【アップルに新たなピンチ】過去最高値まで1.2%のS&P500

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昨日の米国市場はダウが横ばいとなるも、S&P500とナスダックは上昇しました。

FOMC後の株価は勢いよく上がり続けていますが、果たしてどこまで上昇を続けるのでしょうか？

2024年の利下げ観測を見ても、さすがに市場の楽観は広がりすぎではないかと感じてしまいます。

それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

12/18 米国市場の値動き

昨日の米国市場はまたもや上昇しました。

原油価格の急騰が気になるところですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

米主要3指数の値動き

プレマーケットから買われていた相場は、マーケットがオープンするとS&P500とナスダックは上昇するも、ダウは下落していきました。

引けにかけても流れは変わりませんでしたが、大引けに少し売られたのが気になりますね。

長期金利（米10年債利回り）

昨日の長期金利（米10年債利回り）は、前日の終値3.915から3.932に上昇しました。

マーケットオープン前には4％に近付く場面もあった長期金利ですが、引けにかけて徐々に低下を見せました。

大台を切ったからといってもう4%を超えることはないのかという訳ではありませんので、次に4%を超える時は株式市場が調整が入ると考えています。

S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、上昇した銘柄のほうが多かったことが分かります。

マグニフィセント7ではアップルが▲0.85％、テスラ▲0.56%と下げましたが、他は大きく上昇していました。

全体的に薄商いな感じはしますが、上昇銘柄をピックアップしていきます。

コストコは前日の好決算発表により連日の急騰ですね。

他はズラリとメガテックが並んでいますが、今年はAIブームによってハイテク株の急騰が市場をけん引しましたが、来年にもこのトレンドが続いて欲しいものです。

一方で、大きく売られた銘柄もあり、FTNT（フォーティネット）▲2.97%、PARA（パラマウント・グローバル）▲4.67%、ADM（アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド）▲4.50%などが売られています。

他にも原油価格の急騰により航空系が売られていましたね。

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち9セクターが上昇、2セクターが下落した1日となりました。

もっとも大きく上昇した通信セクターは、大型株の上昇がけん引しています。今年はメタやグーグル、ネットフリックスといったハイテク銘柄が急騰していますので、セクターのパフォーマンスも良好でしたね。

次いで生活必需品セクターが大きく上げていますが、コストコが好決算によってセクターをけん引していますが、一時的なものとなるかも知れません。

また、原油価格の急騰によってエネルギーセクターが買われていますが、原油のトレンドが転換しない限りは今後も下げ目線と考えています。

一方で、マイナスだったのは公益事業と不動産でしたが、結局はこの2セクターはまだトレンド転換していないのでしょうか？

S&P500チャート分析

昨日のS&P500は上昇して終値では4,740まで上げました。（+0.45%）

8営業日中で7日上昇しているS&P500ですが、昨日も年初来高値を更新しました。

2021年12月の過去最高値まであと1.5%を切っていますので、もしかしたら今週中に更新することもあるかも知れません。

とはいえ、過去RSIが80を超えた場面では必ずと言っていいほど大きな調整がありましたので、今回の急騰もそろそろ警戒した方が良いと考えています。

米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

アップルが最新のAppleWatch販売停止へ

アップルは特許紛争を理由にスマートウォッチの国内での販売を停止することを発表しました。

最新モデルApple Watch『シリーズ9』と『ウルトラ2』などが対象となりますが、血中酸素センサーが医療機器メーカーのマシモとの間で法廷闘争となっています。

ホリデー商戦の真っ最中でのネガティブニュースに、アップルの株は売られています。

紅海の航路を一時停止で原油価格急騰

英エネルギー大手のBPが紅海を経由するすべての輸送を停止することを発表しました。

武装組織による商船への攻撃が増えていることに対する措置とのことですが、この影響により原油価格が急騰しています。

輸送停止がいつまで続くか次第ですが、長引くようだと再びインフレ上昇の懸念が高まりそうですね。

FRB当局者が市場の利下げ観測にけん制

シカゴ連銀のグールズビー総裁は、FRBがFOMCで発表した金利予想に対して市場の反応が楽観過ぎることにけん制しました。

ドットプロットによって2024年に3回の利下げ予想を発表したFRBに対して、市場は6回の利下げを予想しています。

クリーブランド連銀のメスター総裁、ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁、サンフランシスコ連銀のデーリー総裁、アトランタ連銀のボスティック総裁なども同様に、利下げの時期や利下げ幅に関してはけん制していますので、さすがに6回の利下げはないと思っていた方が良さそうですね。

12月の注目イベントについて

12月も重要な経済指標の発表が続きますので、スケジュールを確認しておきましょう。

今後は経済指標次第で株価に大きな影響がありそうですね。

まとめ

昨日の米国市場は上昇してNasdaq100は過去最高値を更新しました。

S&P500も最高値まで1.2%のところまで上げており、年内の更新が期待されます。

とはいえ、3指数ともにRSIはかなり買われ過ぎを示していますので、直近で調整が入る可能性があることも念頭に置きたいですね。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。

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