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【2021年12月】米国株セクター別パフォーマンス『インフレに強いセクターはどれ?』

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市場分析
この記事でわかること

・米国株を大きく分類する11のセクター
・各期間を切り取ったセクター別パフォーマンス
・おすすめのセクターETF
・セクター別パフォーマンスから見える現在の市場
・今後の上昇が予想されるセクター

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こんにちは!
2022年の成長セクターを
予想している『ここ屋』よ!

2021年も残り数日となり、投資家の目線は2022年に向かっています。

テーパリングが開始や2022年に控えた利上げ予想に関しても、相場には織り込み済みの様子です。

新型コロナウイルスのオミクロン株による感染者の増加も、ワクチン有効のニュースや経口薬の緊急許可などにより、市場への影響は最小限に抑えられたように感じます。

今後は、長期化するインフレや利上げペース(回数、利上げ幅)などに注目が集まりそうです。

2022年には米国市場の上昇は鈍化すると予想するアナリストが多い中、これから上昇するのはどのセクターでしょうか?

そこで今回の記事では、【2021年12月】米国株セクター別パフォーマンスを解説していきたいと思います。

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【2021年12月】米国株セクター別パフォーマンス

米国に上場する5,000以上の株を大きく分類すると、11セクターに分かれます。

11種類のセクター

・情報技術(Information Technology)
・ヘルスケア(Healthcare)
・一般消費財(Consumer Cyclical)
・通信(Communication Services)
・金融(Financial)
・資本財(Industrials)
・生活必需品(Consumer Defensive)
・公益事業(Utilities)
・素材(Materials)
・不動産(Real Estate)
・エネルギー(Energy)

それぞれのセクターが、どのようなパフォーマンスを出しているのかを確認していきましょう。

【1ヶ月(12月)】セクター別パフォーマンス

直近1ヶ月(2021年12月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

先月まで好調だったハイテクセクターは鳴りを潜めて、ヘルスケアセクター公益事業セクターが上昇しています。

ここ
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ワクチンの有効化と経口薬の緊急使用許可が
ヘルスケアセクターを上昇させたのね!

一方で、一般消費財セクターは大きく売られており、クリスマス商戦が成功しなかったことが顕著にあらわされています。

リッヒ
リッヒ

TSLA(テスラ)も1ヶ月で見ると
続落しとったしな

直近1ヶ月は11セクターのうち、6セクターがプラスで終わりましたが、5セクターがマイナスでした。

【6ヶ月(7~12月)】セクター別パフォーマンス

次に、直近6ヶ月(7~12月)のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

こちらは情報技術セクターのひとり勝ちです。

公益事業セクター不動産セクターが続きますが、その他のセクターは指数に大きく劣後しています。

【年初来(12ヶ月)】セクター別パフォーマンス

2021年の年初来のセクター別パフォーマンスを見ていきます。

年初来より好調だったエネルギーセクターが、年間パフォーマンスも他セクターをアウトパフォームしています。

乱高下を続けながらも上昇した情報技術セクターが続きますが、結局S&P500指数を上回るリターンを出せたのは、この2セクターのみでした。(S&P500指数は現段階で年初来リターン25.9%)

特に、不動産セクターや通信セクターが上位にいるのは意外でした。

それにしても、年初来で全てのセクターがプラスで終わりそうな状況ですが、2021年がどれだけ上昇相場だったのかが見れとれます。

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おすすめのセクターETF11銘柄とチャート比較

セクター別のパフォーマンス比較するのに、各セクターの代表的なETFで比較したいと思います。

筆者の独断と偏見で、おすすめのセクターETFを紹介していきます。

おすすめのセクターETF11銘柄

おすすめのセクターETFは以下の11銘柄です。

ここ
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購入を推奨するものではないから
投資するなら自己責任よ!

セクター名おすすめETF年初来リターン
情報技術セクターVGT29.97%
ヘルスケアセクターVHT19.83%
一般消費財セクターVCR23.92%
通信セクターXLC16.60%
金融セクターVFH34.53%
資本財セクターXLI18.92%
生活必需品セクターVDC14.77%
公益事業セクターVPU14.35%
素材セクターXLB24.21%
不動産セクターXLRE40.75%
エネルギーセクターXLE51.66%
リッヒ
リッヒ

セクターによって
こんなにリターンの差があるんやな

こちらのセクター別おすすめETFは、まとめ記事がありますので、この記事の最後にリンクを貼っておきます。

セクターETF比較チャート

直近1年の比較チャートを見ていきます。

おすすめのセクターETFで比較をしてみました。

リッヒ
リッヒ

わかりにくいわ!

11セクターすべてを同時に比較するのは無理がありましたね。

直近1年では、エネルギーセクターのXLE(+43%)がもっともパフォーマンスが良く、次いで不動産セクターのXLRE(+40%)が続きます。

半分以上のセクターは、S&P500指数以上のリターンは出せていませんね。

ここ
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S&P500指数以上のリターンを
出せるセクターを予想するのは難しいわね!

リッヒ
リッヒ

ちなみにS&P500は28%の上昇や

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米国株15年間のセクターパフォーマンス

引用:NOVEL INVESTOR

こちらはセクター別のパフォーマンスを、年間で順位付けしたものです。

過去15年を切り取ったものですが、白のS&P500が平均となるため、中央辺りに位置しているのがわかります。

経済の流れによって変わるセクターのパフォーマンス

各セクターの順位は各年度でバラバラですが、ボラティリティが高いセクターと安定しているセクターが、ぼんやりと見えてきますね。

経済の流れによってセクターのパフォーマンスが変わることがわかります。

リッヒ
リッヒ

エネルギーや金融、不動産なんかは
ボラティリティが高めやな

セクターによってボラティリティの違いが見える

通年のパフォーマンスのベストイヤーとワーストイヤーを見ると、セクターによってボラティリティの違いが見えてきます。

情報技術セクターはベスト61.7%に対してワースト43.1%ともっともボラティリティが高いのがわかります。

ここ
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年平均パフォーマンスも
15.21%と高いわね!

逆に生活必需品セクターは、上昇も小さい代わりに下落幅も小さく、平均リターンも指数を上回るパフォーマンスを見せています。

リッヒ
リッヒ

安定しててビビりなワイには
ピッタリのセクターや

年平均で指数をアウトパフォームしているセクター

・情報技術(Information Technology)
・ヘルスケア(Healthcare)
・一般消費財(Consumer Cyclical)
・生活必需品(Consumer Defensive)

エネルギー、金融、不動産セクターは、平均パフォーマンスはよろしくないですね。

2020年のセクター別パフォーマンスは

2020年の通年パフォーマンスは以下の通りでした。

1情報技術セクター43.9%
2一般消費財セクター33.3%
3通信セクター23.6%
4素材セクター20.7%
5ヘルスケアセクター13.5%
6資本財セクター11.1%
7生活必需品セクター10.8%
8公益事業セクター0.5%
9金融セクター-1.7%
10不動産セクター-2.2%
11エネルギーセクター-33.7%

やはり、ここでも情報技術セクターは強く、近年のトレンドを大きく反映しています。

ただし、2020年はコロナショックからの『経済回復期の前半』だったため、回復局面に強いセクターが上位に並んでいます。

ここ
ここ

セクターローテンションってやつね!

セクターローテンション

特徴を持ったセクターは、経済の循環に沿って価格に反映するため定期的な周期でサイクルしています。

こちらのセクターローテンションのグラフでは、今回分けた11のセクター通りではありません。

ハイテク株は情報技術、消費循環株は生活必需品、工業株は消費財と置き換えることができますが、不動産が含まれていません。

不動産株は、景気回復局面の中盤以降から需要が高まる傾向があります。

現在は、FRBによる低金利政策を実施しているため、金利が低いのにインフレが起きています。

また、景気も強いのですがサプライチェーンのボトルネックなどが原因で、需給のバランスが崩れていることから、サイクルの読みにくい状況が起きています。

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上昇が予想されるセクターは

今後、米国市場へ最も大きな影響をあたえる要因は『インフレ』と『利上げ』です。

インフレが起きている要因は、新型コロナウイルスのパンデミックによる経済混乱から端を発し、量的緩和やゼロ金利政策による『金余り』のツケが回ってきたようです。

最近では、エネルギー価格の上昇から、物流の停滞、サプライチェーンのボトルネック、人件費の高騰など、複数の要因からインフレの長期化が懸念されています。

2022年には利上げ(政策金利の引き上げ)が予定されている中で、今後の上昇が期待されるのは、どのセクターなのでしょうか?

直近のトレンドは素材セクター

米国で大きな問題となっているインフレですが、モノやサービスの価格が上昇することにより、悪影響を受けるセクターが多い中、比較的影響の少ないセクターがあります。

それが素材セクターです。

素材セクターは基本的にはBtoB産業が多く、普段われわれの身近にある企業ではないため馴染みがありません。

具体的には、化学、建設資材、ガラス、紙、鉱業、製鉄業で、どれも一見地味に思えます。

素材セクターがインフレに強い理由は、モノの高騰を比較的値段に転換しやすいことがあげられます。

自動車や入場料、定額サービスなどの価格は、インフレが起きたからと言って突然上げることはできません。

一方で、素材セクターの産業価格はインフレによって上昇した価格分を、モノやサービスの価格を高くしても、需給のバランスは崩れにくいと考えられています。

また、シクリカル(景気敏感)株の多い素材セクターは、景気上昇局面の初期に大きく上昇する特徴があります。

以下は、リーマンショック後に金融政策を縮小し、さらに利上げが開始された時期を切り取った素材セクターETF(VAW)のチャートです。

素材セクターETF(VAW)が、S&P500指数を大きくアウトパフォームしているのがわかります。

前回の利上げは、数年間かけてゆっくり上昇させたため、今回のコロナショック後の急激な利上げとは異なるかも知れませんが、同様な現象が起きれば素材セクターはS&P500指数を大きくアウトパフォームする可能性があります。

ここ
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ちなみに素材セクターは
S&P500の時価総額での占める割合
もっとも小さく3%未満よ!

バイデン政権によるインフラ整備法案

バイデン政権によるインフラ整備法案は、5年間で1兆ドル規模の大きな政策です。

11/15には総額1兆2000億ドル規模のインフラ投資法案に署名しています。

そのうち5,500億ドルは道路、橋、鉄道などの公共交通の整備にあてる計画です。

実際にインフラ整備にかけるお金がいくらになるのかはわかりませんが、この法案の恩恵にあずかるのは、資本財セクター公益事業セクターなどです。

ただ、債務問題が解決していない現在では、インフラ法案も縮小される可能性が出てきましたね。

上昇しているセクターに乗っても利益は乗らない

現在、上昇しているセクターに乗っても、この先大きな利益は乗りません。

上昇しているセクターに乗りたくなる気持ちはわかりますが、あなたが『いいな』と思っている時点でトレンドはすでに転換しています。

逆に、『今このセクターは無いな』と思うようなセクターこそ、今後大きく成長する『お宝ポジション』になる可能性があります。

リッヒ
リッヒ

Twitterのトレンドとか
1番信じちゃダメなヤツや

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米国株セクター別パフォーマンスまとめ

米国株セクター別パフォーマンスをまとめます。

まとめ

◎米国株は大きく11セクターに分類される
・切り取る時期によって上昇セクターが異なる
・直近の上昇セクターはエネルギー、不動産、金融セクター
・セクターによってボラティリティの大きさが異なる
・経済状況によって上昇セクターが変わる
◎今後上昇が予想されるセクターは
・インフレに強い素材セクター
・インフラ整備法案に関わるセクター
・現在のPERが低いセクター

どのセクターが上昇するのかは、プロの投資家にも予想することは難しいと言われています。

本記事の予想は、過去に見る一般論と筆者の独断によるものですので、投資は自己責任、自己判断でお願いします。

11セクターの詳細については、別の記事を参考にしてみてください。

米国株セクターETFまとめ記事はこちら

ここ
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最後まで読んでくれてありがとう!
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