昨日の米国市場は上昇しました。
11月の消費者物価指数(CPI)が発表されましたが、インフレが予想外に鈍化していたことを受けて市場が好感しました。
来年の利下げ期待が高まるところですが、このまま手放しに喜べる状況ではないようです。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

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Follow @RamTky12/18 米国市場の値動き
昨日の米国市場は上昇しました。
インフレ指標の発表がありましたが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …+0.79%
・ダウ平均 …+0.14%
・NASDAQ100…+1.51%
プレマーケットから買われていた相場は、マーケットがオープンするとナスダックを中心に上昇していきました。
その後何度か売り戻しに合い、引けにかけても買われては売り戻される1日となりました。

ガッカリ相場が続くわね!

ハイパーグロース株はまちまちやな
・AFRM(アファーム) …+6.01%
・COIN(コインベース) …▲2.04%
・CRWD(クラウドストライク)…+1.54%
・DDOG(データドッグ) …+1.16%
・DOCS(ドキシミティ ) …▲0.50%
・MQ(マルケタ) …+1.02%
・U(ユニティ) …+1.74%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.153から4.124に低下しました。
為替は1ドル155円45銭と少しドル高に戻していきそうです。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、上昇した銘柄の方が多かったことが分かります。

テックの巻き返しね!

マグニフィセント7はすべてが上昇。TSLAが+3.45%、AMZNが+2.48%、METAが+2.30%と大きく上げています。
ここ数日売られていたテックに買戻しが入ったようです。
・MU(マイクロン)…+10.21%
・LRCX(ラム・リサーチ)…+6.27%
・SNDK(サンデスク)…+6.11%
・CEG(コンステレーション・エナジー)…+5.89%
・APP(アップラビン)…+5.67%
・WDC(ウェスタン・デジタル)…+5.26%
・STX(シーゲイト)…+5.17%
・SBUX(スターバックス)…+4.94%
一方で、大きく下げた銘柄もありました。
・FDS(ファクトセット)…▲7.68%
・GNRC(ジェネラック)…▲5.41%
・FANG(ダイヤモンドバックエナジー)…▲4.59%
・HPQ(ヒューレットパッカード)…▲4.01%
・DELL(デル)…▲3.87%
・MPC(マラソン・ペトロリアム)…▲3.66%
・LEN(レナー)…▲3.48%
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは8セクターが上昇、3セクターが下落した1日となりました。

・一般消費財…+1.54%
・情報技術 …+1.44%
・通信 …+1.41%
・資本財 …+0.92%
・公益事業 …+0.92%
・素材 …+0.29%
・金融 …+0.25%
・ヘルスケア…+0.01%
・不動産 …▲0.49%
・生活必需品…▲0.63%
・エネルギー…▲1.18%
このところ売られていた一般消費財や情報技術、通信が大きく買われています。
一方で、前日には大きく上げていたエネルギーは▲1%を超える下落。
ディフェンシブセクターよりもハイテクセクターが買い戻された1日となりました。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は+0.79%上昇して、終値では6,774に上げました。
4日連続で下落していたS&P500ですが、昨日は反転して5日ぶりの上昇。
前回高値からの下落幅は▲1.83%に縮小しました。
1日で50日移動平均線を奪還していますが、長い上ヒゲを付けていますので強い売り圧力が残っているようです。
インフレ指標が買い材料にはなりましたが、長く続くほどの好材料ではないかも知れません。

このまま年末ラリーに入って欲しいわ!
FEAR&GREEDインデックスは39から44に上げましたが、ギリギリFEARのままです。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
コアCPI予想外に4年ぶりの低い伸び
昨日発表された11月の消費者物価指数(CPI)は、市場予想を下回る低い伸びとなりました。
ただし、政府機関閉鎖の影響で前月比はなく、かなりノイズを含んだ統計となったようです。
【総合CPI】
〈前年比〉
・結果…2.7%(予想…3.1%)
・前回(9月)…2.9%
〈前月比〉
・結果…ー%(予想…ー%)
・前回…ー%
【コアCPI】
〈前年比〉
・結果…2.6%(予想…3.0%)
・前回(9月)…3.0%
〈前月比〉
・結果…ー%(予想…ー%)
・前回…ー%
注目されたインフレの粘着性が高い住居費が2ヶ月横ばいとなり、データの正確性に疑問も残りました。
発表を受けて株価は大きく上昇しましたが、データの怪しさから場中ではかなり押し戻された形跡がありますね。

手放しでは喜べないわね!
今回のCPIエコノミストは懐疑的
今回のCPI発表でインフレ率が4年ぶりの低水準に鈍化したことを受けて市場は好感しましたが、多くのエコノミストはこの結果に懐疑的なようです。
政府閉鎖の影響で10月のデータはなく、11月も穴だらけの統計となっている可能性を指摘しています。
これまで長く粘着的だった住居費や航空運賃、衣料品などのインフレがほぼ消えたかのように見えたのは些かおかしいと感じたようです。
住居費はCPIの約3分の1を占めていますので、これが誤っているとなると来月には逆にリバウンドしてしまうかも知れません。

そうなったら株価急落やな
インフレ指標もっと見たいシカゴ連銀総裁
シカゴ連銀のグールズビー総裁は、物価上昇圧力の緩和は好ましいと歓迎しましたが、単月の結果に頼ることはないと述べました。
追加利下げを決断するには、さらなる経済指標の発表を待ちたいと付け加えています。
次回1月末のFOMCまでにはそう多くない経済指標が発表されますが、来年早々の利下げは期待できなそうです。

どこまで利下げされるのかしらね
12月の注目イベントについて
12月の経済指標スケジュールを確認しておきましょう。
・12/20ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
・12/23 PCEデフレーター
・12/24 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・12/30 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
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【12/18 米国市場の値動き】
・S&P500 …+0.79%
・ダウ平均 …+0.14%
・NASDAQ100…+1.51%
【経済トピックス】
・コアCPI予想外に4年ぶりの低い伸び
・今回のCPIエコノミストは懐疑的
・インフレ指標もっと見たいシカゴ連銀総裁
昨日の米国市場は上昇しました。
11月のCPIが発表され予想を下回るインフレの伸びに、市場は好感したようです。
とはいえ、これには穴がありそうですから、手放しに喜んで良いものかは懐疑的なようです。
どちらにせよ利下げに関しては今後の経済指標を見ていくことになりそうですが、やはり強い経済が背景にないと株価は上がりませんので、1月からはじまる企業決算の方が重要になるかも知れません。
投資は自分のリスク許容度を理解し、自己責任、自己判断でお願いします。

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