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FOMCを前に現在の米国市場に対する景況感をまとめておく

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市場分析
こんなことがわかる記事

・現在の米国市場に対する景況感
・今回のFOMCでの利上げ予想
・2023年の米国株は上昇するのか

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ここ
ここ

こんにちは!
今夜のFOMCは大注目している
『ここ屋』よ!

2023年では第2回目となる米連邦公開市場委員会(FOMC)が、3月21日22日の両日で開催されています。

日本時間の3月23日午前3時には結果が公表され、3時半からはパウエル議長の記者会見が予定されています。

泣いても笑っても数時間後には米国市場にとって、今年最大と言っても過言ではないFOMCが終わることになります。

米国株に投資しているわれわれ個人投資家にとってもビックイベントとなりますが、その前に現在の米国市場が置かれている状況と今後の米経済や米国株の行方を整理しておこうと思います。

リッヒ
リッヒ

現状の市場予想や
筆者の個人的見解が混ざっとるから
そのあたり考慮しておくれよ

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現在の米国市場に対する景況感

現在の米国市場は歴史的インフレを抑制するために、2022年から続く金融引き締めの真っ最中です。

その状況も直近2週間程度でガラッと様変わりしていますので、そのあたりをまとめていこうと思います。

思いの他タカ派だったパウエル議長の議会証言

FRBのパウエル議長は3月の7日に上院、8日には下院の委員会でそれぞれ半期に一度の議会証言を行ったことで、マーケットには緊張感が走りました。

というのも、その発言は『政策金利を従来の想定より高い水準に引き上げる公算が大きいとしたほか、必要であれば利上げペースを加速させる用意がある』といった内容だったことで、3月のFOMCでは0.5%の利上げを織り込むこととなりました。

次回FOMCで0.5%利上げ予想が64.6%に上昇

強い雇用に支えられる米国市場

3月10日には2月の雇用統計が発表されましたが、予想を超える強い雇用に対して金融引き締めが加速することが予想されました。

2月雇用統計

失業率
結果 3.6%(予想 3.4%)
前回 3.4%
非農業部門雇用者数
結果 31.1万人増(予想 22.5万人増)
前回 51.7万人増(修正値 50.4万人増)
平均時給(前年同期比)
結果 4.6%(予想 4.7%)
前月比 0.2%増(前回 0.3%増)

失業率は上昇したものの雇用者数は増加しており、平均時給も依然として高いことが示唆された雇用統計に対し、この時点で市場は利上げ観測を高めることにつながりました。

SVB破綻によって金融システムの危機へ

3月11日にはSVB(シリコンバレーバンク)の破綻のニュースが飛び込んできました。

これにより、地銀の連鎖倒産の懸念が広がりリーマンショックの再来となるのではないかと市場は動揺しました。

それまで3月のFOMCで政策金利は0.5%の引き上げまであると考えられていましたが、金融ショックのニュースによって利上げが停止される可能性まで浮上してきました。

インフレの再加熱の兆候が見られたCPI

3月14日には2月の米消費者物価指数(CPI)の発表がありましたが、前月比で予想を上回るインフレ率に対してインフレの再加熱が懸念されました。

2月消費者物価指数(CPI)

【総合CPI】
〈前年比〉
・結果…6.0%(予想…6.0%)
・前回…6.4%
〈前月比〉
・結果…0.4%(予想…0.4%)
・前回…0.5%
【コアCPI】
〈前年比〉
・結果…5.5%(予想…5.5%)
・前回…5.6%
〈前月比〉
・結果…0.5%(予想…0.4%)
・前回…0.4%

銀行破綻とインフレの再加熱によって、FRBの政策の手綱さばきが難しくなる中で市場は年内の利下げ予想を加速させていきました。

クレディ・スイス破綻の危機で金融混乱が広がる

3月15日にはクレディ・スイスの経営破綻のリスクが広がったことで、世界的な金融システムの危機が懸念されました。

結果的にはスイス当局の介入によってUBSが30億フランで動向を買収することとなり、一旦の決着を見せていますが、世界経済を巻き込んだ金融システムへの懸念は広がっているようです。

リッヒ
リッヒ

金融引き締めを続けるべきか難しい状況やな

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FOMCで決定される政策金利予想

3月FOMCでの現在の利上げ予想は、つい2週間前には考えられなかった状況に変化しています。

FOMCが開催されている状況で市場はどこまでの利上げ(利下げ)を織り込んでいるのでしょうか?

それでも3月FOMCでは0.25%の引き上げが有力視

FedWatchによると、3月FOMCでの利上げ予想は0.25%が有力視されています。

現在4.5-4.75%の政策金利に対して、86.4%が0.25%の利上げを予想しています。

少し前までは0.5%の利上げ予想もありましたが、今はその影もありませんね。

一方で、今回のFOMCでは利上げをすべきではないとの声まで聞かれています。

ウォール街の金融機関でも利上げストップの声も

ウォール街の大手金融機関においても、アナリスト予想は意見が割れています。

おおむねの市場予想通り0.25%の引き上げを指示するバンク・オブ・アメリカ・コーポレーションやバークシャー・ハサウェイ、JPモルガン・チェースやモルガン・スタンレーに対して、ゴールドマン・サックスやウェルズ・ファーゴは利上げ停止を予想しています。

7月には利下げに転じる予想が織り込まれている

FedWatchによると3月FOMCに続けて、5月にも0.25%引き上げを織り込んだのちに、7月からは利下げに転じることを織り込みはじめました。

市場予想通りに利下げを続ければ、2023年末時点での政策金利は4.25-4.5%にまで低下し、昨年末に発表されたドットプロットとは大きく乖離することになります。

2023年末の政策金利予想を5.1%としたドットプロット

今回のFOMCでは3ヶ月ぶりに新たなドットプロットが示される予定ですが、FRBも金融政策に方向転換があるのでしょうか。

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2023年の米国株は上昇するのか

現在の米国市場を取り巻く環境は、不確実性の多い問題が散見されます。

インフレ抑制をメインシナリオとしてきたFRBに対して、金融システムの懸念が広がることでソフトランディングを実現したいパウエル議長にとっては難しい手綱さばきが要求されています。

どちらにせよ利上げの最終局面は近い

2022年の米国市場の株安は、政策金利の引き上げによって引き起こされたことは明らかです。

歴史的なインフレを抑制することに舵を切ったFRBに対して、ロシアのウクライナ侵攻により厳しい局面を迎えていました。

現在のインフレ率を眺めると、目標とする2%までは程遠い状況ではありますが、足元の経済を考慮するにはこれ以上の利上げは必要ないと考えられはじめました。

もう少し利上げを継続する可能性がありますが、どちらにせよ利上げの最終局面が近づいていることは確かなようです。

利下げは株高を誘発する

歴史的に米国市場を眺めても、過熱しすぎた経済を冷ますためにFRBは利上げを実施してきました。

一方で、経済を活性化するために利下げに転じた時点で、株式市場は上昇をしてきました。

過去の利下げ局面ではリセッションによる株安が起きたこともありますが、すでに2022年に株安を経験した市場はダウンサイドが小さいと考えられています。

今後利下げに転じる米国市場は、株高に向かう公算が高いと言ってもおおむね間違ってはいないように思っています。

インフレの再加熱で再び利上げもあり得る

利上げ停止から利下げに転じると予想されている政策金利ですが、このまま右肩下がりに利下げできるかはわかりません。

以前にも米国市場はインフレ抑制を失敗している経験があることから、FRBとしてはこのまま高い水準の政策金利を継続したかったはずです。

それが今回の金融ショックにより利下げを早めざるを得ない状況となったことは、中央銀行としても本望ではなかったと考えられます。

もしまたインフレが再加熱するようなことがあれば、景気後退が起こったとしても政策金利を引き上げる可能性は残っていると考えています。

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まとめ

現在の米国市場を取り巻く環境はインフレ抑制をメインシナリオとしながらも、多くの経済要因が絡み合い、誰も予想できない展開となりました。

われわれ個人投資家も先回りして予想することなく、しっかりと状況を見極めてから投資判断をすることが重要です。

とはいえ、いつまた上昇に転じるかはわかりませんから、投資の手を止めることなくコツコツと積立投資を継続することが、投資パフォーマンスの向上につながると考えています。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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