『米国市場が抱えるリスク』アノマリー通り9月の米国市場は下落するのか?!

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こんな人におすすめな記事

・米国市場のアノマリーを知りたい
・アノマリー的に9月の相場を知りたい
・2021年の市場の予想を知りたい

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こんにちは!予想は常に
変化するって思ってる『ここ屋』よ!

2020年のコロナショックを端に発した『量的緩和』は、米国市場に大きな上昇相場をもたらしています。

しかし、この成長率がいつまでも続くはずはなく、今後どこかのタイミングで調整局面が訪れることでしょう。

アノマリー的に『9月は下落相場』と言われますが、2021年も9月に下落は訪れるのでしょうか?

そこで今回の記事では、『アノマリー通り9月の米国市場は下落するのか』を解説していきたいと思います。

米国市場のアノマリーとは

冒頭より『アノマリー』という言葉が出てきましたが、そもそも『アノマリー』とはどのようなことなのでしょうか。

アノマリーとは

アノマリー(Anomaiy)とは、理論的な枠組みで説明することができないこと。

直訳すると『変異性』と訳されるこの言葉は、『変な』や『異質な』と捉える事象を示します。

相場でいう『アノマリー』とは

相場でいう『アノマリー』とは、現代ポートフォリオ理論やファンダメンタル分析といった理論に基づいた分析ができないものの、経済的に観測できる『マーケットの規則性』のことです。

アノマリーはメカニズムはハッキリしないけれど、データに基づいた事実なんですね。

とはいえ、毎回そうなるとも限りませんし、ましてや保障できるものでもありません。

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根拠はないけど、よく当たるの!

米国市場のアノマリーにはこんなことも

米国市場のアノマリーには、こんなこともあります。

米国市場のアノマリー

・1月効果(January Effect)
・セルインメイ(Sell in May)
・夏枯れ相場
・サマーラリー
・ハロウィン効果

他にも、『大統領選挙の年は株価が上がりやすい』だとか、『米スーパーボールの試合でアメリカン・リーグが勝つと株価は下がり、ナショナル・リーグが株価が勝つと上がる』などもあるようです。

リッヒ
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常に株価上昇のアノマリーがええな

アノマリーによる米国市場の変動

それぞれのアノマリーによる米国市場の変動は、どのようなものなのでしょうか?

1月効果

1月効果とは、機関投資家が12月に手仕舞いした株を、1月に買い戻す行動がもたらす現象のようです。

機関投資家は自分のファンドの成績が指数(S&P500)より悪かった場合は、実績の悪い株を手仕舞いして見栄えを良くする必要があるみたいですね。

実際の原因はそれだけではないと思いますが、アノマリー的には1月がもっとも相場の上昇傾向が強いようです。

セルインメイ

セルインメイとは、『5月中に株を売れ』と訳すことができますが、これには続きがあります。

『Sell in May and Go Away but come back on St.Leger’s Day』

訳すと『5月に株を売ってどこかへ出かけろ。しかし、セントレジャーデイまでに戻ってこい。』

St.Leger’s Dayとは、9月の第2土曜日のことです。

なぜ、5月に相場が弱くなるのかはハッキリしていませんが、昔は『投資をするような富裕層が株を売って長期のサマーバケーションに入るから』と言われていたようです。

夏枯れ相場

夏枯れ相場とは、その名の通り夏がやってくると相場は枯れてしまうと言ったアノマリーです。

実際には米国の夏休みは長く、夏休みになると市場は閑散期に入り出来高が縮小して株価が軟調になるとのことです。

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逆の『サマーラリー』ってのもあるの!

反対にサマーラリーというアノマリーもあり、7月・8月の夏場は株価が上昇しやすい現象です。

具体的には、7/4の独立記念日から9月第1月曜日までとなります。

リッヒ
リッヒ

どっちやねん

S&P500の月別リターン

S&P500の月別リターンの過去データを見ていきましょう

引用:マネックス証券

平均で見るとアノマリー通りな感じはしますが、確かに『セルインメイ』5月中に株を売って10月に戻ってくるのが正解のようにも見えます。

また、夏枯れ相場から9月は大幅な下落傾向にあるのが見て取れますね。

2021年9月以降の米国市場の抱えるリスク

引用:REUTERS

過去のアノマリー通りであれば、9月の下落相場以降は上昇の傾向にある米国市場ですが、2021年はどうなんでしょうか?

この章では、9月以降の米国市場の抱えるリスクについて確認していきたいと思います。

2021年9月以降の米国市場のリスク

・FRBによるテーパリング開始時期長期金利上昇
デルタ変異株の影響(感染者数増加)による景気の鈍化
中国株の暴落米中対立の激化
・バイデン政権による大企業への規制強化

FRBによるテーパリング開始時期と長期金利上昇

テーパリングとは、米中央銀行(FRB)が行っている『量的緩和(債券買付プログラム)の縮小』のことです。

量的緩和は米雇用の促進を図るものですが、雇用の促進が見込まれれば縮小がはじまります。

量的緩和と共に株価上昇の追い風となっている『ゼロ金利政策』の終了をすることで、大きな相場の下落が予想されています。

8月のジャクソンホール会議では『年内のテーパー開始が適切』との見解が出されましたが、8月の米雇用統計が予想以上に弱い数字だったため、テーパリング開始が延期されるとの見方もあります。

どのみちテーパリング開始と長期金利上昇は実施されるものながら、市場の予想と異なったサプライズが起きることで、相場に打撃となる暴落が起きる可能性があります。

デルタ変異株の影響(感染者数増加)による景気の鈍化

現在の米国のコロナウイルスの新規感染者数は、第4波と呼ばれる増加傾向にあります。

一時はワクチン接種者の増加と共に感染者数の減少が見られたものの、デルタ変異株の影響により感染者数の増加は止まる様子が見られません。

最近ではミュー株と呼ばれるワクチンが効かないウイルスが蔓延していることから、今後の景気の鈍化が心配されています。

中国株の暴落と米中対立の激化

中国株は、2021年7月後半から暴落がはじまりました。

8月も続落したものの、9月現在では落ち着きはじめ反発も見られてはいるようです。

しかし、今後も中国では当局の規制により、成長著しいテック株をはじめ各分野のトップ企業には風当たりの強い当局からの規制が続きそうです。

また、中国は米国市場にとっても大きなマーケットです。

中国株の暴落は、国内のみに留まらず米国市場にも飛び火が考えられます。

米中対立は相変わらずですが、中国当局のサプライズ政策は、ビットコインも含め米株式市場にも大きな下落をもたらす可能性があります。

バイデン政権による大企業への規制強化

バイデン大統領は、7月に大企業の監視強化として大統領令に署名しています。

内容は、企業間の競争を促すと言った趣旨のもので中小企業の保護を目的としていますが、『企業独占や悪い合併は許さない』と公言しています。

特に、巨大テック企業には合併や買収の規制を強化することや、個人情報の収集に関する規制を設けるものです。

米国では1970年代から国際競争力を高めるために、独占や買収に対して緩やかな規制を敷いてきたため、大企業が大きな力を持ち米経済をけん引してきました。

しかし、経済格差などの社会問題をもたらしたと見て、バイデン政権は政策転換を試みています。

バイデン政権による大企業への規制強化は、必ずしも米国市場への追い風となるとは限らなそうです。

アノマリー通り9月の米国市場は下落するのかまとめ

『アノマリー通り9月の米国市場は下落するのか』をまとめます。

まとめ

・アノマリーとは理論で説明できない規則性
◎米国市場のアノマリー
・1月効果
・セルインメイ
・夏枯れ相場
・ハロウィン効果
◎9月以降の米国市場の抱えるリスク
・FRBによるテーパリング開始時期と長期金利上昇
・デルタ変異株の影響(感染者数増加)による景気の鈍化
・中国株の暴落と米中対立の激化
・バイデン政権による大企業への規制強化

アノマリー的には、9月は下落相場が多いようです。

しかし、2021年の9月は通常の年とは異なり、その他の要因による下落の恐れがあります。

テーパリングの開始デルタ変異株の影響中国株の暴落政権による規制強化などが、暴落の引き金になる可能性もあります。

われわれ個人投資家は、市場のニュースに目を光らせて準備をしておく方が良さそうですね。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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