5月は大きく上昇したS&P500ですが、5月としては35年ぶりの大きな上げ幅となったようです。
一方で、6月は上昇が抑えられる傾向にありますが、昨日の米国市場は上昇しました。
鉄鋼関連が急騰しており、トランプ大統領が鉄鋼の輸入関税を25%から50%に引き上げると表明したことに反応したようです。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
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Follow @RamTky6/2 米国市場の値動き
昨日の米国市場は上昇しました。
景気指数は悪かったようですが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …+0.41%
・ダウ平均 …+0.08%
・NASDAQ100…+0.71%
プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンすると一旦の上昇ののち下落していきました。
その後ジリジリと上昇をはじめると、引けにかけても売られることはありませんでした。

ナスダックが強かったわね!

ハイパーグロース株はまちまちやな
・AFRM(アファーム) …+1.93%
・COIN(コインベース) …+0.04%
・CRWD(クラウドストライク)…+1.65%
・DDOG(データドッグ) …▲0.12%
・DOCS(ドキシミティ ) …▲1.13%
・MQ(マルケタ) …▲2.60%
・U(ユニティ) …+0.61%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.398から4.442に上昇しました。
為替はジリジリ円高に向かっています。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、上昇と下落の銘柄が半々だったように見えます。

半導体が強かったわね!

マグニフィセント7は5銘柄が上昇、2銘柄が下落。META+3.62%、NVDA+1.67%と大きく上げていますが、GOOGが▲1.58%、TSLAが▲1.09%と下げています。
半導体が強い1日となり指数をけん引したようです。
・STLD(スチール・ダイナミクス)…+10.27%
・NUE(ニューコア)…+10.10%
・NEM(ニューモント)…+5.42%
・FCX(フリーポートマクモラン)…+4.34%
・VST(ビストラ・エナジー)…+4.30%
・MU(マイクロン)…+3.94%
・ANET(アリスタ・ネットワークス)…+3.62%
・AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイシズ)…+3.52%
一方で、大きく下げた銘柄もありました。
・FSLR(ファースト・ソーラー)…▲5.33%
・LDOS(レイドス)…▲4.63%
・OMC(オムニコム)…▲4.02%
・GM(ゼネラルモーターズ)…▲3.87%
・F(フォード)…▲3.85%
・IPG(インターパブリック)…▲3.22%
・BAX(バクスター)…▲3.11%
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは9セクターが上昇、2セクターが下落した1日となりました。

・素材 …+1.56%
・エネルギー…+1.38%
・情報技術 …+0.81%
・通信 …+0.62%
・ヘルスケア…+0.31%
・生活必需品…+0.22%
・金融 …+0.13%
・公益事業 …+0.11%
・一般消費財…+0.08%
・不動産 …▲0.03%
・資本財 …▲0.21%
鉄鋼・アルミニウムに対する関税の影響で素材セクターが大きく上げています。
他にもエネルギーが1%を超える上げ幅で、情報技術や通信が続きます。
一見すると景気が良い時のセクターパフォーマンスに見えますが、ニュースひとつで相場がひっくり返る状況が続いています。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は+0.41%上昇して、終値では5,935に上げています。
3週間ほど横ばいが続くS&P500ですが、昨日は上昇して再び上を目指しはじめました。
6,000の大台が意識されるところまで上げていますが、あと1%といったところです。
2月につけた高値までは3.5%のところまで戻してきていますが、チャートとしてはこのままブレイクしてくれそうに見えます。

関税のニュース次第ね!
FEAR&GREEDインデックスは62から63に上げましたがGREEDのままです。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
3か月連続で縮小した製造業の景気
昨日発表された5月のISM製造業景気指数は3か月連続の縮小となり、企業が関税引き上げの影響を受けはじめたことを示唆しました。
輸入指数は前月比7.2ポイント低下の39.9と、2009年以来16年ぶりの低い水準となりました。
【5月】
結果…48.5(予想…49.5)
前回…48.7
・紙製品や木製品、印刷など7業種が活動の縮小
・プラスチック・ゴム製品、石油など7業種が拡大
・仕入れ価格指数は69.4と高止まり
関税政策を巡る混乱で不透明感が広がっていることは間違いなさそうですね。

景気後退が深刻化する前に解決して欲しいわね!
米中首脳が週内にも電話会談の可能性
トランプ大統領と習近平国家主席が、今週中にも電話会談を行う可能性があることが明らかになりました。
先月には米中互いに関税を一時的に引き下げるとした合意がありましたが、その後は違反があったと非難の応酬を繰り広げていた経緯があります。
トランプ氏は習近平国家主席と電話会談を行いたいとの意向を表明していますが、中国が応えるかどうかは定かではありません。

早く合意して欲しいわ
シカゴ連銀総裁は不確実性過ぎれば利下げに
シカゴ連銀のグールズビー総裁は、貿易政策をめぐる不確実性が解消されれば政策金利の引き下げを進めることが可能になると述べました。
もっともらしいことを言ってはいますが、要は各国との貿易合意があるまでは利下げに踏み切れないと言っているように聞こえます。
昨年末には利下げを開始したFRBですが、早くても今年の終盤までは利下げできないような気がしています。

いつも少し遅いの!
6月の注目イベントについて
6月になりましたので重要な経済指標スケジュールを確認しておきましょう。
・6/ 2 ISM製造業景気指数
・6/ 4 ISM非製造業景気指数
*6/ 6 雇用統計
*6/11 消費者物価指数(CPI)
・6/12 生産者物価指数(PPI)
・6/13 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・6/16 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・6/17 小売売上高
*6/17~18 FOMC
・6/24 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・6/27 PCEデフレーター
・6/30 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
kindleから書籍を出版しました。良かったら手に取ってみて下さい。
【6/2 米国市場の値動き】
・S&P500 …+0.41%
・ダウ平均 …+0.08%
・NASDAQ100…+0.71%
【経済トピックス】
・3か月連続で縮小した製造業の景気
・米中首脳が週内にも電話会談の可能性
・シカゴ連銀総裁は不確実性過ぎれば利下げに
昨日の米国市場は上昇しました。
発表された景気指数は良いものではありませんでしたが、中国との会談の可能性が好感されたようです。
今週末には雇用統計の発表が予定されていますが、今はそれより関税ニュースでしょうね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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