昨日の米国市場は大きく下落しました。
FRBの利上げ観測が急速に高まり、半導体を中心としたグロース株から一気に資金が抜けています。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで
6/23 米国市場の値動き
昨日の米国市場は下落しました。
マイクロンの決算発表が警戒されていますが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …▲1.44%
・ダウ平均 …▲0.09%
・Nasdaq100…▲3.29%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は4.493%に低下しています。
為替(ドル円)
為替は1ドル161円568銭と横ばい。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、半導体を中心としたハイテク株が弱かったことが分かります。

マグニフィセント7は2銘柄が上昇。5銘柄が下落。MSFTが+1.80%上昇していますが、TSLA▲5.79%、NVDA▲4.13%と大きく下げています。
ハイテク株が売られる中で、バリュー株に資金が移動した1日となりました。
・AXON(アクソン)…+5.61%
・CDW(CDWコープ)…+5.25%
・GEHC(GEヘルスケア)…+5.08%
・IBM(アイビーエム)…+5.04%
・CHTR(チャーター・コミュニケーションズ)…+4.95%
・HSY(ハーシー)…+4.90%
・CAG(コナグラ)…+4.51%
・ERIE(イリー・インデムニティー)…+4.47%
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは5セクターが上昇、6セクターが下落した1日となりました。

・生活必需品…+1.85%
・ヘルスケア…+1.37%
・不動産 …+1.28%
・公益事業 …+0.62%
・エネルギー…+0.39%
・金融 …▲0.06%
・通信 …▲0.30%
・一般消費財…▲1.09%
・資本財 …▲1.62%
・素材 …▲2.99%
・情報技術 …▲3.94%
生活必需品やヘルスケアといったディフェンシブセクターが買われています。
一方で、情報技術や素材などが大きく下げており、これまでの上げ分が一気に利確されています。
ここがセクターローテーションのはじまりになるのかも知れません。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は▲1.44%下落して、終値では7,365に下げました。
先週末には反発していたS&P500ですが、昨日は大きく下げ直近安値に向かっています。
ローソク足は窓を開けてトウバが発生していますので、トレンド転換を示しているのかも知れません。
トウバとは始値と終値がほぼ変わらない十字線のことで、高値付近で発生すると下落トレンドの転換点とも言われています。
今夜には50日移動平均線に支えられるかどうかに注目していきましょう。
FEAR&GREEDインデックスは35から28に下げ、かなりEXTREME FEAR寄りのFEARとなりました。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
AIブーム買い逆流で半導体株大幅下落
ハイテク株中心のNasdaq100はこの日▲3.29%といった大幅下落。半導体指数は▲7.9%の急落。
これまで相場をけん引してきたメモリー半導体銘柄も大きく売られました。
ここ数カ月間のグローバルなハイテク株への過度な集中と、巨額の資金流入が今まさに解消され始めているようです。
プラスのうちに逃げるかこのまま握り続けるのかといった、大きな分岐点となるのかも知れませんね。
米がイランとの正式な合意目指す
トランプ米大統領は、米国がイランとの「公正な合意」を目指しているとし、両国の関係は良好という認識を示しました。
公正な合意とは何ぞやって気がしますが、署名内容とは異なる条件を提示しているようにも聞こえます。
トランプ大統領の支持率34%に低下
世論調査によるとトランプ大統領の支持率は、2期目の最低水準である34%に低下しました。
国民はイランに対する軍事攻撃が、代償に見合ったものではないと判断しているようです。
これから秋の中間選挙に向けて支持率上昇のための政策をバンバン出してくれたら株高になるんですけどね。
6月の注目イベントについて
6月も重要な経済指標スケジュールを確認しておきましょう。
・6/25 PCEデフレーター
・6/30 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・6/30シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね
まとめ
kindleから書籍を出版しました。良かったら手に取ってみて下さい。
【6/23 米国市場の値動き】
・S&P500 …▲1.44%
・ダウ平均 …▲0.09%
・Nasdaq100…▲3.29%
【経済トピックス】
・AIブーム買い逆流で半導体株大幅下落
・米がイランとの正式な合意目指す
・トランプ大統領の支持率34%に低下
昨日の米国市場は大きく下落しました。
これまで相場を支えてきたAIブームに逆流となる売りが入ったようです。
何か大きな材料があったワケではないの、これを一時的な利確と見るべきか、トレンドの転換点と見るべきかは難しい場面だと考えています。
長期投資だからといってずっと握っていれば良いかというわけではありませんので、場合によってはポジションを縮小してもいいタイミングかも知れませんね。
投資は自分のリスク許容度を理解し、自己責任、自己判断でお願いします。


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