・4/19米国市場の値動き
・S&P500指数の展望
・米国経済に関するトピックス
・今週の注目決算銘柄
・来週の注目決算銘柄
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Follow @RamTky昨日の米国市場は、前日に続けてほとんど値動きはありませんでした。
アフターで決算発表のあったテスラが時間外で大きく株価を下げていますが、明日の相場にどのような影響があるのでしょうか？
それでは4/19の米国市場を振り返り【テスラ時間外で株価急落】動かない米国市場は何がトリガーになるのかについて解説していきます。
記事の後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説してるで
4/19 米国市場の値動き
昨日の米国市場は大きな値動きはありませんでした。
大きなニュースはありませんでしたが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。
買い支えられた米主要3指数
昨日の米国市場は、前日に続き3指数ともに大きな値動きはありませんでした。
・S&P500…▲0.01%
・ダウ…▲0.23%
・NASDAQ…+0.03%
プレマーケットではナスダックを中心に売られていた相場は、マーケットがオープンすると上昇していきました。
株価にプラスになるような要因がない市場でも、下げた時には買い支えられるといった状況は、株式市場が強いことを示しています。
GAFAMの決算待ちね！
ハイパーグロース株はイマイチやな
・AFRM（ｱﾌｧｰﾑ）…▲1.63%
・COIN（ｺｲﾝﾍﾞｰｽ）…▲4.19%
・CRWD（ｸﾗｳﾄﾞｽﾄﾗｲｸ）…▲2.60%
・DDOG（ﾃﾞｰﾀﾄﾞｯｸﾞ）…▲0.64%
・DOCS（ﾄﾞｷｼﾐﾃｨ）…+0.70%
・MQ（ﾏﾙｹﾀ）…▲1.16%
・U（ﾕﾆﾃｨ）…+0.37%
長期金利が高止まりしているため、ハイパーグロース株にとっては少し厳しい状況が続きそうですね。
わずかに上昇した長期金利
昨日の長期金利（米10年債利回り）は、前日の終値3.578から3.591に上昇しました。
上昇したといっても前日からはほとんど変動はありませんでした。
一旦は3.63を超える場面もありましたが、高利回りになると債券も買い支えられているようです。
現在のようなボラティリティの高い株式市場では、低リスクで高利回りを得ることができる長期債券は、投資家にとって魅力に映るようです。
これ以上は上がらんかな
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、上昇と下落が入り混じる1日となったようです。
メリハリ強めね！
指数があまり変動しなかった1日だったわりに、個別株の変動は大きめでした。
AMZN（アマゾン）が+1.96%と大きく反発しており、決算前のTSLA（テスラ）は▲2.02%と大きく下落しています。
昨日はヘルスケアセクターの中でも保険が下落して、医療機器メーカーが上昇しています。
・ABT（ｱﾎﾞｯﾄ･ﾗﾎﾞﾗﾄﾘｰｽﾞ）…+7.82%
・MDT（メドトロニック）…+3.94%
・SYK（ストライカー）…+2.88%
・DXCM（デックスコム）…+4.36%
・BSX（ﾎﾞｽﾄﾝ･ｻｲｴﾝﾃｨﾌｨｯｸ）…+2.48%
ABT（アボット・ラボラトリーズ）は決算発表で株価を高騰させており、医療機器銘柄をけん引しました。
一方で、保険銘柄は大きく下落しておりUNH（ユナイテッドヘルス）▲3.62%、ELV（エレバンスヘルス）▲5.33%、HUM（ヒューマナ）▲3.86%など。
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクターのうち5セクターが上昇、6セクターが下落した1日となりました。
・不動産…+0.55%
・公益事業…+0.51%
・金融…+0.31%
・ヘルスケア…+0.22%
・生活必需品…+0.13%
・資本財…▲0.05%
・一般消費財…▲0.28%
・情報技術…▲0.39%
・通信…▲0.58%
・エネルギー…▲0.82%
・素材…▲0.98%
不動産、公益事業、金融といった、これまで下げていたセクターが上昇した1日となりました。
とはいえ、前日に続いてプラスもマイナスも1%以上の変動があったセクターはありませんでした。
エネルギー、素材といったインフレ圧力となりそうなセクターがマイナスになっているところを見ると、米国のインフレは今後も鎮静化に向かうことが期待されますね。
そのうち大きな動きがありそうやな
レジスタンス近づくS&P500
昨日のS&P500はほぼ変動はなく終値では4,154でした。
2月の高値まであと25ポイントと迫っていますが、年初来高値となるレジスタンスが近づいています。
来週からはGAFAMの決算発表があり、その翌週にはFOMCが控えています。
この上値抵抗線を超えることができれば、一気に上昇することも期待できそうです。
まずは来週のメガテック決算ね！
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち、米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
テスラ決算で利益予想に届かず
テスラが第1四半期の決算を発表しましたが、値引きを実施したことが影響したのか利益率が下がり、時間外で株価を急落させています。
営業利益率が11.4％に低下しており、1年前は19.2％からはおよそ▲40%減となりました。
売上高は増加しており市場予想ともほぼ一致していますが、EPS（一株利益）もコンセンサス予想をわずかに下回ったことで、アフターマーケットで▲6%の急落をしています。
まあテスラは車体さえ売れてしまえば、その後の利益は約束されるといったビジネスモデルであるため、販売台数さえ確保できれば今後も成長できると考えています。
チャットGPT機密情報漏洩リスクある
チャットGPTを利用している企業は、機密情報の漏洩リスクがあるとイスラエルのベンチャー企業はレポートで指摘しました。
チャットGPTを中心としたAIチャットボットなどを展開する企業は、データ漏洩による控訴やハッカーによる攻撃などにも対応する必要がありそうですね。
そのくらい考慮済みやろ
メタ傘下のインスタ、ロンドンで人員削減
メタ・プラットフォームズの傘下にあるインスタグラムは、ロンドン在住の従業員を削減もしくは移動する計画があるとのこと。
これまでもレイオフを重ねて株価を回復させてきたメタですが、マーク・ザッカーバーグCEOは1万人の人員削減計画を発表しています。
4月の注目イベントについて
4月も重要な経済指標の発表が続きますので、日程の確認をしておきましょう。
・4/20 フィラデルフィア連銀景気指数
・4/25 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・4/28 PCEデフレーター
・4/28 シカゴ購買部協会景気指数（PMI）
おおむね重要な経済指標の発表は無事に通過していますが、5月FOMCの利上げは経済指標によって決まりますから、今後も引き続きウォッチしていきたいと思います。
注目の決算発表
昨日も市場に影響のありそうな企業決算がありました。
4/19（水）
・TSLA（テスラ）
・ABT（アボット・ラボラトリーズ）
・MS（モルガンスタンレー）
・IBM（インターナショナル・ビジネス・マシンズ）
・ASML（ASMLホールディングス）
注目の決算発表が多かったため、別の記事でアップしています。
今週の注目決算
今週には注目決算が立て続けに発表されます。市場に大きな影響を与えそうな企業決算をピックアップしておきます。
4/20（木）
・PM（フィリップモリス）
・T（AT＆T）
・UNP（ユニオン・パシフィック）
・AXP（アメリカン・エキスプレス）
・TSMC（台湾セミコンダクター）
4/21（金）
・PG（プロクター&ギャンブル）
・SLB（シュルンベルジェ）
それぞれの決算発表については、また当ブログでも追いかけていきたいと考えています。
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まとめ
【テスラ時間外で株価急落】動かない米国市場は何がトリガーになるのかをまとめます。
【4/19の米国市場の値動き】
・S&P500…▲0.01%
・ダウ…▲0.23%
・NASDAQ…+0.03%
・長期金利は3.591に上昇
【経済トピックス】
・テスラ決算で利益予想に届かず
・チャットGPT機密情報漏洩リスクある
・メタ傘下のインスタ、ロンドンで人員削減
昨日の米国市場は前日に続き、3指数ともに大きな変動はありませんでした。
やはり現在の株価を決める要因は、企業決算に秘められているようです。
ここまで発表されたS&P500企業の決算は、そこまで悪い（リセッションを彷彿させる）ものではありませんでした。
市場に大きな影響を与えるGAFAMの決算次第では、相場が一気に動きそうな気がしますね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。
最後まで読んでくれてありがとう！
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