【11月2週目】米国市場1週間の振り返り『インフレ懸念で相場急落』

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・11月の米国の主要銘柄の値動きを知りたい
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・2021年今後の投資戦略を知りたい

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こんにちは!含み益が
3日で100万減った『ここ屋』よ!

2021年の終盤を迎えた米国市場は、9月の調整期間を終えて10月は再び上昇相場に転換しました。

11月も中旬に差し掛かった米国市場は、決算シーズンが続く中、物価指数の発表などが続きます。

まだまだ不安要素が残りつつも上値の軽い展開の相場ですが、われわれ個人投資家はどのような投資戦略をとるのが正解なのでしょうか。

年末の上昇相場を予想するアナリストが多い中、マーケットの状況も把握しておきたいところです。

そこで今回の記事では、2021年11月2週目を振り返り米国市場に大きな影響を与えた出来事と、マーケットの1週間の値動きをまとめていきたいと思います。

【2021年11月2週目】米国市場の振り返り

【2021年11月2週目】米国市場の振り返りとして、米国経済指数の発表をはじめとした米国市場に大きな影響を与えた出来事について解説していきます。

2021年11月2週目の米国市場に大きな影響を与えた出来事

2021年11月2週目の米国市場に大きな影響を与えた出来事を、時系列順に簡単にまとめてみました。

11月市場に影響を与えた出来事

・イーロン・マスクのツイート
・11/ 9 PPI生産者物価指数(10月)発表
・11/10 CPI消費者物価指数(10月)発表

イーロン・マスクのツイート

またまたイーロン・マスクがやってくれました。

富豪への納税法案に対して、イーロン・マスクが反応して以下のようなツイートをしました。

イーロンマスク自社株売却の経緯

米テスラのイーロン・マスクCEOは、自らが保有する自社(テスラ)株の10%を売却べきかどうかをTwitterの投票で賛否を問い、その結果に従うとのツイートをしました。
結果は58%の『イエス』で幕を閉じた。(3,519,252票)
この行為に至った経緯は、米議会民主党が通常は売却時にのみ課税される株式について、売却しなくても課税対象に含める超富裕層向け増税案を提出したことです。法案自体はすぐに取り下げられたのですが、イーロン・マスクはこれに反応し、『含み益が納税の回避というのであれば、自分の保有するテスラ株を10%売却した方がいいのか?』とTwitter民に問うたことが発端です。

リッヒ
リッヒ

どうせそのうち売らなアカンから
税金安いうちに売った方が得やな

結局このツイートによりアナリストも反応し、TSLA(テスラ)株は2日間で▼22%も下落することになりました。

ここ
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マスク氏は続けて売却しているそうよ!

想定内に収まるPPI生産者物価指数

10月のPPI生産者物価指数は、予想とほぼ一致する数値でした。

10月PPI

・生産者物価指数(PPI)…前月比+0.6%
(予想+0.6%、9月+0.5%)
・コア指数…前月比+0.4%
(予想+0.5%、9月+0.2%)
・生産者物価指数…前年比+8.6%
(予想+8.6%、9月+8.6%)
・生産者物価コア指数…前年比+6.8%
(予想+6.8%、9月+6.8%)

PPIが想定内に収まったことで、インフレが高水準で落ち着いた可能性が見られました。

このため米国債相場は上昇し、10年債利回りは1.46%から1.43%まで低下しており、金利低下に伴いドル売りが優勢、ドルは一時112円92銭まで下落しました。

予想を上回るCPI消費者物価指数

11月に発表された10月のCPIについては、先月に続き予想を上回る高インフレを示していました。

10月CPI

・総合…6.2%(予想5.8%、9月5.4%)
・コア…4.6%(予想4.3%、9月4.0%)

10月の米CPIは1990年以来の高水準となり、エネルギー不足から原油価格の高騰が原因の一部となりました。

これで6カ月連続で上昇しているCPIですが、市場では利上げが急がれる懸念が浮上し株価が下落しました。

物価の高騰はバイデン政権の支持率を下げる要因になり、バイデン大統領は『物価の抑制は最優先課題』と発言しています。

インフレは一時的と発言をしてきたパウエル議長でしたが、さすがにインフレの長期化を認めざるを得ない状況になりつつあります。

市場では2022年の6月政策金利の上昇の予想が高まっています。

リッヒ
リッヒ

長期金利の上昇には要注意や

米国市場の向かう先

11月の米国市場は10月の上昇相場を受け継ぎながらも、どこかで下落のスキをうかがっているようです。

ダウ、S&P500、NASDAQの3指数とも最高値更新を続け、過熱感が高まりすぎていることから市場には暴落の緊張感が走っています。

アノマリー通り11月から年始にかけて上昇相場が続くと楽観視されていますが、債券投資家は市場の下落を予想しているようです。

とはいえ、マーケットから全降りするような相場ではないので、ある程度のキャッシュポジションを保ちつつ、上昇セクターなどに資金を移していくことが今後とるべき投資戦略です。

【2021年11月2週目】アメリカ10年債

米国市場で『長期金利』と言えば、アメリカ10年債のことを指します。

現在も、FRBによるゼロ金利政策が継続されているため、長期金利は低水準で安定しています。

長期金利と株式はシーソーの関係にあるため、長期金利の急激な上昇は株価の下落を促します

特にボラティリティの高いハイテク株や、ハイパーグロース株から売られる傾向にあります。

リッヒ
リッヒ

期待インフレ率が上がると
長期金利も上昇するんやな

11月の2週目は、1.464で明けて11/9(水)には1.415まで下げる場面がありました。

その後は急反発して上昇し、金曜日には1.570まで戻しています。

このまま急上昇しないで落ち着いていてくれると、株式投資家には心地の良い状態なんですけどね。

ちなみに、筆者が長期金利を確認するのにはInvesting.comを利用しています。

【2021年11月2週目】米国市場の主要4指数

米国市場の主要4指数とは、NYダウS&P500NASDAQ100Russell2000を指します。

それぞれの特徴が、マーケットの状況を把握するのに適していることから、代表的な指数とされています。

NYダウ

NYダウとは、正式名称を『ダウ・ジョーンズ工業株価平均』といい、ウォール・ストリート・ジャーナルを発行するダウ・ジョーンズ社が発表する平均株価指数のこと。代表的な上場された30銘柄の推移をもとに算出されている。名前に『工業株』と入っているが、1896年に設定された当初の名前の名残り。

S&P500

S&P500とは、米国の格付け会社スタンダード&プアーズが算出している株価指数のこと。米国の株式市場に上場している大型株500銘柄の株価を基準にした『時価総額加重平均』で算出された指数。その選出された500社で全米上場企業の時価総額のほぼ8割を占める。

S&P500について詳しくはこちら

NASDAQ100

NASDAQ100とは、NASDAQに上場した時価総額上位100銘柄(金融を除く)の時価総額加重平均で算出された指数のこと。NASDAQ総合指数が3,000銘柄以上からなるのに対し、NASDAQ100は上位100銘柄(金融を除く)に絞られていることから、ハイテク株が中心となる。

NASDAQ100について詳しくはこちら

Russell2000

Russell2000とは、ラッセルインベストメント社が算出する米国の代表的な小型株指数。上場銘柄の時価総額が1,001位から3,000位までの銘柄の浮動株調整後の時価総額加重平均型の株価指数。ちなみに、1位から1,000位がRussell1000指数。

Russell2000について詳しくはこちら

それでは、それぞれの指数の値動きを見ていきましょう。

全体的には下げ相場でしたが、それぞれ詳しく解説していきます。

2021年11月2週目のダウ・ジョーンズ

2021年11月2週目のダウ・ジョーンズは、36,472で明けて4日連続の陰線で下落をしています。

週末には36,100まで戻しましたが、1週間で▲1.02%の下落をしています。

11月に入り最高値更新を続けてきたダウですが、ここで一休みといったところでしょうか。

2021年11月2週目のS&P500

2021年11月2週目のS&P500は4,701で明けてましたが、8日連続の上昇はストップし今週は陰線が目立つ週となりました。

週末は4,682で終わり1週間で▲0.40%の下落をしています。

11月に入ってから+1.47%の上昇をしていますが、来週には不安が残る1週間となりました。

2021年11月2週目のNASDAQ100

2021年11月2週目のNASDAQ100は16,353で明けましたが、先週までの7日連続の上昇は途絶えています。

今週は連日陰線で終わり、現在は16,199で1週間で▲2.01%の下落をしました。

11月に入って高値更新を続けてきたNASDAQ100でしたが、今週は不安定な相場が続きました。

2021年11月2週目のRussell2000

2021年11月2週目のRussell2000は、2,438で明けて月曜日を高値として週末にかけて下落しています。

11月に入ってレジスタンスを上に抜けたRussell2000でしたが、終値は2,409で1週間で▲1.19%の下落でした。

2021年3月につけた高値を更新したRussell2000ですが、小型株は『炭鉱のカナリア』とも呼ばれマーケットの先行指数でもあるため、今後の米国市場の上昇を暗示しているのかもしれません

【2021年11月2週目】主要銘柄

knolskape.com

【2021年11月2週目】主要銘柄の値動きを確認していきます。

ここでは、GAFAM+テスラ及び、11月2週目に大きな動きのあった銘柄に絞って解説していきます。

ここ
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FB(フェイスブック)が
MVRS(メタ)に社名変更したけど
とりあえずはGAFAMと呼ぶわよ!

【2021年11月2週目】GAFAM+TSLAの値動き

【2021年11月2週目】GAFAM+TSLAのヒートマップに注目してみます。

2021年11月2週目のGAFAM+Tの値動きですが、結果的には全面安でした。

11月2週間のGAFAM+T

・GOOGL(▼1.69%)
・AAPL(▼2.05%)
・FB(▼2.42%)
・AMZN(▼0.13%)
・MSFT(▼1.19%)
・TSLA(▼13.53 %

CPIの発表とともにインフレからの利上げが意識され、市場がリスクオフになった1週間でした。

先月トリリオンダラークラブの仲間入りをしたTSLA(テスラ)ですが、今週の大幅下落で早くもトリリオン脱落の危機にあります。

リッヒ
リッヒ

それでもまだ1ヶ月で30%は上げとる

トリリオンダラークラブとは

トリリオンダラークラブとは、時価総額が1T(トリリオン)=1兆ドルを超えた企業のことを指します。米国企業では、Apple(アップル)、Microsoft(マイクロソフト)、Alphabet(グーグル)、Facebook(フェイスブック)に続いてTesla(テスラ)は5社目のトリリオンダラークラブメンバーとなりましたが、FB(フェイスブック)は株価が続落しトリリオンダラークラブから除名されました。

ちなみに、こちらのヒートマップを目にすることも多いと思いますが、無料の情報ツール『finviz』です。

finvizの詳しい使い方はこちら

【2021年11月2週目】その他大きな値動きのあった銘柄

11月2週目に目立った上昇があったのは、PFE(ファイザー)です。

PFE(ファイザー)は11/5に新型コロナウイルスに効果がある経口薬を発表したため、同日1日で驚異の+8.46%の上昇をしました。

ここ
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1週間では14%の上昇よ!

開発中の経口治療薬「パクスロビド」は、重症化リスクが高い人に対し死亡リスクを89%低下させた臨床試験結果を公表しました。

今週は売り傾向の強い相場でしたが、PFE(ファイザー)は2ケタ上昇を見せていました。

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連れ高でレジャーなど
旅行関連株も買われてたわよ!

11/2に発表された決算も予想を超える良い数字だったこともあり、アフターコロナでも期待ができそうなバリュー株です。

比較的値が安定いているヘルスケアセクターですが、そのパフォーマンスは長期で見ればハイテクに次ぐ伸びを見せており、その中でもPFE(ファイザー)は医療大国アメリカを象徴する医薬品メーカーです。

リッヒ
リッヒ

今また8月の高値にチャレンジしとるな

年初来でも36%も上昇と非常平均をアウトパフォームしています。

ここ
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経口薬のニュースでモデルナなんかの
ワクチン銘柄は大幅下落してるわね!

【2021年11月2週目】米国ETFの値動き

【2021年11月2週目】米国ETFの値動きについて、ヒートマップで確認していきます。

2021年11月2週目の米国ETFの値動きは全体的にぼんやりと下落を示す赤が多い印象です。

その中でも上昇を示す濃い緑をしているのが、素材セクターと半導体です。

素材セクターはインフラ法案可決で上昇

バイデン政権のインフラ法案が両院で可決され、今後業績アップが期待される素材セクターは、インフレ懸念とも相性が良く、これから安定した成長が見込まれます。

半導体の成長は止まること知らず

また、引き続き高い需要が見込まれる半導体ですが、好決算も合間り今週も続伸をしています。

特にAMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)、QCOM(クアルコム)は強い上昇をしています。

ここ
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AMDは3ヶ月で30%も上昇してるわ!

リッヒ
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QCOMは決算で爆上げしとる

セクター別パフォーマンス

今週の1週間でS&P500指数をアウトパフォームしたセクターは、素材セクターのみでした。

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『ここ屋』の資産は1週間で
トントンってとこよ!

2021年11月3週目の注目スケジュール

2021年11月3週目に予定されている、米国相場に大きな影響を及ぼしそうな注目のスケジュールについて記載しておきます。

11月3週目の注目スケジュール

・11/16 小売売上高(10月)発表

リッヒ
リッヒ

クリスマス商戦も気になるな

11月にテーパリングの開始が正式に発表され、次なる注目がインフレの長期化政策金利の利上げ開始に移行しました。

サプライチェーンのボトルネックや労働賃金の上昇、エネルギ価格の上昇や労働者不足など、インフレ懸念は何ひとつ解消されていませんが、インフレの高止まりは経済成長にブレーキをかけてしまうので、早く解消されることを願うばかりですね。

2021年11月2週目の振り返りまとめと今後の予想

2021年11月2週目の振り返り

・生産者物価指数PPIは予想通り
・消費者物価指数CPIは高インフレ継続を示す
・長期金利(米10年債)は一時急上昇
・主要4指数は反転下落
・GAFAMは全体微減
・テスラは売り先行
・インフラ法案通過により素材セクター上昇
・半導体セクターは今週も好調

ダウ、S&P500、NASDAQ100、Russell2000、全て微減の1週間でした。

アノマリー的には、11月から1月までの3ヶ月は特に強い相場が予想されてはいますが、市場には不安要素も残されています。

大きく上昇している銘柄もありますが、決算をミスした銘柄は大きな下落もみせているため、保有銘柄の決算は必ず確認するように心掛けたいところです。

投資は自己責任ですので、自分のリスク許容度を理解して、投資を楽しんでください。

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最後まで読んでくれてありがとう!
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