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【株価を爆上げさせた米国市場】予想以上に低下したインフレ率

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市場分析
こんなことがわかる記事

・11/10米国市場の値動き
・米国経済に関するトピックス
・10月の消費者物価指数(CPI)

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こんにちは!
今日お誕生日を迎えた
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!

昨日の米国市場は近年まれに見るほどの爆上げをしました。

市場予想より低かった消費者物価指数(CPI)を受けて、市場は完全リスクオンとなりましたね。大きく資産を減らしてきた投資家にとっては、少しだけでも報われた1日となりました。

それでは11/10の米国市場を振り返り【株価を爆上げさせた米国市場】予想以上に低下したインフレ率について解説していきます。

リッヒ
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記事の後半では重要な経済ニュースや
S&P500の展望について解説してるで

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11/10米国市場の値動き

昨日の米国市場は、今年1番の爆上げとなりました。

インフレの脅威が和らいだことが好感されたようですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

爆上げした米主要3指数

昨日の米国市場は3指数ともに爆上げしました。

昨日の米主要3指数

・S&P500…+5.50%
・ダウ…+3.66%
・NASDAQ…+7.31%

プレマーケットで消費者物価指数の発表があり爆上げした相場は、マーケットがオープンしても引き続き上昇していきました。

これまで大きく下げてきたナスダックを中心に上昇した1日となりましたが、今後は続伸できるかに注目したいですね。

リッヒ
リッヒ

年末までは上昇して欲しいな

全体的に大きく上昇していますが、バリューよりもグロースの上昇幅が大きかったようです。

ここ
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ハイパーグロース株は大暴騰よ!

昨日のハイパーグロース株

・AFRM(アファーム)…+23.88%
・COIN(コインベース)…+10.74%
・CRWD(クラウドストライク)…+10.95%
・DDOG(データドッグ)…+13.84%
・DOCS(ドクシミティー)…+9.71%
・MQ(マルケタ)…+14.90%
・U(ユニティ)…+29.40%

ユニティは決算も重なり大暴騰していますね。

リッヒ
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他にも追いかけて欲しい銘柄があれば
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CPIを受けて急落した長期金利

昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日終値の4.099から3.811と急落しました。

債券市場にも大きな買いが入ったことで長期金利は一気に低下しました。1ヶ月以上前の水準にまで低下していますが、それでもまだ今年の高値付近にあります。

政策金利はまだ上がる状況にあるため、そこまで楽観できないことも覚えておきたいですね。

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まだ高金利は続きそうね!

一気に水準を下げたVIX

昨日のVIX(S&P500恐怖指数)は、前日の26.09から23.53と急落しました。

ちょうど1ヶ月前にピークをむかえたVIXでしたが、1ヶ月間で30%ほど低下しました。

今後大きな経済指標が出ない限り、市場からボラティリティは抜け続けるのではないかと考えています。

リッヒ
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20を切るまで下げるかな

S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、全面的に明るい緑色をしています。

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久しぶりのパターングリーンね!

時価総額の大きなGAFAMですら1日でこれだけの上昇をするのは非常に珍しいことですね。

11/10爆上げした大型株

・AAPL(アップル)…+8.90%
・MSFT(マイクロソフト)…+8.23%
・NVDA(エヌビディア)…+14.33%
・GOOG(アルファベット)…+7.58%
・META(メタ)…+10.25%
・AMZN(アマゾン)…+12.18%
・TSLA(テスラ)…+7.39%

一方で、ディフェンシブ銘柄の上昇は限定的でしたね。エネルギー、生活必需品、ヘルスケアなどでは爆上げ銘柄は見当たりませんでした。

リッヒ
リッヒ

アフターマーケットでも上昇しとる

セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクター全てが上昇した1日となりました。

セクター別パフォーマンス

・情報技術…+8.77%
・一般消費財…+7.75%
・不動産…+7.29%
・通信…+6.23%
・素材…+5.32%
・金融…+5.02%
・資本財…+4.41%
・公益事業…+3.9%
・ヘルスケア…+3.19%
・生活必需品…+2.63%
・エネルギー…+2.13%

全セクター2%以上の上昇をしていますが、ボラティリティの大きい情報技術と一般消費財セクターの上げ幅はハンパなかったですね。

一方で、ディフェンシブセクターのエネルギー、生活必需品、ヘルスケアセクターなどの上昇率は限定的なものとなりました。

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下げも小さければ上げも小さいの!

レジスタンスを上抜けたS&P500

昨日のS&P500は急激に上昇したことで、レジスタンスを上抜けてきました。

終値では3,956にまで上げており、10月の高値をブレイクアウトしました。

今後は9月に付けた高値4,100をターゲットに上昇する展開が見込めそうです。

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まずは200日移動平均線よ!

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米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

予想以上に低下していたインフレ率

昨日は注目の消費者物価指数(CPI)の発表がありましたが、市場予想以上にインフレ率は低下していました。

10月消費者物価指数(CPI)

【CPI】
〈前年比〉
・結果…7.7%(予想…7.9%)
・前回…8.2%
〈前月比〉
・結果…0.4%(予想…0.6%)
・前回…0.4%
【コアCPI】
〈前年比〉
・結果…6.3%(予想…6.5%)
・前回…6.6%
〈前月比〉
・結果…0.3%(予想…0.5%)
・前回…0.6%

前年比では7.7%にまで低下しており、市場予想よりも低かったことが株式市場にも好感されました。

FRBが注目しているコア指数に関しても、前回よりも低下しており市場予想を下回っています。

これでインフレがピークアウトしたとも考えられますが、単月の結果よりも継続してインフレが収まっていくのかが重要だと考えています。

12月の利上げ幅は0.5%へ

消費者物価指数の発表を受けて、12月の利上げ観測が低下しました。

4会合連続で0.75%の利上げを実施してきたFRBですが、12月の利上げ幅は0.5%にスローダウンすると市場は予想しています。

一時は0.75%幅の利上げを継続する予想が高いこともありましたが、昨日のCPI発表により0.5%の予想が85%にまで急上昇しました。

0.5%の利上げは歴史的に見ても十分な上げ幅だと言えますが、市場の緊張緩は少し和らいだようです。

共和党が有利となった中間選挙

8日におこなわれた米中間選挙の開票が続く中、共和党が議席数を伸ばしています。

引用元:日経新聞

まだ結果は出ていませんが下院では20の議席数の差をつけており、過半数まであと9議席としています。

一方で、上院に関しては残り3議席を争う展開ですが、議席数がお互い50議席となってしまうと議決権は民主党の議長にゆだねられてしまいます。共和党が上院を取るには残り3議席中2議席を獲得する必要がありそうです。

リッヒ
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ねじれ議会に期待やな

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まとめ

【株価を爆上げさせた米国市場】予想以上に低下したインフレ率をまとめます。

まとめ

【11/10の米国市場の値動き】
・S&P500…+5.50%
・ダウ…+3.66%
・NASDAQ…+7.31%
・長期金利は3.811に急落
・VIXは23.53に急低下
【経済トピックス】
・予想以上に低下していたインフレ率
・12月の利上げ幅は0.5%へ
・共和党が有利となった中間選挙

昨日の米国市場は10月の米消費者物価指数の発表を受けて爆上げをしました。

予想を超えるインフレ率の低下によって、市場は急激にリスクオンに舵を切ったようです。

市場は利上げのスローダウンを期待しているようですが、パウエル議長の目にはどう映っているのでしょうか?

これまで大きく下落してきた米国株ですが、このまま年末ラリーに向けて続伸してくれることを期待するには少し早い気もしています。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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