当サイトは広告費で運営費をまかなっており、個人サイトが公平なレビューをする収入源の確保のため、ご理解いただけたら幸いです。

イノベーションETFのARKKは上昇するのか?キャシーウッドが考える今後の米国市場

スポンサーリンク
市場分析
こんなことがわかる記事

・イノベーションETFのARKKについて
・キャシー・ウッドが考えるマーケット展望

⇩クリックでランキングの応援をしてください。

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

(応援してくれるみなさん、いつもありがとうございます。)

ここ
ここ

こんにちは!
ARKK組み入れ銘柄を保有していた
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!

2022年に入り下落トレンドが続く米国市場において、金融相場にこそ輝きを放つグロース株にとっては厳しい状況となっています。

特にハイパーグロース株と呼ばれる若い企業の株価は、年初来で▲50%暴落している銘柄も少なくありません。

グロース株に悲観的になっている投資家が多い中で、みなさんもご存じのアーク・インベストメント社のキャシー・ウッドCEOは少し違った視線で市場をとらえているようです。

マネックス証券のチーフ・外国株コンサルタントである岡元兵八郎氏がキャシー・ウッドに直撃インタビューをしたやり取りを元に、現在の彼女の目に映っている米国市場の展望について解説していきたいと思います。

スポンサーリンク

アーク社のARKKは再び上昇するのか?

数百億ドルの資産を運用する『アーク・インベストメント社(ARK Investment Management LLC)』の創業者、CEOであるキャシー・ウッドは『女性版ウォーレン・バフェット』とも呼ばれる敏腕ファンドマネージャーです。

特にコロナショック後のグロース株の高騰により、アーク社のファンドは短期で数倍のリターンを叩き出しています。

そんなキャシー・ウッドがどんなことを考えているかを聞く前に、彼女自身とアーク社の代表的なETFについておさらいしておきましょう。

キャシー・ウッドってどんな人?

アーク・インベストメント社のCEOであるキャシー・ウッド氏とは、どんな人なのかを少しだけ解説しておこうと思います。

  • 1955年11月26日生まれ
  • アメリカ、カリフォルニア州サンフランシスコ出身
  • ロサンゼルスのノートルダムアカデミーを卒業
  • 南カリフォルニア大学を主席卒業
  • 在籍中に金融と経済の学位を取得
  • 1977年の大学在学中から金融キャリアスタート
  • 大学卒業後にジェニソンアソシエイツに就職
  • 同企業に18年間勤務
  • 1998年ヘッジファンドを設立
  • 2001年にアライアンス・バーンスタインに入社
  • 同資産運用会社に12年勤務
  • 2014年ARK INVEST創業

まさになるべくして現在の位置に立っている経歴の持ち主であることがわかります。

キャシー・ウッドが有名になったエピソード

今でこそ米国株に投資をする人であれば誰もが知るキャシー・ウッドですが、数年前までは彼女を知る人は少数派でした。

そんな彼女を一躍有名にしたのがこんなエピソードでした。

2018年2月7日、CNBCでキャシーは『テスラは株価4,000ドルに達すると信じている』と述べました。しかし、当時はテスラには懐疑的な見方も多かったために、キャシーの発言は嘲笑の的になりました。

その3年後の2021年1月、テスラの株価は実際に4,000ドルに到達したことで世間を驚かせました。(テスラは2020年8月に株式を5分割、2022年に3分割しています)
世間では『そんな馬鹿な』と思われているアイデアも、キャシーには見えているものがあったのです。

ARKKの概要

次にアーク社を代表するETFである『ARKK』について概要を解説していきます。

ティッカーARKK
名称アークイノベーションETF
運用会社ARKインベストメント
設定日2014/10/31
総資産額$7.208B
経費率0.75%
分配利回り
引用元:Bloomberg

アクティブファンドのため経費率は高めですが、相場がよい時に投資をしていた人は気にならないほど儲かっていたでしょうね。

アーク・イノベーションETF(ARK Innovation ETF)は、米国籍のアクティブ運用型ETF(上場投資信託)。破壊的イノベーション関連企業の株式銘柄への投資を目指す。ゲノム革命、ウェブx0、および産業革新に関連する科学研究での新製品、サービスの開発に依存する、または利益を得る銘柄を対象とする。

引用元:Bloomberg

ARKKのリターン率

ハイパーグロース株を中心としたARKKは、2022年現在は非常に厳しい相場環境を迎えています。

そのリターン率を眺めると、とても優秀なファンドとは思えませんね。

期間リターン率
3ヶ月▲21.14%
年初来▲61.54%
1年▲70.35%
3年▲6.11%
5年+1.00%
引用元:Bloomberg

設定日(2014年10月)よりおよそ7年(2021年2月)で8倍近くまで上昇したARKKでしたが、2022年10月現在は最高値から▲80%ほど下落しています。

ARKK上位組入れ銘柄

ARKKの上位組入れ銘柄を見ると、コロナショックからの上昇相場では破壊的な株価上昇を見せてきた銘柄が含まれています。

ティッカー企業名比率
TSLAテスラ9.07
ZMズーム・ビデオ9.05
ROKUロク6.55
EXASイグザグト・サイエンシズ5.19
NTLAインテリア・セラピューティクス4.99
PATHユーアイパス4.59
COINコインベース4.59
SQブロック(旧スクエア)4.54
CRSPCRISPRセラピューティクス4.40
TWLOトゥイリオ4.23
引用元:Bloomberg
リッヒ
リッヒ

各銘柄の株価が毎日変動するから
比率はコロコロ変わるで

ズームやロク、コインベースやブロック(旧スクエア)など一時はブームになりましたが、現在の株価は高値から半値以上削られています。

ここ
ここ

キラキラのテーマ株だらけね!

ARKKのリアルタイムチャート

ARKKのリアルタイムチャート(週足)を眺めると、高値から急落して現在の株価はコロナショック時の大底近くまで低下していることがわかります。

リッヒ
リッヒ

まるでジェットコースターやな

スポンサーリンク

キャシー・ウッドへのインタビュー

出典:Bloomberg

日本の大手証券会社であるマネックス証券のチーフ・外国株コンサルタントである岡元兵八郎氏は、直近でアーク・インベストメント社のキャシー・ウッドCEOに直撃インタビューを実施したとのことで、内容をかいつまんで解説していきたいと思います。

(本編はインタビュー内容を要約して解説していますので、全てを読みたい人はマネクリで確認してください。)

イノベーション関連銘柄は好転する

岡元氏:コロナ禍におけるイノベーション関連銘柄の急騰とその後の大幅な下落をどのように評価していますか?

ウッド氏:2020年の4月から2021年の2月にかけて、私たちの旗艦戦略は360%上昇しました。インフレと金利上昇の懸念が広がり、5年後に焦点を当てた長期投資銘柄に打撃を与えました。
しかし現在、私はデフレが進行していると見ています。この1年半の間に大きな打撃を受けたイノベーション関連銘柄は、好転すると思います。もし私たちの考えが正しければ、インフレは劇的に低下し、金利もそれに追随することになるでしょう。

政策金利は今後3ヶ月から半年には下がりはじめる

岡元氏:インフレ率が下がり、金利が下がるのはいつ頃とお考えですか?

ウッド氏:FRBが重視しているPCEコアデフレーターを見ると2022年2月に5.3%でピークに達し、現在は4.6%まで低下しています。今後3ヶ月から6ヶ月の間に、投資家はインフレが問題ではないことを確信し、FRBは金利を上げ続けるべきではないと考えるようになると思います。

今後5年間のテーマ株の展望

岡元氏:今後5年間、御社が推奨しているイノベーションテーマ株はどのように推移すると思いますか?

ウッド氏:今後5年間の投資収益率予測を見ると、年率15%の何倍もの値になっています。つまり現在の市場は売られすぎていて、FRBの方針転換を待っているということです。そして、FRBが方針転換した時そのリターンは実現し始めると私たちは信じています。

今後1年のマーケット展望は

岡元氏:今後12ヶ月ほどの株式市場全体の見通しについては、どのようにお考えですか。

ウッド氏:これから1年、3年、5年の間、株式市場は非常に生産的な投資先となると思います。グローバルなデジタル化に貢献する企業は、今後も成長を続けるでしょう。そうした企業の株価はこの1年半で非常に大きな打撃を受けていましたが、この状況はかなり劇的に変化すると考えています。ここまで弱気心理が高まると、それが間違いである確率も高く、株式市場の回復が近いと思っています。

イノベーションは過小評価されている

岡元氏:キャシーさんがイノベーションに着目している理由を教えていただけますか?

ウッド氏:特に重要なことは、イノベーションが過小評価されていることです。私たちが自身のリサーチを公開する理由は、投資家やアドバイザーに、私たちの足元が変わりつつあることを理解していただきたいからです。イノベーションがポートフォリオに非常に大きなインパクトを及ぼすにつれて、より多くの人が私たちの調査に注目し、イノベーション分野でアイデアを探し始めると思います。

スポンサーリンク

イノベーションETFのARKKは上昇するのか?キャシーウッドが考える今後の米国市場まとめ

イノベーションETFのARKKは上昇するのか?キャシーウッドが考える今後の米国市場をまとめます。

まとめ

・キャシー・ウッドはアーク・インベストメント社のCEOで『女性版ウォーレンバフェット』と呼ばれるほどの敏腕ファンドマネージャー。
・ARKKはアーク社が手掛ける破壊的イノベーション関連企業の株式銘柄への投資を目指すアクティブファンドETF。
・ARKKは設立から7年で8倍に上昇するも、現在の株価はコロナショックの大底近くまで下落している。

【キャシー・ウッドが描くマーケット展望】
・イノベーション関連銘柄は好転する
・政策金利は今後3ヶ月から半年には下がりはじめる
・今後5年間のテーマ株はFRBの方針転換と共に上昇する
・株式市場の回復が近い
・イノベーションは過小評価されている

金融相場では破壊的イノベーションをもたらす企業の株価は爆上げしていました。

アーク社のキャシー・ウッドCEOはいち早くそれに気付き、ARKKは驚愕のリターンを叩き出しました。

現在は見るも無残な水準にまで急落しているARKKですが、彼女はイノベーション企業の未来を確信しています。

当時のアナリストが笑ったように現在のあなたも今の彼女を笑うのか、キャシーの信念に共感するのかはあなた次第です。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

ここ
ここ

最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!

米国ETFに興味がある人は、まとめ記事がありますので参考にしてみて下さい。

これからも市場の動向や投資に役立つ情報を発信していきますので、良かったらブログランキングのフォローなどもしていただけると嬉しいです。

ブログランキングに登録しています。1日1回『ポチっと』応援していただくとブログを頑張る励みになります!

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

売りから入れるCFD取引をはじめるなら、取扱銘柄数がダントツに多いIG証券がおすすめです。

米国投資をはじめるなら、手数料が安くて取扱銘柄も多いSBI証券がおすすめです。

投資初心者におすすめの本ランキングTOP10

コメント

通常の申込みよりもお得な紹介特典がもらえる!
SBI証券でクレカ積立するなら    三井住友カード(NL)