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【FOMCを受けて株価が急落した米国市場】予想を超えるターミナルレート

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市場分析
こんなことがわかる記事

・11/2米国市場の値動き
・11月のFOMCの内容について
・昨日発表された重要な経済指標
・米国経済に関するトピックス
・昨日の注目決算

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こんにちは!
期待を裏切られた
『ここ屋(@Ram Tky)』よ!

昨日の米国市場は大きく下落したことで、今週に入って3日連続の売り相場となりました。

11月のFOMCの声明文が発表されて、パウエル議長の記者会見によって市場が大きく動揺しました。

利上げペースが緩やかになるのではないかといった市場予想を裏切る結果となったFOMCでしたが、当然と言えば当然の内容でした。

インフレ抑制のための利上げですから、インフレ鈍化が見える前から利下げの話をするのは時期尚早ってことですね。

それにしてもブラックアウト期間に発信されたFRB要人のコメントはどこに行っちゃったんでしょうね?

それでは11/2の米国市場を振り返り【FOMCを受けて株価が急落した米国市場】予想を超えるターミナルレートについて解説していきます。

リッヒ
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記事の後半では重要な経済ニュースや
注目の決算発表について解説してるで

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11/2米国市場の値動き

昨日の米国市場は3日連続の下落となりました。

FOMCの声明文が発表されたところまでは良かったのですが、パウェル議長が記者会見をしたところで相場は急落しています。

パウエル議長が何を語ったのか気になりますが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

FOMCを受けて大きく下落した米主要3指数

昨日の米国市場は3指数そろって大きく下落しました。

昨日の米主要3指数

・S&P500…▲2.39%
・ダウ…▲1.57%
・NASDAQ…▲3.38%

マーケットのオープンとともに下落していった相場は、FOMCの声明文が発表されると一気に上昇に転じていましたが、その後パウエル議長の会見が始まると共に急落していきました。

利上げペースが鈍化するんじゃないかといった市場の期待感が、パウエル議長の言葉によって打ち消された瞬間でした。

リッヒ
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やっぱり感あるな

全体的に大きく下落していますが、バリューよりもグロースの売り圧力が強く、特に小型株が弱かった印象です。

ここ
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ハイパーグロース株はボロボロね!

昨日のハイパーグロース株

・AFRM(アファーム)…▲9.56%
・COIN(コインベース)…▲4.08%
・CRWD(クラウドストライク)…▲7.81%
・DDOG(データドッグ)…▲7.82%
・DOCS(ドクシミティー)…▲3.93%
・MQ(マルケタ)…▲7.46%
・U(ユニティ)…▲8.09%

リッヒ
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他にも追いかけて欲しい銘柄があれば
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FOMCの結果を受けて高騰した長期金利

昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日終値の4.048から4.115に高騰しました。

今週に入ってほとんど動きのなかった長期金利は、FOMCの結果を受けて一気に跳ね上がっています。

利上げのスローダウンを期待することで保っていた債券市場も、強い利上げ観測が出されたことで再び売りトレンド継続といったところです。

ここ
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このまま上がり続けたらヤバいわね!

不思議と変化しなかったVIX

昨日のVIX(S&P500恐怖指数)は、前日の25.81から25.86と変わらずでした。

これだけ株式市場が急落しているのにもかかわらず、VIXが上がることはなかったのは違和感を感じます。

市場に恐怖がないってことは、この先株価が上昇する可能性を残していますが、これだけの売り圧力が1日で終わるとは思えませんけどね。

リッヒ
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30を超えてもおかしくない状況や

S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、全面的に大きく下落していることがわかります。

ここ
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これだけの急落は珍しいわね!

ビックテックをはじめ多くの銘柄が▲3%以上の下落をしています。

TSLA(テスラ)▲5.64%、AMZN(アマゾン)▲4.83%、META(メタ)▲4.89%など大型株の急落が目立ちましたが、軟調相場の中でも上昇した銘柄もありました。

11/2上昇した銘柄

・VZ(ベライゾン)…+0.91%
・MTCH(マッチグループ)…+4.19%
・LLY(イーライリリー)…+0.68%
・CVS(CVSヘルス)…+2.30%
・BA(ボーイング)…+2.81%
・MS(モルガンスタンレー)…+0.78%

リッヒ
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こんな相場でも上昇できるって強いな

セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクター全てが下落した1日となりました。

セクター別パフォーマンス

・公益事業…▲1.1%
・ヘルスケア…▲1.44%
・金融…▲1.56%
・生活必需品…▲1.85%
・エネルギー…▲1.89%
・資本財…▲2.15%
・不動産…▲2.7%
・通信…▲3.02%
・素材…▲3.42%
・一般消費財…▲3.55%
・情報技術…▲3.74%

全面安の中でも公益事業やヘルスケア、金融や生活必需品セクターなどは、ディフェンシブセクターと言われるだけあって下落も限定的でした。

一方で、一般消費財や情報技術、通信セクターなどは下落相場では大きく売り込まれる特性があります。

現在のような軟調相場ではポートフォリオの一部にディフェンシブセクターを組み込んでおくことでリスクヘッジとなりそうですね。

ここ
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ここ屋はエネルギーセクターに注目してるわ!

レジスタンスを突破できなかったS&P500

昨日のS&P500は3日連続の下落となってしまい、レジスタンスを突破することができませんでした。

終値では3,759と続落して7月にも押し返されたレジスタンスを突破することのできなかったS&P500は、50日移動平均線を再び下に抜けてしまいました。

10月には少し期待させるチャートパターンを描いてきたのですが、昨日でその期待も一気に薄れる結果となりました。

リッヒ
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やっぱり下落トレンドから抜けられんか

11月のFOMCの内容について

大きな影響を与えた11月のFOMCですが、発表された声明文とパウエル議長の記者会見について解説していこうと思います。

  • 4回連続の0.75%利上げで政策金利は3.75-4.0%に
    (市場予想通り)
  • 12月FOMCの利上げは縮小に転じる
    (可能性を示唆)
  • 最終的な金利水準(ターミナルレート)は予想より高くなる
    (4.75-5.0%)
  • CPI(消費者物価指数)は前回予想より高くなる
    (インフレはまだ上昇する)

これまで12月のFOMCでは0.75%の利上げの可能性を残してきましたが、FOMCの結果を受けて0.5%引き上げ予想が高まりました。

一方で、ターミナルレートは4.5ー4.75%だった予想に対して、パウエル議長の会見を受けて4.75-5.0%に予想が引き上げられました。

10月に米国市場が上昇に転じた理由が、利上げのスローダウンを期待するものでしたから、長引く金融引き締めが発表されたことで相場の巻き戻しとなりそうですね。

昨日発表された重要な経済指標

昨日発表された米国の経済指標について触れておきます。

ADP雇用者数(前月比)

昨日発表された10月のADP雇用者数(前月比)によると、10月の米民間雇用者数は予想を上回る伸びを示しました。

ADP雇用者数(前月比)

10
結果…239千人(予想…178千人)
前回…208千人(修正値…192千人)

娯楽やホスピタリティーで21万人増加したほか、貿易・運輸・公益事業でも雇用が増えました。

一方で、情報、製造業、金融サービスでは雇用が減少する結果となりました。

強い雇用が示されたことで、利上げペースを引き上げる追い風となり株価には逆風となりました。

ADP雇用統計とは、米国の給与計算代行サービス大手のオートマティック・データ・プロセッシング(ADP)社のデータを利用して、全米の非農業部門雇用者数の予測をするために開発された統計です。2006年5月から公表が始まったもので、米国雇用統計が発表される2営業日前に発表されます。

米国市場に影響がありそうなトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

世界最大のiPhone工場をロックダウン

中国当局は新型コロナウイルス対策として、世界最大のiPhone工場がある都市をロックダウンすることを発表しました。

ロックダウンは11月9日から7日間の予定ですが、アップルはiPhoneの出荷を大きく抑制される見込みとなりました。

ここ
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iPhone14の販売が好調だっただけに痛いわね!

イーロン・マスクがツイッターの人員半減

先月末でツイッターの買収を完了させたイーロン・マスクですが、今度はツイッターの人員を半分に削減する計画のようです。

いくらコストを削減するためと言えども、従業員の約半数である3,700人も解雇することになれば米国でも問題になりそうですね。

同時に、これまでのツイッターの方針を見直し、在宅勤務からオフィスへの出勤を求める方針に転換するようです。

リッヒ
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日本ではありえない削減数やな

昨日発表された注目決算

昨日も注目の企業決算が発表されましたが、市場に大きな影響を与えそうな決算についてピックアップしていきます。

昨日の注目決算

11/2(水)
・QCOM(クアルコム)
・CVS(CVSヘルス)
・FTNT(フォーティネット)
・ETSY(エッツィー)

中でも重要と思われる企業決算を解説していきます。

QCOM(クアルコム)のQ4決算

米大手半導体メーカーのQCOM(クアルコム)の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想をビートしましたが、ガイダンスをミスしました。

QCOMのQ4決算

Q4結果
売上高…$11.39B(予想$11.35B)
EPS…$3.13(予想$3.15)
ガイダンス(Q1)
売上高…$9.2B-10.0B(予想$12.02B)
EPS…$2.25ー2.45(予想$3.42)

リッヒ
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ガイダンスはミスやったな

場中で▲4.12%下げていたクアルコムの株価は、決算発表のあったアフターマーケットでは▲7.56%と急落しています。

やはり今後の半導体需要の見通しは厳しいようですね。

CVS(CVSヘルス)のQ3決算

米国のドラッグストアチェーン大手のCVS(CVSヘルス)の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想をビートしました。

CVSのQ3決算

Q3結果
売上高…$81.16B(予想$76.76B)
EPS…$2.09(予想$2.0)
ガイダンス(通年)
EPS…$8.55-8.56(予想$8.55)

リッヒ
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EPSガイダンスもクリアしとるな

プレマーケットで決算発表のあったCVSヘルスの株価は、相場の地合いが悪い中でも+2.3%と上昇しています。

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ドラッグストアは景気後退でも強いわね!

FTNT(フォーティネット)のQ3決算

セキュリティプロバイダー大手のFTNT(フォーティネット)の決算は、売上高、EPSともにコンセンサス予想をビートしました。

FTNTのQ3決算

Q3結果
売上高…$1.15B(予想$1.12B)
EPS…$0.33(予想$0.27)
ガイダンス(Q4)
売上高…$1.275B-1.315B(予想$1.27B)
EPS…$0.38-0.40(予想$0.35)
ガイダンス(通年)
売上高…$3.32B-3.35B(予想$3.24B)
EPS…$3.85-3.95(予想$3.86)

リッヒ
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ガイダンスもクリアしとるな

アフターマーケットで決算発表のあったフォーティネットの株価は、場中で▲5.65%下げていた上にAHで▲11.05%急落しています。

これだけ良い決算を出していて何故ここまで株価が下がるのかは正直分かりませんが、よい銘柄と言うことには違いありません。

その他銘柄の決算結果

昨日発表されたその他注目銘柄の決算結果と株価推移は以下の通りです。

ETSYのQ3決算

エッツィーQ3結果
売上高…$594.5M(予想$562.56M)
EPS…$0.58(予想$0.3653)
*株価はAHで+10.24%と爆上げ

今週の注目決算

今週も米国市場では注目の決算発表が続きます。

重要と思われる決算についてピックアップしましたのでスケジュールの確認をしておきましょう。

今週の注目決算

11/3(木)
・MRNA(モデルナ)
・AMGN(アムジェン)
・SBUX(スターバックス)
・PYPL(ペイパル)
・REGN(リジェネロン)
・MAR(マリオット)
・SQ(ブロック)
・WBD(ワーナーブラザーズ)
・DDOG(データドッグ)
11/4(金)
・BABA(アリババ)

多くの銘柄が発表を終えた決算シーズンですが、まだまだ予断を許さない米国市場において企業決算は重要なファクターとなります。

今後も引き続き企業決算はウォッチしていきたいと思っています。

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【FOMCを受けて株価が急落した米国市場】予想を超えるターミナルレート まとめ

【FOMCを受けて株価が急落した米国市場】予想を超えるターミナルレートをまとめます。

まとめ

【11/2の米国市場の値動き】
・S&P500…▲2.39%
・ダウ…▲1.57%
・NASDAQ…▲3.38%
・長期金利は4.115に急騰
・VIXは25.86と変化なし
【11月のFOMC】
・政策金利は0.75%引き上げ
・12月の利上げは大きくない
・ターミナルレートは予想より高い
・利上げを検討するには時期尚早
【経済トピックス】
・予想を上回る伸びを示したADP雇用者数
・世界最大のiPhone工場をロックダウン
・イーロン・マスクがツイッターの人員半減

昨日の米国市場はFOMCを受けて大きく下落しました。

利上げのスローダウンを期待して株価を上昇させてきた市場の期待は、一気に裏切られる展開となりました。

2023年にも断固たる金融引き締めを示唆したパウエル議長でしたが、米経済は耐えられるのでしょうか?

今後は雇用統計や消費者物価指数の発表に注目が集まります。

そろそろ相場の底だろうと予想していた投資家は肩を落としているかも知れませんが、バーゲン期間が長くなったと考えれば少し心が落ち着くのではないでしょうか。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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