・6/6米国市場の値動き
・S&P500指数の展望
・米国経済に関するトピックス
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Follow @RamTky昨日の米国市場はわずかに上昇しました。
大きなニュースはありませんでしたが、下げそうで下がらない株式の買い圧力は強いようです。
インフレと景気の綱引きが続く米国市場ですが、このままリセッションを回避できるといった観測も高まっています。
それでは6/6の米国市場を振り返り、【いつまで続く上昇相場】リセッション懸念が遠のいた米国市場について解説していきます。
記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで
6/6 米国市場の値動き
昨日の米国市場はわずかに上昇しました。
大きなニュースはありませんでしたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
わずかに上昇した米主要3指数
昨日の米国市場は3指数そろってわずかに上昇しました。
・S&P500…+0.24%
・ダウ…+0.03%
・NASDAQ…+0.36%
プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンするとナスダックを中心に上昇していきました。
日中反落する場面もありましたが、引けにかけて買い戻されることでダウを含めて3指数ともにプラスとなりました。
さすがに下落すると思ったのに
株式の買い圧力は強いわね！
ハイパーグロース株はそれなりや
・AFRM（ｱﾌｧｰﾑ）…+1.74%
・COIN（ｺｲﾝﾍﾞｰｽ）…▲12.09%
・CRWD（ｸﾗｳﾄﾞｽﾄﾗｲｸ）…▲0.67%
・DDOG（ﾃﾞｰﾀﾄﾞｯｸﾞ）…+1.49%
・DOCS（ﾄﾞｷｼﾐﾃｨ）…+0.29%
・MQ（ﾏﾙｹﾀ）…+3.18%
・U（ﾕﾆﾃｨ）…+1.32%
COIN（コインベース）は証券取引委員会に提訴され、収益が大幅に減少する可能性が嫌気されています。
わずかに低下した長期金利
昨日の長期金利（米10年債利回り）は、前日の終値3.685から3.663に低下しました。
前日に続けてわずかな下げとなった長期金利ですが、昨日もマーケットオープン直後だけ一時3.73を超える水準にまで上昇していました。
昨日のブログでもお伝えしましたが、『買われると売られる、売られると買われる』といった債券市場が続きそうですね。
もう少し下がって欲しいけどな
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、セクターによって偏りがあることがわかります。
金融が強かったわね！
新製品を発表したアップルは連日下げています。他にもメタとマイクロソフトは下げていますが、アルファベット、アマゾンは上げています。
半導体はNVDA（エヌビディア）とAVGO（ブロードコム）は1%以上下げていますが、他の銘柄は上昇しています。
昨日特に上昇が目立ったのが金融です。3月の地銀破綻からパフォーマンスが奮わなかった金融株ですが、かなり回復してきたようです。
・BAC（バンク・オブ・アメリカ）…+2.42%
・WFC（ウェルズファーゴ）…+2.0%
・C（シティグループ）…+2.12%
・MS（モルガンスタンレー）…+2.53%
・BRK-B（バークシャーハサウェイ）…+1.47%
一方で、ヘルスケア銘柄には下落した銘柄が多く、MRK（メルク）▲2.74%、UNH（ユナイテッドヘルス）▲2.13%、ELV（エレバンス・ヘルス）▲3.29%など。
生活必需品も弱かったわ！
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターのうち9セクターが上昇、2セクターが下落した1日となりました。
・一般消費財…+1.57%
・金融…+1.51%
・不動産…+1.05%
・素材…+1.01%
・資本財…+0.95%
・通信…+0.76%
・エネルギー…+0.73%
・公益事業…＋0.32%
・情報技術…+0.23%
・生活必需品…▲0.09%
・ヘルスケア…▲0.28%
4セクターが1%以上の上昇をしており比較的リスクオン相場となりました。
中でも直近1週間では素材や一般消費財セクターが大きく上げている一方で、1ヶ月を通してヘルスケアと生活必需品セクターは売られています。
リセッションを懸念してディフェンシブセクターに資金を振り向けた人は、今のところ日の目に当たってはいないようです。
今売るには安いしな
わずかに上昇したS&P500
昨日のS&P500はわずかに上昇して、終値では4,283でした。
昨年8月の高値（4,300付近）を試す展開が続くS&P500ですが、昨日もレジスタンスに押し返されています。
ブレイクアウトできるとすると消費者物価指数（CPI）の発表やFOMCの後でしょうか。
他にいいニュースがあれば別ね！
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち、米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
GSがリセッション確率25%に引き下げ
米投資銀行のゴールドマン・サックス・グループは、米経済が今後1年でリセッションに陥る確率を25%に引き下げました。
債務上限問題が解消してアメリカのデフォルトが回避されたことを受けて、予想を変更したようです。
シリコンバレーバンクの破綻を受けて、1度はリセッション確率を35%にまで引き上げていました。
だからといってリセッション入り
しないと判断するには早いわよ！
テスラのモデル３が税額控除対象へ
バイデン政権のEV普及促進によって、テスラのモデル３全種が税額控除最高額の対象となりました。
これによりモデル３が最大7500ドルの税額控除を認められたことになり、最高額の税額控除はGMやフォードを含め全22車種となりました。
ちなみに、モデルＳモデルＸは税額控除の対象ではありませんが、今後の株価にどう影響するのでしょうか。
テスラ全車種が控除対象になれば
株価はもっと上がるのにな
SECによる訴訟でコインベース▲12%下落
米証券取引委員会（SEC）は、暗号資産交換所のコインベースを控訴しました。
SECは未登録の証券だった多数のトークンを利用者に取引させたことを主張しています。
これを受けてコインベースの株価は、昨日1日で▲12.09%下落しています。
一時▲20%下げてたわ！
6月の注目イベントについて
6月も重要な経済指標が続きますので、スケジュールを確認しておきましょう。
＊6/13 消費者物価指数（CPI）
・6/14 生産者物価指数（PPI）
＊6/13～14 FOMC
・6/15 小売売上高
・6/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・6/15 フィラデルフィア連銀景気指数
・6/16 ミシガン大学消費者信頼感指数（速報値）
・6/27 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・6/30 PCEデフレーター
・6/30 シカゴ購買部協会景気指数（PMI）
今後も引き続き経済指標はウォッチしていきたいと思います。
経済指標を確認するのに
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まとめ
【いつまで続く上昇相場】リセッション懸念が遠のいた米国市場をまとめます。
【6/6の米国市場の値動き】
・S&P500…+0.24%
・ダウ…+0.03%
・NASDAQ…+0.36%
・長期金利は3.663に低下
【経済トピックス】
・GSがリセッション確率25%に引き下げ
・テスラのモデル３が税額控除対象へ
・SECによる訴訟でコインベース▲12%下落
6月に入り4日のうち3日間は上昇したS&P500は、すでに2.5%上げています。
アナリストによっては『過熱しすぎた相場は必ず急落する』と言ってみたり、『AIバブルはまだ当分続く』と言ったりと、プロのあいだでも意見は分かれています。
われわれ素人の個人投資家が予想して当たるものではありませんから、どちらに転んでも良いように適正なリスクの範囲で投資を続けることが正解なんでしょうね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう！
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