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こんにちは!
ここからの上昇を信じる『ここ屋』よ!
9月のレーバーデイ(9/6)明けから下落を続けてきた米国市場も、ここにきて上昇の兆しが見えます。
とはいえ、テーパリングも始まっていない状況で本当にこのまま上昇するのか心配な投資家さんも多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、リスクオン相場!決算シーズン開始で米国市場は上昇トレンドのスタートについて解説していきたいと思います。
決算シーズン開始で米国市場は上昇トレンドのスタート

9月の米国市場は下落を続けてきましたが、10月に入っても不安定な相場状況に変わりはありませんでした。
上昇と下落をくり返す相場の中、大きな暴落がくるのではないかと警戒した人も多いのではないでしょうか?
しかし、10月も後半を迎えようとしている最中、2021年の最終決算シーズンに突入するとともに明るいニュースが飛び込んできました。
決算シーズン到来!銀行株は好決算!
米国市場の決算シーズンが到来しました。いつものように決算が開始されると共に、銀行株の決算から発表されますね。
JPM(JPモルガンチェース)、BAC(バンク・オブ・アメリカ)、WFC(ウェルズ・ファーゴ)、GS(ゴールドマン・サックス)など、軒並みの好決算に相場もつられて上昇を始めました。
金利の上昇は『長短金利差』で利益を出す銀行株にとっては『良いニュース』となり、金融セクターの株価も上昇を続けています。

金融セクターETFも絶好調や
S&P500のヒートマップ
S&P500の1週間のヒートマップを眺めると、上昇を示す緑が目立ちます。

ヘルスケアセクターとコミュニケーションセクターは苦戦している様子です。
一方で、大型株を中心に上昇傾向が見られる中、際立って注目されるのがTSLA(テスラ)です。
一時は$550付近まで下げた株価は、現在では2021年1月につけた高値$900に迫る勢いです。

やっぱり買っとけば良かったか
長期金利は高値で安定
長期金利の上昇は、ハイパーグロース株などのリスク銘柄にとっては下落の要因とされています。
現在は1.5から1.6を推移していますが、急激な上昇でない限りはそこまでの影響はないようです。

NASDAQ100が市場をけん引した1日
昨日の指数を眺めると、NASDAQ100が1%以上の上昇をした反面、ダウや小型株はマイナスでクローズしました。

全体的に『寄り底』な1日でしたね。
昨日の上昇は大型グロース株がけん引
NASDAQ100が上昇した1日でしたが、特に堅調だったのは大型グロース株。

逆に軟調だったのが大型のバリュー株でした。
S&P500のMACDがゴールデンクロス
S&P500指数は9/17に50日移動平均線を下に抜け、1ヶ月近く苦戦を強いられてきましたが、ここに来てやっと50日移動平均線を上に抜けることに成功しています。

MACDもゴールデンクロスの後に上昇していることが確認できるので、今後の上昇も期待できそうですね。
今後の米国市場は上昇を続けるのか

上昇傾向にある米国市場ですが、今後も上昇を続けるのかが気になりますよね。
投資家が上昇を願う気持ちもわかりますが、不安要素がなくなったわけではありません。
米国市場の不安要素
現在の米国市場を取り巻く環境は、決して相場にプラスになる要素が多いとは言えません。
・インフレの高止まり
・サプライチェーンのボトルネック
・エネルギー価格の上昇
・平均時給の上昇
・テーパリング開始
・生産国(東南アジア)での感染者増加
・債務上限問題
・長期金利上昇
FRBのパウエル議長は一環して『インフレは一過性』とコメントし続けましたが、すでに誰も信じていませんね。
サプライチェーンのボトルネックやエネルギー価格の上昇は、いずれ沈静化されるでしょう。
しかし、一度上昇した人件費が下がることは難しいと考えられます。
いまだコロナ感染者が収まらない米国において労働者不足は深刻であり、人手不足のサービス業において時給の上昇で人手を確保するしか手立てがないようです。
また、12月に先送りにされた債務上限問題についても、再び『米国デフォルトの危機』などと煽られ民主党と共和党のプロレスが開始されることでしょう。
テーパリングについては『すでに織り込み済み』と予想するアナリストも多いようですが、実際にテーパリングが発表されれば市場はギクシャクすると考えられます。
まとめ

リスクオン相場!決算シーズン開始で米国市場は上昇トレンドのスタートをまとめます。
◎リスクオン相場
・決算シーズン開始、銀行株は好決算連発
・大型グロース株を中心に堅調な相場
・金利は安定しグロース株が反発
・ヘルスケア、コミュニケーションが売り込まれる
・TSLA(テスラ)絶好調で新高値更新目前
◎米国市場をとりまく不安要素
・インフレの高止まり
・サプライチェーンのボトルネック
・エネルギー価格の上昇
・平均時給の上昇
・テーパリング開始
・生産国(東南アジア)での感染者増加
・債務上限問題
・長期金利上昇
11月、12月はアノマリー的にも上昇が予想される米国市場ですが、今後の決算次第では大きく売り込まれる可能性があります。
現在はリスクオン相場で上昇が取れる局面かも知れませんが、フルインベストメントではなくキャッシュポジションを残しつつの方が安全そうです。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

最後まで読んでくれてありがとう!
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