【インフレ低下で利下げが確実視】ネットフリックス最大級のつなぎローン

昨日の米国市場は上昇しました。

政府機関閉鎖で遅れていたインフレ指数が発表されましたが、9月の時点でインフレはかなり下がっているように見えました。

翌週のFOMCを前に最後の経済指標となりましたが、利下げは確定的となりました。

それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

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12/5 米国市場の値動き

昨日の米国市場は上昇しました。

経済指標の発表がありましたが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。

米主要3指数の値動き

プレマーケットから買われていた相場は、マーケットがオープンしてもナスダックを中心に上昇していきました。

その後は上げ幅を縮小していき、引けにかけても買い戻されることはありませんでした。

週間ベースで見るとS&P500は+0.31%、ダウは+0.50%、NASDAQ100は+1.01%の上昇となりました。

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10年債利回り（長期金利）

昨日の長期金利（米10年債利回り）は、前日の4.075から4.139に上昇しました。

為替は1ドル155円33銭とジリジリと円高へ向かっています。

S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、上昇と下落の銘柄が半々といったように見えます。

マグニフィセント7は5銘柄が上昇、2銘柄が下落。METAが+1.80%、GOOGが+1.15%と上げた一方で、AAPLが▲0.68%、NVDAが▲0.53%と下げています。

全部が上げた相場ではありませんでしたが、大きく上昇した銘柄をピックアップしていきます。

一方で、大きく下げた銘柄もありました。

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは3セクターが上昇、8セクターが下落した1日となりました。

通信と情報技術、一般消費財といったメガテックを含んだセクターは上昇していますが、他の8セクターは下落した1日でした。

特に、公益事業やエネルギーは1％前後の大きな下げとなり、ディフェンシブセクターが売られた相場となりました。

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S&P500チャート分析

昨日のS&P500は+0.19%上昇して、終値では6,870に上げました。

今週は下落ではじまったS&P500ですが、残りの4日は連続で上昇しました。

直近の10日間では9日が上げているという好調な相場です。

これで10月末につけた高値までは残り0.3%となり、来週にも高値更新の期待がかかります。

来週にはFOMCがありますので、市場に緊張感が戻ってきそうですね。

FEAR&GREEDインデックスは39から40に上げましたがFEARのままです。

米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

消費者マインド指数5ヵ月ぶりに上昇

ミシガン大学が発表した12月の消費者マインド指数は、5カ月ぶりに上昇しました。

インフレ見通しの改善を背景に、家計の先行きに対する楽観的な見方が強まったようです。

・消費者マインド指数（速報値）は53.3
・予想中央値は52
・前月は51

・1年先のインフレ期待は4.1%
・予想は4.5%
・前月は4.5%

・5－10年先のインフレ期待は3.2%
・予想は3.4%
・前月は3.4%

インフレ期待もかなり下がってきましたので、利下げ期待を後押ししています。

9月PCE消費支出は横ばい

政府機関閉鎖で発表が遅れていた9月のPCEデフレータは、コア指数が前月比0.2%上昇と市場予想に一致しました。

前年同月比では2.8%上昇。総合指数は前月比0.3%上昇、前年同月比では2.8%上昇とすべて予想と一致しました。

個人消費支出は前月比で0％と完全な横ばいとなりました。

ネットフリックスのワーナー買収は過去最大級

動画配信大手のネットフリックスはメディア大手ワーナー・ブラザースの買収のため、ウォール街の銀行から590億ドルのつなぎローンを確保したとのこと。

ブリッジローンとしては過去最大級のものとなり、ウェルズ・ファーゴなど数行からの借り入れとなります。

このニュースを受けてネットフリックスの株価は▲2.89%の下落。一方のワーナー・ブラザースは+6.28％の上昇となりました。

12月の注目イベントについて

今週からは12月に入りましたので、経済指標スケジュールを確認しておきましょう。

今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。

まとめ

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昨日の米国市場は上昇しました。

遅れていた9月のPCEデフレータでは、インフレの最終局面が確認され12月FOMCでの利下げが決定的となりました。

ビッグイベントを前に相場には警戒感が漂っていますが、無事にFOMCを通過することができるでしょうか。

FRBによる来年の利下げ予想次第では、今年最後の買い場が訪れるかも知れませんね。

投資は自分のリスク許容度を理解し、自己責任、自己判断でお願いします。

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