昨日の米国市場は大きく下落しました。
雇用統計では予想を大幅に下回る雇用者数に、景気後退が意識されたようです。
発表を受けて長期金利は急落し、5ヶ月ぶりの低水準へ。為替は急激に円高に向かっています。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
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Follow @RamTky9/5 米国市場の値動き
昨日の米国市場は下落しました。
雇用統計が発表されましたが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …▲0.32%
・ダウ平均 …▲0.48%
・NASDAQ100…+0.08%
プレマーケットでは買われていた相場は、マーケットがオープンすると3指数ともに下落していきました。
その後一旦買い戻される場面もありましたが、引けにかけても上昇することはありませんでした。

ナスダックは戻したわね!
週間ベースで見るとS&P500は+0.33%、ナスダック100は+1.01%の上昇となりましたが、ダウは▲0.32%となりました。

ハイパーグロース株はまちまちやな
・AFRM(アファーム) …▲2.58%
・COIN(コインベース) …▲2.52%
・CRWD(クラウドストライク)…+1.25%
・DDOG(データドッグ) …+3.26%
・DOCS(ドキシミティ ) …+1.20%
・MQ(マルケタ) …+0.65%
・U(ユニティ) …+9.06%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.217から4.076に低下しました。
ドル円は急激に円高に振れました。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、上昇と下落がハッキリした1日となったようです。

メリハリが強いわね!

マグニフィセント7は3銘柄が上昇、4銘柄が下落。TSLAが+3.64%と続伸した一方で、NVDAが▲2.70%、MSFTが▲2.55%と大きく下げています。
かなり偏った相場でしたが、大きく上昇した銘柄をピックアップしていきます。
・AVGO(ブロードコム)…+9.41%
・ENPH(エンフェーズエナジー)…+8.57%
・MU(マイクロン)…+5.76%
・POOL(プール)…+5.47%
・SWK(スタンレー)…+4.92%
・ORCL(オラクル)…+4.39%
・CPB(キャンベルズ)…+4.19%
・BLDR(ビルダーズ・ファーストソース)…+4.15%
一方で、大きく下げた銘柄も多かったようです。
・LULU(ルルレモン)…▲18.58%
・KVUE(ケンビュー)…▲9.35%
・AMD(アドバンスド・マイクロ・デバイセズ)…▲6.58%
・IBKR(インタラクティブ・ブローカーズ)…▲6.41%
・SCHW(チャールズ・シュアブ)…▲5.72%
・FAST(ファスナル)…▲4.54%
・AMP(アメリプライズ・フィナンシャル)…▲4.42%
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは7セクターが上昇、4セクターが下落した1日となりました。

・素材 …+1.20%
・不動産 …+1.05%
・ヘルスケア…+0.67%
・通信 …+0.51%
・情報技術 …+0.26%
・一般消費財…+0.14%
・生活必需品…+0.14%
・公益事業 …▲0.09%
・資本財 …▲0.13%
・金融 …▲1.36%
・エネルギー…▲1.45%
景気後退が意識されディフェンシブセクターが買われた1日となりました。
一方で、景気敏感セクターのエネルギーや金融が大きく下げた相場でした。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は▲0.32%下落して、終値では6,481に下げました。
2日連続で上昇していたS&P500ですが、3日ぶりに下落しました。
陰線で引けていますが下ヒゲを付けていますので、まだ買い圧力は残っているようです。
それでも上昇トレンドは崩れていませんので、まだ上を目指してもおかしくはありません。
これからは利下げを前提に経済が耐えられるのかに焦点が集まりそうです。

企業業績にも注目ね!
FEAR&GREEDインデックスは52から53に上げましたがNEUTRALのままです。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
雇用者数は予想を大幅に下回る
昨日発表された8月の雇用統計では、雇用者数の伸びが大きく鈍化。
失業率は2021年以来の高水準に上昇して、労働市場が悪化局面に差しかかっているとの懸念が強まりました。
【失業率】
結果 4.3%(予想 4.3%)
前回 4.2%
【非農業部門雇用者数】
結果 2.2万人増(予想 7.5万人増)
前回 7.9万人増(速報値7.3万人増)
【平均時給】
(前年同期比)
結果 3.7%増(予想3.7%増)
前回 3.9%増
(前月比)
結果 0.3%増(予想0.2%増)
前回 0.3%増
今月16~17日のFOMCでの利下げは、ほぼ確実になりました。

すでに利下げを織り込んでいた市場ですが、ここまで労働市場の悪化を目の当たりにすると、景気後退懸念から株は売られたようです。

さすがに悪すぎたわね!
テスラがイーロン・マスクに1兆ドルの報酬案
テスラはイーロン・マスクCEOに10年間で総額約1兆ドルの巨額の報酬パッケージを提案しました。
米国企業史上類を見ない額ですが、これにはマスク氏が今後数年にわたりテスラを率いるよう促すことを目的としているようです。
報酬全額を得るためには、自動運転タクシー事業の拡大などの目標が設定されています。

テスラはイーロンを必要としとるな
ブロードコムがOpenAIの半導体開発を支援
ブロードコムはオープンAIのアクセラレーターの設計・製造を支援し、100億ドル超の受注を確保しました。
これまでエヌビディアが主導してきた収益性の高い分野に参入したことで、エヌビディアに真っ向から対抗することになりそうです。
ブロードコムは決算発表でEPSが予想に届かないといったミスをしましたが、株価は一時16%を超える急騰をしていました。

期待が一気に膨らんだわね!
9月の注目イベントについて
9月になりましたので、今月の経済指標スケジュールも確認しておきましょう。
・9/10 生産者物価指数(PPI)
*9/11 消費者物価指数(CPI)
・9/12 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・9/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・9/16 小売売上高
*9/17~18 FOMC
・9/26 PCEデフレーター
・9/26 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・9/30 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・9/30 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
kindleから書籍を出版しました。良かったら手に取ってみて下さい。
【9/5 米国市場の値動き】
・S&P500 …▲0.32%
・ダウ平均 …▲0.48%
・NASDAQ100…+0.08%
【経済トピックス】
・雇用者数は予想を大幅に下回る
・テスラがイーロン・マスクに1兆ドルの報酬案
・ブロードコムがOpenAIの半導体開発を支援
昨日の米国市場は大きく下落しました。
雇用統計は下振れし利下げ観測は高まったものの、景気後退懸念が強まってしまいました。
関税の影響が雇用にまで浸透してきたことで、景気はだんだんと下目線というわけです。
一方で、テスラやブロードコムには明るいニュースがあり、今後の投資は個別に企業を選択しなければ大きく増やせないといった状況にあります。
指数を握っているだけでも資産が急増するといった相場は、もう終わってしまうのかも知れませんね。
投資は自分のリスク許容度を理解し、自己責任、自己判断でお願いします。

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