記事

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ベーシックかつ
世界最高峰のベンチマークよ!

VIG

ベンチマークは【ナスダック米国ディビデンド・アチーバーズ・セレクト指数】
10年以上連続増配実績を持つ銘柄で構成される。(REITは除く)
連続増配株を集めているわりに、近年の分配金率は低くVOOとそれほど変わらない。
増配株を集めているだけあって、比較的大型バリュー株が中心
比較的ディフェンシブ銘柄が多め。
NASDAQと名前についているが、NASDAQ市場に限った銘柄ではない。
構成銘柄上位は、Home DepotJPMorganJ&JP&GMicrosoftWalmartVISA

リッヒ
リッヒ

地味やけど底堅い
バリュー株寄りのETFやな

バリューETFについて詳しくはこちらの記事

VONG

ベンチマークは【ラッセル1000グロース・インデックス】
ラッセル1000(大型株)のうちのグロース株で構成される。
グロース銘柄中心のため、上昇相場ではリターンはS&P500を凌ぐ
景気敏感株を多く含むので、下落局面ではディフェンス力は低め
構成銘柄上位は、AppleMicrosoftAmazonteslaNVIDIA

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個人投資家が好きそうな
グロース株ETFよ!

グロースETFについて詳しくはこちらの記事

VOO・VIG・VONGの過去リターン

前項の特徴を踏まえた上で、過去リターンを見ていきましょう。

まずは、Bloombergから引用したリターン率です。

リターンVOOVIGVONG
年初来-19.95%-15.69%-28.06%
1年-9.79%-5.11%-18.03%
3年10.88%9.66%12.88%
5年11.49%11.38%14.49%
引用:Bloomberg

ついにVOOVIGの1年リターンがマイナスとなってしまいました。

それにしてもグロース株を多く含むVONGは、年初来で▲28%の下落をしており1年で見ても▲18%のマイナスって、投資するだけ大損してるってことになります。

そして直近では、VOOのパフォーマンスがVIGに劣後するといった現象が起きていますので、完全にバリュー優位の相場展開になっていることがわかります。

リッヒ
リッヒ

トレンド転換でバリューのターンが続きそうやな

VOO・VIG・VONGの運用実績【18ヶ月間】

筆者本人と奥さんの2020年度のNISA口座、娘のジュニアNISA口座での運用実績です。

それぞれ、2020年の12月中旬から下旬の購入ですので、実質18ヶ月間程度の運用利回りとなります。

この間、分配金も出ていますが、ETFは分配金自動再投資ができないので、キャピタルゲインのみの実績です。

VOO運用実績(18ヶ月間)

18ヶ月間の運用実績は、ドルベースで+2.17%、円ベースで+31.94%の上昇でした。

先月比ではドルベースで▲10.23%の下落となりました。

リッヒ
リッヒ

ドル高の恩恵で円ベースは
大きな含み益で助かっとる

ここ
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為替リスクはプラスにも働くのよ!

先月比で大きくマイナスとなっていますが、この先の相場の見通しを鑑みると、含み益がなくなるのも時間の問題といったところでしょうか。

VIG運用実績(18ヶ月間)

18ヶ月間での運用実績はドルベースで+2.47%、円ベースで+34.27%の上昇でした。

先月比ではドルベースで▲8.09%の下落となりました。

リッヒ
リッヒ

バリューも大きく下落しとるんやな

ここ
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バリューが1ヶ月で▲8%の下落って普通じゃないわ!

VONG運用実績(18ヶ月間)

18ヶ月間での運用実績は、ドルベースで▲6.85%、円ベースで+20.28%の上昇でした。

先月比ではドルベースで▲8.69%の下落でした。

ここ
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とうとうドルベースではマイナス域よ!

リッヒ
リッヒ

円安フィルターに守られとるだけやな

グロース株にとって厳しい状況ですが、S&P500よりも下落が限定的って不思議な現象ですね。

為替によるリターン

円ベースでのリターンが大きいのは、2020年の年末が円高($1=105円前後)だったため円安傾向に進む現在は、為替リターンも受け取ることができます。

こちらの日本円表示は、購入時の為替に手数料を加えた単価(日本円)が反映されています。

しかし、実際には事前に『お得なドル転方法』でドル転していますので、もう少しリターンは大きいはずです。

SBI証券は米国ETFの定期買付ができ米国株の取扱数も豊富ですので、米国株投資をはじめる人におすすめなネット証券です。

VOO・VIG・VONGのリターン推移

VOOVIGVONGのリターン推移を見てみます。

筆者がこちらの3銘柄の比較記事を書いたのが、2021年4月(4ヶ月間実績)からですので、直近15ヶ月の比較となります。

リターン
(ドルベース)
VOOVIGVONG
4ヶ月(4月末)12.44%8.82%10.47%
5ヶ月(5月末)12.36%10.40%7.10%
6ヶ月(6月末)15.48%9.32%14.42%
7ヵ月(7月末)19.11%13.86%20.87%
8ヶ月(8月末)21.54%15.89%22.39%
9ヶ月(9月末)20.61%13.03%22.38%
10ヶ月(10月末)22.71%17.11%23.60%
11ヶ月(11月末)26.86%19.75%29.23%
12ヶ月(12月末)26.65%19.93%28.77%
13ヶ月(1月末)17.40%13.13%12.40%
14ヶ月(2月末)14.23%10.25%8.19%
15ヶ月(3月末)22.57%15.78%17.38%
16ヶ月(4月末)12.68%10.74%4.53%
17ヶ月(5月末)12.46%10.56%1.84%
18ヶ月(6月末)+2.17%+2.47%▲6.85%

18ヶ月間リターンを眺めると3銘柄とも2021年は大きく上昇しましたが、2022年に入り調整局面を迎えていることがわかります。

S&P500をベンチマークとしたVOOは、2021年12月の高値から▲20%以上も下落している状況で、2年前のリターンにまで減少しています。

バリュー株中心のVIGは、3銘柄の中では下落は限定的だったため、VOOのリターンを上回りました。

2021年は好調だったグロース株のVONGでしたが、NASDAQ同様に高値から▲35%以上の暴落となっており、ドルベースでのリターンはマイナスに突入しています。

VOO・VIG・VONGの値動きに見える米国市場の見通し

VOOVIGVONGの値動きに注視することで、今後の米国市場の予想をしていきます。

VOOを市場全体の平均と考えるであれば、VONGはオフェンシブ銘柄(ハイリスク・ハイリターン)、VIGはディフェンシブ銘柄(ローリスク・ローリターン)と捉えることができます。

そして、その特徴がもたらす相関性は以下のようになります。

・米国市場全体が金融相場の時は、VONG(グロース株)がもっともリターン率がいい。

・業績相場がはじまると、VIG(バリュー株)がもっともリターン率がいい。

・市場平均のVOOは常に値動きが安定している

当たり前な理論で単純な相関性ですが、過去実績がハッキリと物語っています。

過去チャートでそれを確認し、2022年の見通しを予想してみましょう。

VOO・VIG・VONGのチャート比較

VOOVIGVONGのチャートを比較することで、これまでの上昇相場と直近のグロース株の成長度合いを確認してみましょう。

こちらが、直近1年のチャート比較です。

3指数とも同様の値動きを見せてはいるものの、グロースETFのVONG(青)はボラティリティが高く、上昇も大きい反面で下落も大きいことがわかります。

昨年までは安定したパフォーマンスを見せてきたVOO(赤)のでしたが、年初来で見ても▲20%以上の下落でベアマーケット入りをしています。

バリュー株中心のVIG(緑)はマイルドな値動きがゆえに、下落幅が小さいといったメリットがありますが、相場の反発を狙えるといった銘柄ではありません。

今後も急速な利上げが予想されているので、グロース中心のVONGは軟調な相場となりそうです。

リッヒ
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どこまで下落相場は続くんや

ここ
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秋口に反転してくれればラッキーよ!

次に、年初来のチャート比較です。

3指数ともに6月中旬の安値からは回復しているものの、年初より続く下落トレンドからは抜けられていません。

特にVOOは4月までは小幅下落で持ちこたえていたのですが、ここ3ヶ月は大きく続落しています。

VIGはとりわけ限定的な下落ですんでいますが、小売りを中心とした生活必需品銘柄まで下落してしまったことが影響して6月には大きな下落をしてしまいました。

もっともパフォーマンスが悪いVONGですが、2020年末の水準をも割り込んでいますので、高値に回復するまでには時間がかかりそうです。

ここ
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グロース株はまだまだ油断できない相場が続くわ!

年初来リターンの推移による今後の米国市場予想

2022年の市場が開始してから早くも6ヶ月ほど経過しましたが、下期の相場を予想をしてみます。

ここ
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独断と偏見だから
参考程度にしとくのよ!

2022年の米国市場は、エネルギーセクターの高騰により幕を開けましたが、すでにその上昇も下落に転じています。

反面、高インフレや下落相場に強いディフェンシブセクターが頭角を現しており、生活必需品やヘルスケアの上昇が目立ってきました。

全部高は期待できない米国市場ですが、S&P500銘柄の年初来ヒートマップを見てみます。

シクリカル銘柄やハイテク株、半導体銘柄は大きく下落していますが、エネルギー株や通信株、公益事業の上昇に交じり、ヘルスケア銘柄や生活必需品銘柄が上昇に転じているようです。

S&P500指数が▲20%下落をしている中で、銘柄によってはプラスのパフォーマンスを出しています。

今年は特に大型株が大きく売られていることが指数を押し下げる原因となっているようです。

上期年初来リターン

・AAPL(アップル)…▲23.00%
・MSFT(マイクロソフト)…▲23.64%
・GOOG(グーグル)…▲24.40%
・META(メタ)…▲52.06%
・AMZN(アマゾン)…▲36.29%
・TSLA(テスラ)…▲36.28%
・NVDA(エヌビディア)…▲48.46%

・XOM(エクソンモービル)…+39.96%
・CVX(シェブロン)…+23.38%

・JNJ(ジョンソン&ジョンソン)…+3.77%
・LLY(イーライリリー)…+13.12%
・MRK(メルク)…+18.96%
・PFE(ファイザー)…▲11.21%

・KO(コカ・コーラ)…+6.25%
・PEP(ペプシコ)…▲4.06%
・PG(プロクター&ギャンブル)…▲12.10%
・WMT(ウォルマート)…▲15.97%

エネルギー銘柄が上昇しているようにも見えますが、直近1ヶ月では▲10%以上の下落をしています。

一方で、株価を切り上げているのがヘルスケア銘柄で、LLY(イーライリリー)+3.44%、ABBV(アッヴィ)+3.93%、BMY(ブリストル・マイヤーズ)+2.05%と、S&P500が▲8.6%下げる中でプラスのリターンを出しているのは魅力的に映ります。

リッヒ
リッヒ

ヘルスケア全振りしたいくらいや

個人的に筆者が注目している銘柄をピックアップしておきます。

2022年 注目銘柄

ABBV(アッヴィ)
MRK(メルク)
・LLY(イーライリリー)
KO(コカ・コーラ)、PEP(ペプシコ)
など

(それぞれの解説記事のリンクを貼っておきます)

ヘルスケアセクターの中でもバイオテクノロジー株はインフレにもリセッションにも強いことから、向こう1年くらいは上昇の期待が持てると考えています。

VOO・VIG・VONG 18ヶ月間運用実績公開:まとめ

VOO・VIG・VONGの 18ヶ月間運用実績を公開して、今後の米国市場の予想を立ててみました。

VOO・VIG・VONGの運用実績

・VOO(S&P500)は下落幅が大きくなった
・VIG(バリュー株)の下落は限定的だが底値は深い
・VONG(グロース株)は下落幅が大きいが反転率も高い

運用実績から見える今後の米国株相場

・インフレの鎮静化が見えると相場は上昇
・決算ミス銘柄は大きく下落
・業績相場では実績を残している銘柄に注目
・ディフェンシブセクターに投資妙味あり
・ヘルスケア銘柄が大注目

足元の景気は強いと判断しているFRBは、利上げに対して強気な姿勢を崩しません。

とはいえ、先月発表された経済指標では購買意欲や企業業績の悪化も散見されているため、リセッションの懸念が高まっています。

どちらにせよインフレが鎮静化するまでは株価上昇の出番はなさそうですね。

いつ反転するかわからない相場で大きなリターンを狙うよりは、コツコツとインデックスを買いますと共に、キャッシュポジションを上げておくことが安心につながりそうです。

投資は自己責任ですので、自分のリスク許容度を理解して、投資を楽しんでください。

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最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ!

当ブログの『米国ETFまとめ記事』はこちら

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