【上げきれなかった米国市場】株価を上昇させたくないFRBによる圧力?

市場分析
こんなことがわかる記事

・1/9米国市場の値動き
・S&P500指数の展望
・米国経済に関するトピックス

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昨日の米国市場は大きく上昇する期待が膨らみましたが、引けにかけて上昇を打ち消すこととなりました。

どうやらFRBの関係者たちは、株式市場が上昇することを歓迎していないようです。年明けの先週だけでも、5人のFRB高官によるタカ派発言が続いています。

インフレ抑制のためには株高も喜ばれないんでしょうね。

それでは1/9の米国市場を振り返り【上げきれなかった米国市場】株価を上昇させたくないFRBによる圧力?について解説していきます。

リッヒ
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記事の後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説してるで

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1/9米国市場の値動き

週の明けた昨日の米国市場は、気持ちよく上昇することはできませんでした。

大きなニュースはありませんでしたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

上げきれなかった米主要3指数

昨日の米国市場はナスダック以外は下落した1日となりました。

昨日の米主要3指数

・S&P500…▲0.08%
・ダウ…▲0.34%
・NASDAQ…+0.64%

プレマーケットから買われていた相場は、マーケットがオープンしても上昇していきました。このまま高い相場が続くと思われた矢先に、午後から引けにかけて下落していきました。

結果的にナスダックはプラスで引けましたが、一時は2.2%を超える上昇率でしたから、明日にかけて不安を残す結果となりました。

全体的に大きな変動はなく、小型グロースだけが買われています。

ここ
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ハイパーグロース株強かったわ!

昨日のハイパーグロース株

・AFRM(アファーム)…+4.08%
・COIN(コインベース)…+15.06%
・CRWD(クラウドストライク)…+1.95%
・DDOG(データドッグ)…+2.81%
・DOCS(ドクシミティー)…+0.49%
・MQ(マルケタ)…+3.45%
・U(ユニティ)…+7.27%

リッヒ
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コインベースは2桁の爆上げや

続落した長期金利

昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の終値3.560から3.527に続落しました。

今年に入ってから長期金利の続落が止まりません。昨年末には3.9にまで上昇していたのに対して、すでに10%近く下落しています。

今後どこかで巻き戻しが入るようだと、株価の急落につながるかも知れませんので注視したいところです。

リッヒ
リッヒ

週末が鬼門やな

反転したVIX

昨日のVIX(S&P500恐怖指数)は、前日の終値21.13から21.97に上昇しました。

これまで続落してきたVIXですが、昨日は少し反転しました。昨年末から20から22といった低水準でボックスを形成していますが、どこかで上に抜けたら黄色信号ですね。

やはり木曜日の消費者物価指数(CPI)次第ってところですね。

リッヒ
リッヒ

30以上に上がった時が怖いな

S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、中央のヘルスケアが急落していることがわかります。

ここ
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ディフェンシブはどうしたのよ!

他セクターが上昇している時間帯からディフェンシブセクター銘柄が弱く、引けにかけての下落で大きく値を崩しています。特にヘルスケア銘柄は大きく下落しています。

1/9下落したヘルスケア銘柄

・JNJ(ジョンソン&ジョンソン)…▲2.59%
・LLY(イーライ・リリー)…▲3.61%
・ABBV(アッヴィ)…▲2.94%
・MRK(メルク)…▲3.88%
・PFE(ファイザー)…▲4.97%
・BMY(ブリストル・マイヤーズ)…▲2.73%
・GILD(ギリアドサイエンシズ)…▲3.88%

他にも生活必需品銘柄が売られていましたが、一方でTSLA(テスラ)+5.93%、NVDA(エヌビディア)+5.17%、AMD(アドバンスド・マイクロ・デバイセズ)+5.13%、CRM(セールスフォース)+4.69%などが大きく上昇しています。

セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターのうち6セクターが上昇5セクターが下落した1日となりました。

セクター別パフォーマンス

・情報技術…+1.47%
・一般消費財…+0.91%
・公益事業…+0.62%
・素材…+0.31%
・エネルギー…+0.27%
・通信…+0.18%
・不動産…▲0.05%
・金融…▲0.09%
・資本財…▲0.09%
・生活必需品…▲0.9%
・ヘルスケア…▲1.37%

情報技術セクターが大きく上昇していますが、半導体やソフトウェア銘柄がけん引しました。一般消費財セクターに関しても、テスラとアマゾンの上昇が大きく影響しています。

一方で、ヘルスケアセクターは1%以上の下落をしています。主要銘柄が軒並み3%近い下落を見せていましたが、昨日は生活必需品セクターを含めてディフェンシブセクターが売られる1日となりました。

ここ
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基本的には上昇基調の1日だったのよ!

50日に押し戻されたS&P500

昨日のS&P500は陰線をつけて、50日移動平均線に押し戻されました。

日中の上昇で直近のボックス相場を上に抜けて、50日移動平均線をブレイクアウトしたかのように見えたS&P500は終値で3,892まで下げました。

節目の4,000まであと少しのところまで迫っているのですが、なかなか上に抜けることができませんね。

ただし、MACDがゴールデンクロスを形成していますので、今後の上昇に期待が持てます。

どちらにせよ今週12日木曜日に発表される消費者物価指数(CPI)の結果次第ってことになりそうです。

リッヒ
リッヒ

もうインフレは抑制できたやろ

ここ
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その楽観が急落を生むのよ!

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米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

FRB関係者は株高をけん制

先週に続いてFRB関係者による株高へのけん制が続いています。昨日も上昇相場を打ち消すかのように2人の地区連銀総裁が相次ぐタカ派発言をしました。

 アトランタ連銀のボスティック総裁は『われわれは決意を固く持ち続ける必要がある』と発言しており政策金利を5-5.25%に引き上げることの正当化を述べています。

また、サンフランシスコ連銀のデーリー総裁も、ウォールストリート・ジャーナルのインタビューで『政策金利は最終的に5%を上回る水準まで引き上げられる』と答えています。

インフレ抑制のために景気熱を冷ましたいFRBにとって、株高は歓迎されていないようです。

リッヒ
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2人とも議決権は持ってないんやけどな

1年先のインフレ期待が21年7月まで低下

ニューヨーク連銀の調査によると、1年先のインフレ期待は5%にまで低下して前月比では0.2%下がりました。

2021年7月以来の低い水準にまで低下したインフレ期待ですが、3年後の3%は変わっていません。

FRBは目標の2%に下がるまで金融引き締めの手を緩めないとすると、当分は政策金利の高い状況が続きそうです。

ゴールドマン・サックスが3,200人削減へ

米投資銀行のゴールドマン・サックス・グループは今週から3,200人規模の人員削減に乗り出す見通しを示しました。

そのうち3分の1がトレーディング部門や銀行部門となる公算が大きく、4万9000人あまりの従業員のうちおよそ6.5%の人員がレイオフされることとなります。

アップルがブロードコムから自社製に切り替え

アップルはWi-FiとBluetoothを操作するチップを、ブロードコム製から自社製に切り替える見通しとのこと。

また、セルラーモデムチップに関してもクアルコム製から自社製に切り替える準備も進めているようです。

このニュースを受けてブロードコムの株価は▲1.96%、クアルコムは▲0.63%と下落しています。

今月の注目イベントについて

今月も重要な経済指標の発表をはじめ、米国市場に大きな影響を与えそうなイベントが目白押しです。

1月の注目のイベント

*1/12 消費者物価指数(CPI)(12月)
・1/14 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・1/17 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・1/18 生産者物価指数(PPI)(12月)
・1/18 小売売上高(12月)
・1/27 PCEデフレーター確報値(11月)
・1/31 シカゴ購買部協会景気指数(PMI)(12月)
・1/31~2/1 FRB政策金利(FOMC)

1月も消費者物価指数など重要な経済指標の発表が続きます。今後も注目イベントについてはウォッチしていきたいと思います。

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まとめ

【上げきれなかった米国市場】株価を上昇させたくないFRBによる圧力?をまとめます。

まとめ

【1/9の米国市場の値動き】
・S&P500…▲0.08%
・ダウ…▲0.34%
・NASDAQ…+0.64%
・長期金利は3.527に続落
・VIXは21.97に上昇
【経済トピックス】
・FRB関係者は株高をけん制
・1年先のインフレ期待が21年7月まで低下
・ゴールドマン・サックスが3,200人削減へ
・アップルがブロードコムから自社製に切り替え

昨日の米国市場は、1日のうちで上昇を打ち消すかたちとなりました。

インフレ抑制を第一と考えるFRBにとって、景気を冷ますためには株高も歓迎されないようです。

一方で、12日(木)には消費者物価指数(CPI)の発表が控えており、13日(金)からは銀行株を皮切りに決算シーズに突入します。

年明けの相場が少し上昇したからといって、今から買い向かうのは少し早いのかも知れません。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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