【明暗分かれた銀行決算】大型株の決算発表で今後が決まる米国市場

市場分析
こんなことがわかる記事

・1/17米国市場の値動き
・S&P500指数の展望
・米国経済に関するトピックス

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昨日はS&P500とナスダックは大きな値動きはありませんでしたが、ダウが大きく下げる相場となりました。

アナリストの多くが、2023年にはグロース株よりもバリュー株がアウトパフォームすると予想していましたが、この2週間を見ているとどうやら様子は異なっています。

大手銀行株の決算発表がおおむね出そろいましたが、どうやら景気後退の懸念が高まっているようです。

それでは1/17の米国市場を振り返り【明暗分かれた銀行決算】大型株の決算発表で今後が決まる米国市場について解説していきます。

リッヒ
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記事の後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説してるで

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1/17米国市場の値動き

昨日の米国市場はダウを中心に下落した銘柄が多く、続伸していた相場に黄色信号がともりました。

経済指標の発表において景気後退の足音が聞こえてきましたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

軟調を示した米主要3指数

昨日の米国市場は、ダウを中心に軟調な相場となりました。

昨日の米主要3指数

・S&P500…▲0.20%
・ダウ…▲1.14%
・NASDAQ…+0.14%

マーケットがオープンして間もなくナスダックとS&P500は上昇していきましたが、その後は売り戻されダウを中心に下落していきました。

ナスダックだけは何とかプラスを維持したことで、7日連続の上昇となりました。

全体的にわずかに下落していますが、大型のグロース株だけは買われています。

ここ
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ハイパーグロース株はそこそこよ!

昨日のハイパーグロース株

・AFRM(アファーム)…+4.43%
・COIN(コインベース)…+8.32%
・CRWD(クラウドストライク)…+4.92%
・DDOG(データドッグ)…+3.68%
・DOCS(ドクシミティー)…▲1.50%
・MQ(マルケタ)…▲0.76%
・U(ユニティ)…+2.57%

リッヒ
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AFRMとCOINはずっとええな

反発した長期金利

昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の終値3.498から3.544に上昇しました。

今年に入り続落してきた長期金利でしたが、先週の金曜日に続いて上昇となりました。再び3.5を上回る水準にまで戻したていますが、下落のトレンドは続く公算が高いと考えています。

金利上昇を受けてか、為替もわずかながらドル高に振れています。

リッヒ
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でもまだ円高に向かうだろうな

反発したVIX

昨日のVIX(S&P500恐怖指数)は、前日の終値18.35から19.36に上昇しました。

先週まで下げ続けていたVIXでしたが、昨日はわずかに上昇しました。とはいえ、20を切る水準は昨年でも数回しか記録しておらず、その時をピークに株価は急落しています。

VIXとS&P500は逆相関の関係にありますから、今後VIXが反転上昇をするようならS&P500は急落することとなります。

上のチャートは直近1年のVIXS&P500の比較になりますが、3月末と8月にVIXが20を切ったあたりでS&P500はピークをつけて急落しています。

これからVIXが上がると考えるのであれば、CFDでVIXへの投資をすることができます。
長期投資とは別に市場のうねりを取りたいのであれば、お手軽に投資ができるCFD投資がおすすめです。今のうちに口座開設だけでもしておくと便利かと思います。(CFD投資の練習ができるデモ取引口座でも遊べます。)

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リッヒ
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S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、下落している銘柄の方が多いように見えます。

ここ
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銀行株が反落してるわね!

ハイテク株には上昇した銘柄が多く見られ、アップルは+0.88%、エヌビディア+4.75%、テスラ+7.43%と上昇しています。

他は全体的に上値が重い展開ですが、特に先週末の決算発表によって上昇した銀行株が反落しています。

1/17反落した銀行株

・JPM(JPモルガン)…▲1.54%
・BAC(バンク・オブ・アメリカ)…▲2.02%
・WFC(ウェルズファーゴ)…▲0.23%
・GS(ゴールドマン・サックス)…▲6.44%

ゴールドマンサックスは決算ミスにより急落していますが、比較的決算の良かったMS(モルガン・スタンレー)は+5.91%と急騰しています。

他にも大きく下落した銘柄としてPFE(ファイザー)▲3.70%、AMZN(アマゾン)▲2.11%、VZ(ベライゾン)▲2.41%などがあげられます。

銀行株の決算発表については、記事の後半で解説しています。

セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターのうち5セクターが上昇6セクターが下落した1日となりました。

セクター別パフォーマンス

・情報技術…+0.7%
・エネルギー…+0.22%
・不動産…+0.18%
・生活必需品…+0.06%
・公益事業…+0.02%
・一般消費財…▲0.09%
・ヘルスケア…▲0.29%
・金融…▲0.44%
・資本財…▲0.61%
・通信…▲0.64%
・素材…▲1.32%

情報技術セクターは比較的上昇していますが、中でもダウ銘柄を多く含んだセクターは下落していますね。

その他のセクターの上昇幅は限定的で素材セクター以外の下落も大きくありませんでした。

ここ
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特に大きな動きはなかった1日ね!

200日移動平均線の上で耐えたS&P500

昨日のS&P500はわずかに下落しましたが、200日移動平均線の上で耐えています。

S&P500は終値で3,991にまで下落してしまいましたが、200日移動平均線の上で耐えることはできました。

今後は200日をサポートラインに転換できれば大きな上昇も見込めますが、市場に広がる楽観が崩れ落ちるようなことがあると、再び下抜けしてしまうかも知れませんね。

ここ
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今後の企業決算次第ね!

リッヒ
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次のFOMCも怖いな

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米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

NY連銀製造業景気指数が急低下

昨日のプレマーケットで発表のあった、ニューヨーク連銀製造業景気指数が急低下しました。

ニューヨーク連銀製造業景気指数

【1月】
結果…▲32.9(予想▲8.7)
前回…▲11.2

コロナショック明けの2020年5月以来の低水準となり、新規受注と出荷が特に落ち込みました。

NY地区の製造業において、経済活動が急激に縮小していることが示されました。ポジティブに捉えるのであれば順調にインフレが鎮静化していると考えられますが、ネガティブに捉えるのであれば景気後退が着実に進んでいるとも考えられます。

全米12の地区連銀のひとつであるニューヨーク連銀が州の製造業における景況感を示す経済指標。同連銀が管轄する地区にある製造業約200社を対象にアンケート調査を実施して指数化したもの。分岐点はゼロで、プラスが好況マイナスが不況と判断される。

アップルが新モデルを発表

アップルは『MacBook Pro』の上位機種とデスクトップ型PC『Mac mini』の新モデルを発表しました。

MacBook Proは前モデルを2021年10月に出した以来のアップグレードとなり、内臓チップを強力しました。Mac部門はアップルの売上高を10%占めており、今期以降の販売を強化する見込みです。

ここ
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ドル安が進めば売り上げは上昇するわね!

マイクロソフトがエンジニアリング部門でも人員削減

マイクロソフトはエンジニアリング部門で、多くの人員削減を計画していることが明らかにしました。

削減人員の規模は明らかになっていませんが、大手IT企業のレイオフの波は当分続きそうです。

リッヒ
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それで人件費の高騰が止まればええな

不動産ファンドからの資金流出量はリーマンショック以来

米国の商業用不動産市場では、不動産価値の下落を見越して多くの資金が流出しています。

償還請求額は昨年末時点で200億ドルにまで達しており、リーマンショック以来最も大きな規模となっているようです。

ここ
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以前みたいな金融危機に
つながらなければいいわね!

今月の注目イベントについて

今月も重要な経済指標の発表をはじめ、米国市場に大きな影響を与えそうなイベントが目白押しです。

1月の注目のイベント

・1/18 生産者物価指数(PPI)(12月)
・1/18 小売売上高(12月)
・1/27 PCEデフレーター確報値(11月)
・1/31 シカゴ購買部協会景気指数(PMI)(12月)
・1/31~2/1 FRB政策金利(FOMC)

1月も重要な経済指標の発表が続きます。今後も注目イベントについてはウォッチしていきたいと思います。

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注目の決算発表

昨日発表された企業決算のうち、注目の決算についてピックアップしていきます。

MS(モルガン・スタンレー)
GS(ゴールドマン・サックス)
UAL(ユナイテッド・エアラインズ)

MS(モルガン・スタンレー)のQ4決算

世界各地で多角的金融サービスを提供しているMS(モルガン・スタンレー)の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を上回りました。

MSのQ4決算

Q4結果
〇売上高…$12.7B(予想$12.54B)
〇EPS…$1.31(予想$1.29)

プレで決算発表のあったモルガンスタンレーの株価は、好決算を受けて+5.91%と高騰しました。

直近1年の株価チャートを見ても、年初来からは+14%上昇しています。

上昇トレンドをはじめたモルガンスタンレーですから、昨年2月の高値を目指すのであればアップサイドは+10%以上あります。

ここ
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移動平均線もゴールデンクロスしてるわ!

GS(ゴールドマン・サックス)のQ4決算

グローバルな投資銀行業務のほか、投資銀行、資産運用などを手掛けるGS(ゴールドマン・サックス)の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を下回りました。

GSのQ4決算

Q4結果
✖売上高…$10.59B(予想$10.79B)
✖EPS…$3.32(予想$5.56)

プレで決算発表のあったゴールドマン・サックスの株価は、決算をミスしたことで▲6.44%急落しました。

直近1年の株価チャートを見ると、昨年はそれなりのパフォーマンスを見せていましたが、年初来からの上昇を昨日1日で打ち消す下落となりました。

先週末から続いている銀行株の決算では、ほとんどの銘柄が上昇している中でゴールドマンサックスだけはやってしまいましたね。

UAL(ユナイテッド・エアラインズ)のQ4決算

UAL(ユナイテッド・エアラインズ)の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想を上回りました。

UALのQ4決算

Q4結果
〇売上高…$12.4B(予想$12.54B)
〇EPS…$2.46(予想$1.29)

アフターで決算発表のあったユナイテッド・エアラインズの株価は、時間外で+2.34%上昇しています。

直近1年の株価チャートを見ると昨年の下落を打ち消し、年初来からのリターンは+35.8%と爆上げしています。

航空やクルーズなどの多くの銘柄は、年初来から+30%以上の爆上げをしていますね。

今週の注目決算

今週も米国市場では注目の決算発表が続きます。重要と思われる決算についてピックアップしましたので、スケジュールの確認をしておきましょう。

今週の注目決算

1/18(水)
・SCHW(チャールズ・シュワブ)
・PLD(プロロジス)
1/19(木)
・PG(プロクター&ギャンブル)
・NFLX(ネットフリックス)
1/20(金)
・SLB(シュルンベルジェ)
・STT(ステート・ストリート)

今後も引き続き注目決算はウォッチしていきたいと思っています。

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まとめ

【明暗分かれた銀行決算】大型株の決算発表で今後が決まる米国市場をまとめます。

まとめ

【1/17の米国市場の値動き】
・S&P500…▲0.20%
・ダウ…▲1.14%
・NASDAQ…+0.14%
・長期金利は3.544に上昇
・VIXは19.36に反発
【経済トピックス】
・NY連銀製造業景気指数が急低下
・アップルが新モデルを発表
・マイクロソフトがエンジニアリング部門でも人員削減
・不動産ファンドからの資金流出量はリーマンショック以来

昨日の米国市場はダウが大きく下げたことで、年初来のパフォーマンスはナスダックとの差を広げる結果となりました。

ナスダックは7営業日連続の上昇となり、今後も上昇が期待されます。

一方で、銀行の企業決算も明暗が分かれたように、今後の大型株の決算発表次第では大きく市場が揺さぶられる可能性もあります。

来週にはマイクロソフトやテスラなどの大型株の決算発表が控えていますので、少し上昇したからと言って相場に飛びつくと痛い目に合うかも知れませんね。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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