昨日の米国市場は下落しました。
インフレ指標が発表され、まだ関税の影響がなかったことは安心材料となりましたが、市場を押し上げる淀のインパクトはありませんでした。
一方で、大手銀行の決算発表がはじまりましたが、好業績だったわりに株価は急落しています。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで
クリックでランキングの応援してください!
ランキング押し上げて欲しいです。

Xの相互フォロー待ってるわ!
Follow @RamTky7/15 米国市場の値動き
昨日の米国市場は下落しました。
インフレ指標が発表されましたが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …▲0.40%
・ダウ平均 …▲0.98%
・NASDAQ100…+0.13%
プレマーケットでは買われていた相場は、マーケットがオープンするとジリジリと下落していきました。
その後も買い戻されることなく、引けにかけても売り込まれました。

ダウが弱かったわね!

ハイパーグロース株はまちまちやな
・AFRM(アファーム) …+3.28%
・COIN(コインベース) …▲1.52%
・CRWD(クラウドストライク)…▲0.61%
・DDOG(データドッグ) …+1.27%
・DOCS(ドキシミティ ) …+0.81%
・MQ(マルケタ) …▲0.34%
・U(ユニティ) …+1.61%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.437から4.491に上昇しました。
為替は再びドル高に向かっています。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ほとんどの銘柄が下落したことが分かります。

エヌビディアが光ってるわ!

マグニフィセント7は5銘柄が上昇、2銘柄が下落しました。NVDAが+4.04%と急騰している一方で、TSLAが▲1.93%、METAが▲1.46%と大きく下げています。
これだけ多くの銘柄が下げる中でも、一部上昇した銘柄もあったようです。
・SMCI(スーパー・マイクロ・コンピューター)…+6.92%
・FSLR(ファースト・ソーラー)…+6.90%
・AMD(アドバンスド・マイクロ・デバイセズ)…+6.41%
・AES(エーイーエス)…+4.45%
・C(シティグループ)…+3.68%
・SNPS(シノプシス)…+3.56%
・ORCL(オラクル)…+2.48%
・AVGO(ブロードコム)…+1.94%
一方で、大きく下げた銘柄は多かったようです。
・STT(ステート・ストリート)…▲7.29%
・A(アジレント)…▲5.95%
・BLK(ブラックロック)…▲5.88%
・NEM(ニューモント)…▲5.71%
・WFC(ウェルズファーゴ)…▲5.48%
・TPL(テキサス・パシフィック)…▲5.30%
・OXY(オキシデンタル・ペトロリアム)…▲5.28%
米国株アプリmoomooなら株価変動の要因を詳しく知ることができます。
今なら無料で口座開設すると、人気の米国株がもらえるキャンペーンをやっています。

取引口座を開けば
24時間取引も可能なの!
セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは1セクターのみが上昇、他10セクターが下落した1日となりました。

・情報技術 …+1.14%
・通信 …▲0.52%
・一般消費財…▲0.67%
・資本財 …▲0.81%
・生活必需品…▲0.82%
・公益事業 …▲0.83%
・エネルギー…▲1.19%
・不動産 …▲1.42%
・金融 …▲1.53%
・素材 …▲1.68%
・ヘルスケア…▲1.86%
情報技術だけが上昇しましたが、エヌビディアなど特定の銘柄がけん引しています。
他すべてのセクターが下落していますが、特にヘルスケアや素材、金融や不動産など5セクターは1%を超える大きな下げとなりました。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は▲0.40%下落して、終値では6,243に下げました。
ヨコヨコが続いていたS&P500ですが、1週間ぶりに長い陰線で下落しました。
7月初旬に高値を更新してから、なかなか上を目指せない状況が続きますが、どうやら何か材料を待っているようです。
それが関税によるものなのか、決算発表なのかはわかりませんが、投資家は背中を押してくれる材料を待っているのは間違いなさそうです。

何でもいいから好材料が欲しいわ!
FEAR&GREEDインデックスは76から74に下げてEXTREME GREEDからGREEDに変わりました。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
6月CPIには関税の影響も
6月の消費者物価指数(CPI)が発表されましたが、コア指数が5カ月連続で市場予想を下回りました。
コアCPIの伸びを抑えたのは自動車価格の下落ですが、玩具や家電など関税の影響を受けやすい品目は数年ぶりの高い伸びを記録しています。
【総合CPI】
〈前年比〉
・結果…2.7%(予想…2.6%)
・前回…2.4%
〈前月比〉
・結果…0.3%(予想…0.3%)
・前回…0.1%
【コアCPI】
〈前年比〉
・結果…2.9%(予想…2.9%)
・前回…2.8%
〈前月比〉
・結果…0.2%(予想…0.3%)
・前回…0.1%
関税コストが商品価格に転嫁されている状況が示されたことで、政策金利据え置きを支持するFRB当局者の背中を押す結果となりました。
トランプ氏が利下げを要求していますが、もう少し関税の影響を見定める必要がありそうですね。

9月でも動けなそうね!

9月利下げ予想も半々にまで下げています。
NVDAとAMDが対中輸出再開へ
半導体大手のエヌビディアとアドバンスト・マイクロ・デバイセズは、AI向け半導体の一部について対中輸出を再開する許可を受けました。
エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは先週トランプ大統領と会談し、現在は北京で政府主催の会議に出席しています。
中国向けに設計したH20の輸出再開となれば、エヌビディアの売上は大きく伸びると考えられます。

株価も急騰しとるな
パウエル議長後任選び正式にはじまる
ベッセント財務長官は、FRBパウエル議長の後任選びの正式なプロセスが始まったと明らかにしました。
長官はパウエル氏が2026年5月の議長任期満了時に理事からも退任すべきだとの考えを示しています。
パウエル氏のFRB理事としての任期は28年1月までありますから、その後どうするかはパウエル氏本人が決めることになると思います。

理事には残らないかも知れないわね!
7月の注目イベントについて
7月の重要な経済指標スケジュールを確認しておきましょう。
・7/16 生産者物価指数(PPI)
・7/17 小売売上高
・7/18 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・7/29 コンファレンスボード消費者信頼感指数
*7/29~30 FOMC
・7/30 PCEデフレーター
・7/31 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
kindleから書籍を出版しました。良かったら手に取ってみて下さい。
【7/15 米国市場の値動き】
・S&P500 …▲0.40%
・ダウ平均 …▲0.98%
・NASDAQ100…+0.13%
【経済トピックス】
・6月CPIには関税の影響も
・NVDAとAMDが対中輸出再開へ
・パウエル議長後任選び正式にはじまる
昨日の米国市場は下落しました。
発表された消費者物価指数には関税による価格転嫁が示され、今後のインフレを見定める必要が出てきました。
利下げを要求するトランプ大統領ですが、パウエル議長を解任するのではなく任期まで続投させる意向のようです。
さて、大手銀行の決算発表を皮切りに決算シーズンに突入しましたが、業績が良くても見通しの悪さによって株価が下げる可能性が出てきました。
エヌビディアのように個別の材料があれば良いのですが、米国市場の夏枯れ相場は避けられそうにありませんね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

最後まで読んでくれてありがとう!
レッツ エンジョイ ライフ!
SBI証券の『クレカ積立』でお得にポイントがもらえるサービス
SBI証券『クレカ積立』について詳しくはこちら
通常の申し込みページよりもお得な『紹介特典』がもらえるURLです。

コメント