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【2021年8月】米国市場を振り返り『緊張感高まるジャクソンホール会議』

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市場分析
こんな人におすすめな記事

・8月の米国市場のニュースを知りたい
・8月の米国の代表的指数の値動きを知りたい
・8月の米国の主要銘柄の値動きを知りたい
・8月の米国ETFの値動きを知りたい
・2021年今後の投資戦略を知りたい

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こんにちは!8月は
ポジポジしちゃった『ここ屋』よ!

2021年の米国市場は、金融相場が終焉を迎え実績相場に転換する時期が近付いてきたようです。

年内の暴落予想をするアナリストもいる中で、われわれ個人投資家はどんなポートフォリオにしておくべきなのでしょうか。

今後の投資方針を決定するためにもマーケットの状況は把握しておきたいところです。

そこで今回の記事では、2021年8月を振り返り米国市場に大きな影響を与えた出来事と、マーケットの1ヶ月の値動きをまとめていきたいと思います。

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【2021年8月】米国市場の振り返り

【2021年8月】米国市場の振り返りとして、米国経済指数の発表をはじめとした米国市場に大きな影響を与えた出来事について解説していきます。

【2021年8月】コロナワクチンの普及率

2021年8月24日現在の米国で、コロナワクチンを1回以上摂取した人口比率は61.6%ですが、先月から1ヶ月で4%しか増加していないことから、ワクチン接種スピードは完全に鈍化しています。

2回目の接種を完了した人口比は52.2%と、集団接種といわれる70%には程遠い状況です。

感染者数にも歯止めが効かない状況で、ピークの1月に迫る勢いです。

感染者数増加のもたらす影響は、市場への障壁となるのか追い風となるのかも不透明な状況です。

リッヒ
リッヒ

セクターによるんやろな

2021年8月米国市場に大きな影響を与えた出来事

2021年8月米国市場に大きな影響を与えた出来事を、時系列順に簡単にまとめてみました。

8月市場に影響を与えた出来事

・8/ 2 ISM製造業景気指数(7月)発表
・8/ 4 ISM非製造業景気指数(7月)発表
・8/ 6 雇用統計発表(7月)
・8/11 CPI消費者物価指数(7月)発表
・8/12 PPI生産者物価指数(7月)発表
・8/17 小売売上高(7月)発表
・8/19 FOMC議事録
・8/26 実質GDP(改定値)第2四半期発表
*8/27 ジャクソンホール会議
・8/29 FRB政策金利【FOMC】

発表された指標値は、比較的コンセンサス予想通りのものが多かったため、市場の混乱を招くことはありませんでしたが、唯一株価の下落を招いたのはFOMC議事録の発表の後でした。

NMIは景気の強さを表す指数

ISMが4日に発表した7月の非製造業総合指数(NMI)は、景気の強さを表す指数です。

7月のNMI

・実績64.1(予想60.5)
・6月は60.1
*指数は50を中央値をして景気拡大なら数字が大きくなる

消費支出は物からサービスへ移行していると言えども、ここまで強い景気回復を予想するアナリストはいませんでした。

景気回復を印象付ける強い雇用統計

8月に発表された7月の雇用統計は、景気回復を印象付ける強い数値でした。

7月雇用統計

・非農業部門雇用者数 結果+94.3万人(予想+87万人)
・失業者数 結果5.4%(予想5.7%)
・平均時給(前月比) 結果0.4%(予想0.3%)

景気が良くなったとわかると国債は売られ、利回りは上昇しました。

また、長期国債の利回り上昇で金利が良くなると、ドルが買われて上昇しました。

予想を上回る消費者物価指数

8月に発表された7月のCPIについては、6月の実績に対しては鈍化したものの2ヶ月連続のインフレを示していました。

7月CPI

・総合 予想5.3%に対して実績5.4%
・コア 予想4.3%に対して実績4.3%

いくら一時的と言われたとしても5%を超えるインフレ指標には、ゴールドやコモディティは素早く反応したようです。

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【2021年8月】アメリカ10年債

米国市場で『長期金利』と言えば、アメリカ10年債のことを指します。

現在も、FRBによるゼロ金利政策が継続されているため、長期金利は低水準で安定しています。

長期金利と株式はシーソーの関係にあるため、急激な長期金利の上昇は株価の下落を促します。

特にボラティリティの高いハイテク株や、ハイパーグロース株から売られる傾向にあります。

リッヒ
リッヒ

期待インフレ率が上がると
長期金利も上昇するんやな

8月は1.236で明けて8/4には1.134まで下落しましたが、現在は1.22から1.38のレンジで安定しています。

1週間で20%上昇した時は少し冷や冷やしましたが、市場への影響は見られませんでした。

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【2021年8月】米国市場の主要4指数

米国市場の主要4指数とは、NYダウS&P500NASDAQ100Russell2000を指します。

それぞれの特徴が、マーケットの状況を把握するのに適していることから、代表的な指数とされています。

NYダウ

NYダウとは、正式名称を『ダウ・ジョーンズ工業株価平均』といい、ウォール・ストリート・ジャーナルを発行するダウ・ジョーンズ社が発表する平均株価指数のこと。代表的な上場された30銘柄の推移をもとに算出されている。名前に『工業株』と入っているが、1896年に設定された当初の名前の名残り。

S&P500

S&P500とは、米国の格付け会社スタンダード&プアーズが算出している株価指数のこと。米国の株式市場に上場している大型株500銘柄の株価を基準にした『時価総額加重平均』で算出された指数。その選出された500社で全米上場企業の時価総額のほぼ8割を占める。

S&P500について詳しくはこちら

NASDAQ100

NASDAQ100とは、NASDAQに上場した時価総額上位100銘柄(金融を除く)の時価総額加重平均で算出された指数のこと。NASDAQ総合指数が3,000銘柄以上からなるのに対し、NASDAQ100は上位100銘柄(金融を除く)に絞られていることから、ハイテク株が中心となる。

NASDAQ100について詳しくはこちら

Russell2000

Russell2000とは、ラッセルインベストメント社が算出する米国の代表的な小型株指数。上場銘柄の時価総額が1,001位から3,000位までの銘柄の浮動株調整後の時価総額加重平均型の株価指数。ちなみに、1位から1,000位がRussell1000指数。

Russell2000について詳しくはこちら

それでは、それぞれの指数の値動きを見ていきましょう。

2021年8月のダウ・ジョーンズ

2021年8月のダウ・ジョーンズは、35,000付近で明けて16日には新高値の35,630をつけています。

いったん調整が入りましたが、現在は反発しており1ヶ月では1%強の上昇をしています。

2021年8月のS&P500

2021年8月のS&P500は4,415.9で明けて、一度は8/19に4,369まで急落しましたが、すぐにクローズハイを出したのち、現在では4,500を目指しています。

1ヶ月では2.0%の上昇をしていますが、9月にも調整が入りそうです。

2021年8月のNASDAQ100

2021年8月のNASDAQ100は15,047で明け、8/23にクローズハイをつけると15,350まで上昇しています。

8月はレンジ相場を見せかけたNASDAQ100でしたが、終わってみれば1ヶ月で2%以上の上昇をして新高値を更新し続けています。

2021年8月のRussell2000

2021年8月のRussell2000は、2,236.55で明けて8/19には2126まで下落をしましたが、現在では2,230付近まで回復を見せています。

6月から下落トレンドにあるRussell2000ですが、小型株は『炭鉱のカナリア』とも呼ばれマーケットの先行指数でもあるため、相場の下落を示唆しているのかも知れません。

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【2021年8月】金(ゴールド)

2021年8月の金(ゴールド)は、1,817で明けて1週間で大きな下落をしましたが、8/10に1,722.8でボトムを打って上昇トレンドに入ったように見えます。

現在では1,800まで値を戻していますが、金融政策の終わりを告げられるとインフレ懸念が払しょくされ、ゴールド価格には嬉しくない状況が続きそうです。

『有事の金』と呼ばれるゴールドですから、株式市場の暴落に備えるのであればアセットの一部に組み込んでおくのが賢明な投資と言えそうです。

筆者も4月末にゴールド価格上昇について記事にしていますが、現在では短期投資のうまみはなさそうですね。

リッヒ
リッヒ

資産の一部はゴールドを持っとくべきか

金(ゴールド)ETFについて詳しくはこちら

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【2021年8月】仮想通貨(BTC)

2021年に入って乱高下するBTCですが、8月末には上昇の兆しが見え隠れしています。

8月のビットコイン価格は42,025で明け、下落トレンドに入ったかに見えましたが、8/3に37.809でボトムを打った後に、再び上昇トレンドに入りました。

8/23には一時5万ドルを突破する場面もありましたが、もはや何故価格変動しているのかすらわかりません(笑)。

多方面からのニュースで乱高下をするBTCですから、多少の値動きで一喜一憂してしまうほどの資金は入れない方が良さそうですね。

筆者は、少なくとも10年単位の長期目線で投資をしていますので、7月の3万ドルで押し目買いができなかったことを後悔しています。

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【2021年8月】主要銘柄

knolskape.com

【2021年8月】主要銘柄の値動きを確認していきます。

ここでは、GAFAM+テスラ及び、8月に大きな動きのあった銘柄に絞って解説していきます。

【2021年8月】GAFAM+TSLAの値動き

引用:finviz

【2021年8月】GAFAMの1ヶ月の値動きですが、やはりAmazon(アマゾン)のマイナスが目立ちますね。

Amazonは決算をミスした上に来期のガイダンスも弱かったため、決算後に大きな下落を見せました。

しかし、AWSが急成長しているので、今後はECではなくAWSで成長する企業に変貌していくと思います。

Microsoft(マイクロソフト)とGoogle(グーグル)は、相変わらずの絶好調で今後も下落するような想像ができないくらいです。

何を買っていいかわからない人は、この2社でいいんじゃないかと思ってしまうほどです。

Tesla(テスラ)については、大きく反発していますね。

2月から大きな三角持ち合いのチャートを形成しているので、ここから上に抜けたら楽しみな銘柄です。

その他のセクターについて言及すると、ファイナンシャルサービス(V、MA、PYPL)、エネルギーは先月に続いて大きく下落しています。

一方で、半導体が反発していることと、7月に続きヘルスケアが価格を上昇させています。

半導体は供給不足のボトルネックを解消する方向性が見えてきたことが、明るい材料だったと考えられます。

ちなみに、こちらのヒートマップを目にすることも多いと思いますが、無料の情報ツール『finviz』です。最近少し配置が変わりましたね。

finvizの詳しい使い方はこちら

【2021年8月】その他大きな値動きのあった銘柄

【2021年8月】その他大きな値動きのあった銘柄として、PFE(ファイザー)があげられます。

ファイザーは言わずと知れたワクチン供給をしている大手製薬メーカーですが、仮承認だったワクチンがFDAによって正式に承認されたことが大きな要因だと思われます。

いつかは承認されるとわかっていたことにも関わらず、こうやって大きな上昇をするようなら、バイデン政権のインフラ法案の可決後には公益事業セクターなどが強いチャートになりそうですね。

公益事業セクターETFについて詳しくはこちら

【2021年8月】米国ETFの値動き

引用:finviz

【2021年8月】米国ETFの値動きは全体的に堅調だったのにも関わらず、エネルギーセクターだけが一人負けといった感じでしたね。

主要指数が順調に最高値を更新する中で、特に目立ったものとして金融系の巻き返しと、素材セクターやヘルスケアセクターが強かった印象です。

ヘルスケアが底堅い強さを見せていると、やはり業績相場が近付いてきている感じがしますね。

ここ
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『ここ屋』も8月は引き続き
資産を増すことに成功したわ!

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2021年9月注目スケジュール

2021年9月に予定されている、米国相場に大きな影響を及ぼしそうな注目のスケジュールについて記載しておきます。

9月注目スケジュール

・9/ 1 ISM製造業景気指数(8月)発表
・9/ 3 ISM非製造業景気指数(8月)発表
*9/ 3 雇用統計発表(8月)
・9/10 PPI生産者物価指数(8月)発表
・9/14 CPI消費者物価指数(8月)発表
・9/16 小売売上高(8月)発表
・9/21~22 FRB政策金利【FOMC】
・9/30 米国第2四半期実質GDP(確報)

リッヒ
リッヒ

9/3の雇用統計次第では
FOMCでテーパリング発表か

9/3の雇用統計で失業率の低下など『雇用の促進』が示されたら、テーパリングの計画は確実に早まると思います。

当初は2022年末までの予想を立てていたアナリストも、早ければ年内からの開始の可能性を示しています。

ただし、テーパリングは必ず行われるため、経済に大きなダメージを残すようなものではないと考えられます。

一時的な株価の下落はあるかも知れませんが、すぐに金利の上昇を促すものではありませんので、混乱による下落は押し目買いのチャンスになるかも知れません。

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2021年8月振り返りまとめと今後の予想

2021年8月振り返り

・8月の雇用統計発表(7月)では金融引き締めは行われず
・長期金利(米10年債)は低水準で安定
・主要4指数は順調な伸び
・金価格は緩やかな上昇トレンド続く
・仮想通貨(BTC)引き続きの上昇
・GAFAMは明暗が分かれる
・テスラ反発から三角持ち合い
・PFE(ファイザー)含んだヘルスケアが堅調
*8月のジャクソンホール会議が分岐点
*9月発表の雇用統計(8月)次第ではテーパリング発表あるか

S&P500銘柄のほとんどが好決算を出す中、各指数は堅調な上昇を見せています。

しかし、8月のジャクソンホール会議に続き9/3の雇用統計次第では、年内のテーパリング開始が視野に入る。

10月からギクシャクした相場が予想されるが、押し目買いのチャンスになる可能性もある。

個人投資家がやるべきことは、VTIやVOOなどのインデックス投資を軸に、キャッシュポジションを上げておくことがリスクヘッジにつながると考えます。

それでも何かに投資をしたいのであれば、業績相場に強いヘルスケアセクターや、インフラ法案の可決で上昇が見込める公益事業セクターがおすすめです。

リッヒ
リッヒ

特にヘルスケアは最近好調やな

投資は自己責任ですので、自分のリスク許容度を理解して、投資を楽しんでください。

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最後まで読んでくれてありがとう!
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別の記事も読んでみてね!

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