昨日の米国市場はナスダックを中心に下落しました。
一方でダウは上昇していますので、上半期好調だったハイテク株から低迷していたバリュー株へリバランスされたと考えられます。
また、トランプ大統領は9日の関税期限は延長するつもりはないと主張し、日本と合意するのは難しいと述べました。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
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Follow @RamTky7/1 米国市場の値動き
昨日の米国市場はダウが上昇する一方でナスダックは下落しました。
関税が経済に与える影響が出てきたようですが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …▲0.11%
・ダウ平均 …+0.91%
・NASDAQ100…▲0.89%
プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンするとダウが上昇する一方でナスダックは下落していきました。
その後は引けにかけてほとんど値動きはなく、ファンドが上半期のリバランスをしただけのようにも見えます。

ダウが強かったわね!

ハイパーグロース株ボコボコやな
・AFRM(アファーム) …▲2.95%
・COIN(コインベース) …▲4.33%
・CRWD(クラウドストライク)…▲3.38%
・DDOG(データドッグ) …▲1.49%
・DOCS(ドキシミティ ) …▲4.83%
・MQ(マルケタ) …▲0.34%
・U(ユニティ) …▲0.79%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.232から4.242に上昇しました。
為替は再び円高に向かっています。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、上昇した銘柄の方が多かったことが分かります。

メガテックが弱かったわね!

マグニフィセント7は2銘柄が上昇、5銘柄が下落しました。AAPLが+1.29%と続伸する一方で、TSLAは▲5.34%、NVDA▲2.97%、META▲2.56%と大きく下げています。
またイーロンとトランプがそれぞれのSNSでバチバチをはじめちゃいましたね。
他にも半導体や上半期で大きく上げた銘柄は売られていますが、割安銘柄は大きく買われたようです。
・LVS(ラスベガス・サンズ)…+8.89%
・WYNN(ウィン・リゾーツ)…+8.85%
・BLDR(ビルダーズ・ファーストソース)…+8.76%
・PKG(パッケージング・コーポレーション)…+7.59%
・MGM(MGMリゾーツ)…+7.27%
・SW(スマーフィット・ウエストロック)…+6.26%
・HSY(ハーシー)…+5.94%
・GM(ゼネラルモーターズ)…+5.73%
一方で、大きく下げた銘柄もありました。
・WMB(ウィリアムズ・カンパニーズ)…▲6.51%
・AXON(アクソン)…▲6.35%
・HWM(ハウメット・エアロスペース)…▲5.32%
・EXE(エクスパンド・エナジー)…▲4.92%
・CEG(コンステレーション・エナジー)…▲4.60%
・WBD(ワーナーブラザース)…▲4.54%
・PODD(インシュレット)…▲4.52%
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは9セクターが上昇、2セクターが下落した1日となりました。

・素材 …+1.40%
・ヘルスケア…+1.06%
・生活必需品…+0.72%
・不動産 …+0.64%
・金融 …+0.48%
・エネルギー…+0.42%
・資本財 …+0.33%
・一般消費財…+0.29%
・公益事業 …+0.24%
・通信 …▲1.05%
・情報技術 …▲1.09%
素材とヘルスケアは1%を超える大きな上昇。他にもディフェンシブセクターが買われた1日となりました。
一方で、このところ好調だった情報技術や通信セクターは1%以上の大きな下げ。
やはりリバランスがはじまったようです。
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S&P500チャート分析
昨日のS&P500は▲0.11下落して、終値では6,198に下げました。
前日まで高値の更新をしていたS&P500ですが、昨日はいったんの調整となりました。
大きな変動ではなかったのですが、これからどちらに向かうにせよ足をためることになりそうです。
少し割高になった米国株式から資金が流出する可能性もありますね。

急騰する姿は想像できないわね!
FEAR&GREEDインデックスは67から65に下げましたがGREEDのままです。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
トランプ上乗せ関税9日期限の延長はない
トランプ大統領は一時停止している上乗せ関税について、9日の猶予期限を延長する考えはないと明言しました。
『猶予は考えていない。多くの国に書簡を送ることになるだろう』と述べています。
日本については30%や35%となるだろうと述べ、合意に至るとは思えないとの語っています。

また関税ショックが起きそうね!
ISM製造業4か月連続で活動縮小
昨日発表された6月のISM製造業総合景況指数は、4か月連続で50を割り込み製造業の景気縮小が続いていることを示しました。
【6月】
結果…49.0(予想…48.8)
前回…48.5
関税懸念から仕入れ価格指標は69.7に上昇、新規受注は3カ月ぶりの大幅低下と景気後退を意識させる材料となりました。
米国の景気はサービス業に支えられてはいますが、製造業がここまで悪いと経済への影響もそれなりになりそうですね。

関税は逆効果やな
パウエル議長『夏にかけて関税の影響ある』
FRBのパウエル議長はこれからインフレデータは、関税の影響が顕在化し始めるだろうと述べました。
夏にかけて上がると考えているようですが、それが想定より高いのか低いのか、あるいは遅いのか早いのかに注視しているとのこと。
今年のFOMCでは利下げを見送り続けていますが、トランプ関税がなければ利下げの年になるはずでしたからね。

トランプ関税マジいらなかったわ!
7月の注目イベントについて
今週から7月になりましたので重要な経済指標スケジュールを確認しておきましょう。
・7/ 3 ISM非製造業景気指数
*7/ 3 雇用統計
*7/15 消費者物価指数(CPI)
・7/16 生産者物価指数(PPI)
・7/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・7/17 小売売上高
・7/18 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・7/29 コンファレンスボード消費者信頼感指数
*7/29~30 FOMC
・7/30 PCEデフレーター
・7/31 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
kindleから書籍を出版しました。良かったら手に取ってみて下さい。
【7/1 米国市場の値動き】
・S&P500 …▲0.11%
・ダウ平均 …+0.91%
・NASDAQ100…▲0.89%
【経済トピックス】
・トランプ上乗せ関税9日期限の延長はない
・ISM製造業4か月連続で活動縮小
・パウエル議長『夏にかけて関税の影響ある』
昨日の米国市場はダウは大きく上昇しましたが、ナスダックは下落しました。
上半期のリバランスがあったとしても、上乗せ関税の延期はないと言われたら市場も緊張するでしょうね。
また、それによって物価上昇圧力も高まり、より利下げしにくい状況となります。
トランプVSパウエルも、トランプVSイーロンも、結局はトランプの一人勝ちになるのかもしれませんね。
まったくもって大統領選挙以来、トランプ劇場は止まりませんね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

最後まで読んでくれてありがとう!
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