昨日の米国市場は下落しました。
継続的なインフレの低下や中国との貿易交渉など好材料が続いたのですが、相場の上値は重いようです。
今年に入り高値を更新できていない個人投資家も多いと思いますが、もどかしい日々が続いていますね。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
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Follow @RamTky6/11 米国市場の値動き
昨日の米国市場は下落しました。
インフレ指標が発表されますが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …▲0.27%
・ダウ平均 …±0%
・NASDAQ100…▲0.37%
プレマーケットから買われていた相場は、マーケットがオープンすると一旦押した後に上昇っしてきました。
その後はさらに上げる場面もありましたが、引けにかけては下落していきました。

起きたら下落って悲しいわね!

ハイパーグロース株はまちまちやな
・AFRM(アファーム) …+4.10%
・COIN(コインベース) …▲1.67%
・CRWD(クラウドストライク)…+2.00%
・DDOG(データドッグ) …▲1.07%
・DOCS(ドキシミティ ) …▲1.83%
・MQ(マルケタ) …+0.36%
・U(ユニティ) …▲2.46%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.474から4.420に低下しました。
為替はジリジリ円高に向かっています。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、下落した銘柄が多かったことがわかります。

メガテックが弱かったわね!

マグニフィセント7は2銘柄が上昇、5銘柄が下落しました。AMZNが▲2.03%、AAPLが▲1.92%と大きく下げています。
他にも下げた銘柄が多かった1日でしたが、大きく上昇した銘柄をピックアップしていきます。
・WBD(ワーナーブラザース)…+5.00%
・SBUX(スターバックス)…+4.33%
・GEV(GEベルノバ)…+3.90%
・AVGO(ブロードコム)…+3.38%
・CF(CFインダストリーズ)…+3.38%
・BEN(フランクリン・リソーシズ)…+3.11%
・DVN(デボン・エナジー)…+2.99%
・TRGP(タルガ・リソーシズ)…+2.82%
一方で、大きく下げた銘柄もありました。
・INTC(インテル)…▲6.34%
・NUE(ニューコア)…▲6.06%
・UAL(ユナイテッド・エアラインズ)…▲5.49%
・DAL(デルタ航空)…▲4.86%
・LMT(ロッキードマーティン)…▲4.26%
・ON(オン・セミコンダクター)…▲3.75%
・NCLR(ノルウェージャン・クルーズ)…▲3.34%
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは3セクターが上昇、8セクターが下落した1日となりました。

・エネルギー…+1.60%
・公益事業 …+0.27%
・資本財 …+0.05%
・金融 …▲0.04%
・ヘルスケア…▲0.16%
・情報技術 …▲0.25%
・生活必需品…▲0.35%
・通信 …▲0.44%
・不動産 …▲0.55%
・素材 …▲0.62%
・一般消費財…▲0.94%
エネルギーが連日のトップパフォーマンスです。まだまだ原油価格は低水準ですからアップサイドは大きいと考えられます。
一方で、このところ好調だった一般消費財は利益確定売りといったところでしょうか。
他には素材なども上げていますが、大きく変動したセクターはありませんでした。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は▲0.27%下落して、終値では6,022に下げています。
3日連続で上昇していたS&P500ですが、昨日は陰線をつけて下落しました。
前日には2月につけた高値まであと1.7%といった水準にまで上げていたのですが、再び2%以上となってしまいました。
このまま一気にブレイクアウトといった材料がない限り、このあたりでヨコヨコが続くかもしれませんね。

もう一度足をためるのよ!
FEAR&GREEDインデックスは64から62に下げましたがGREEDのままです。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
CPIコア指数4か月連続で予想を下回る
昨日発表された5月の米消費者物価指数(CPI)は、コア指数が4カ月連続で市場予想を下回りました。
関税による価格上昇を企業が抑制しようとしているようです。
【総合CPI】
〈前年比〉
・結果…2.4%(予想…2.4%)
・前回…2.3%
〈前月比〉
・結果…0.1%(予想…0.2%)
・前回…0.2%
【コアCPI】
〈前年比〉
・結果…2.8%(予想…2.9%)
・前回…2.8%
〈前月比〉
・結果…0.1%(予想…0.3%)
・前回…0.2%
・玩具価格は2023年以来の大幅上昇
・主要家電製品は5年ぶりの大幅上昇
・食料品価格は前月比0.3%上昇
・卵の価格は3%近く低下
・住居費は2カ月連続で0.3%上昇
『在庫の積み増しが価格転嫁の遅らせているだけ』『関税が一段と引き上げられれば大幅な値上げを実施する』といった声もありますので、関税はインフレに影響がないと判断するには早すぎるようです。

FRBはまだまだ様子見ね!
米中合意で中国はレアアース供給へ
米中の貿易協議は合意に至り、中国は米国にレアアースを供給し米国は中国大学生の留学を受け入れることとなりそうです。
米国の中国に対する関税は合計で55%(既存の25%に加え10%の一律関税と合成麻薬フェンタニルの流入に関連する20%の追加課税)となるようですが、正確なところは発表されていません。
ただし、レアアースの輸出許可には6カ月の期限が設けられていることなど、まだ協議が必要な懸念が残ったことで不確実性はなくなっていませんね。

なんだかスッキリせんな
欧州AIの計算能力2年で10倍へ
エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは、欧州のAI計算能力は今後2年間で10倍に拡大するとの見通しを示しました。
現在20カ所以上のAIファクトリーを建設中で、同氏は『AIの人材不足、GPU不足はまもなく解消される』と強調しているとのこと。
欧州はAIインフラの整備が米国や他地域と比べ後れをとっていましたから、エヌビディアにとって巨大なマーケットになりそうですね。

AIはまだオワコンなんかじゃないわよ!
6月の注目イベントについて
6月も重要な経済指標スケジュールを確認しておきましょう。
・6/12 生産者物価指数(PPI)
・6/13 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・6/16 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・6/17 小売売上高
*6/17~18 FOMC
・6/24 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・6/27 PCEデフレーター
・6/30 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
kindleから書籍を出版しました。良かったら手に取ってみて下さい。
【6/11 米国市場の値動き】
・S&P500 …▲0.27%
・ダウ平均 …±0%
・NASDAQ100…▲0.37%
【経済トピックス】
・CPIコア指数4か月連続で予想を下回る
・米中合意で中国はレアアース供給へ
・欧州AIの計算能力2年で10倍へ
昨日の米国市場は下落しました。
消費者物価指数(CPI)は継続してインフレ減速を示しており、関税の影響はまだ反映されていないようです。
一方で、米中の貿易交渉が合意に至ったことで、市場に楽観が広がるかと思われましたが、株式相場は売りに転じました。
短期的には上がるも下がるも予測不可能ですから、安くなった時に仕込んでじっと我慢しておくことが吉だと考えています。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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