昨日の米国市場は上昇しました。
強気シグナル点灯で、いよいよクリスマスラリーの到来かと期待が高まっています。
米国株関連で3つのデリバティブ満期日が重なる「トリプルウィッチング」にあたり、ボラティリティーが高まるとの警戒感もある中でハイテク株が上昇しました。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
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Follow @RamTky12/19 米国市場の値動き
昨日の米国市場は上昇しました。
いよいよクリスマスラリーのはじまりが期待されますが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …+0.88%
・ダウ平均 …+0.38%
・NASDAQ100…+1.31%
プレマーケットから買われていた相場は、マーケットがオープンしてもナスダックを中心に上昇していきました。
その後は大きな動きはありませんでしたが、引けにかけてダウは売られていきました。

やっとラリーはじまったわね!
週間ベースで見るとS&P500は+0.10%、NASDAQ100は+0.59%の上昇。一方で、ダウは▲0.67%の下落となりました。

ハイパーグロース株もイイ感じやな
・AFRM(アファーム) …▲0.20%
・COIN(コインベース) …+2.47%
・CRWD(クラウドストライク)…+0.84%
・DDOG(データドッグ) …+1.52%
・DOCS(ドキシミティ ) …+0.37%
・MQ(マルケタ) …+2.01%
・U(ユニティ) …+4.22%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.124から4.149に上昇しました。
為替は1ドル157円70銭と急激にドル高に向かいました。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、多くの銘柄が上昇したことが分かります。

エヌビディアが強かったわね!

マグニフィセント7は5銘柄が上昇、2銘柄が下落。NVDAが+3.93%、GOOGLが+1.55%と大きく上昇。一方で、METAが▲0.85%とTSLAが▲0.45%と下げています。
半導体やソフトウェア、クルーズあたりに大きな買いが入ったようです。
・CCL(カーニバル・クルーズ)…+9.81%
・MRNA(モデルナ)…+9.21%
・SNDK(サンデスク)…+8.27%
・MU(マイクロン)…+6.99%
・ORCL(オラクル)…+6.63%
・NCLH(ノルウェージャン・クルーズ)…+6.52%
・AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイシズ)…+6.15%
・SMCI(スーパー・マイクロ・コンピューター)…+5.92%
一方で、大きく下げた銘柄もありました。
・LW(ラム・ウェストン)…▲25.94%
・NKE(ナイキ)…▲10.54%
・LOW(ロウズ)…▲2.93%
・HD(ホームデポ)…▲2.81%
・DHI(DRホートン)…▲2.79%
・LULU(ルルレモン)…▲2.63%
・CAG(コナグラ)…▲2.53%
LWは決算でEPSを大幅にミスしたことによる失望売りです。NKEは結佐に良かったと思うんですが売られており、2022年から4年間も下がり続けています。
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは8セクターが上昇、3セクターが下落した1日となりました。

・情報技術 …+1.96%
・資本財 …+1.06%
・ヘルスケア…+0.96%
・素材 …+0.87%
・金融 …+0.62%
・通信 …+0.60%
・エネルギー…+0.45%
・一般消費財…+0.07%
・不動産 …▲0.37%
・生活必需品…▲0.40%
・公益事業 …▲1.08%
情報技術と資本財が1%を超える大きな上昇。これでテックは週間ベースでなんとかプラ転しました。
一方で、公益事業や生活必需品などディフェンシブセクターには売りも入ったようです。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は+0.88%上昇して、終値では6,834に上げました。
4日続落の後に反発していたS&P500ですが、昨日も上昇して2日続伸。
前回高値からの下落幅は▲0.96%に縮小しました。
昨日はトリプルウォッチングにあたり出来高は急増していますが、ハイテク株を中心に買いが入ったようです。
年初来チャートで見ると関税ショックはかなり深めですが、その他の調整は11月の下落も▲5%程度と大した深さではないことが分かります。

年末ラリーのはじまりね!
FEAR&GREEDインデックスは44から45に上げ、FEARからNEUTRALに変わりました。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
待望のクリスマスラリー到来か
いよいよ待ち望んでいたクリスマスラリーの到来に、投資家の期待が高まっています。
1928年以降のS&P500は12月最後の2週間に75%の確率で上昇しており、平均上昇率は1.3%だったとのこと。
依然として割高と言われる米国市場ですが、このまま上昇してくれるのでしょうか。

年末までは上げて欲しいわね!
12月消費者マインド指数が小幅上昇
12月のミシガン大学消費者マインド指数は52.9に上昇しました。前回の51からは1.9ポイント上げていますが、速報値の53.3からは低下。
1年先のインフレ期待は4.2%と約1年ぶり低水準となり、5年先のインフレ期待は3.2%にまで下げています。
とはいえ、物価高や雇用市場への不安を背景に、消費者センチメントは過去最低水準付近での低迷が続いているようです。

関税の重しも負担やな
NY連銀総裁 政策金利調整急ぐ必要なし
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、政策金利の一段階下への調整は急ぐ必要がないとの見解を示しました。
労働市場への過度な悪影響がなくインフレ率が2%へ低下するのを見たいとのこと。
裏を返せば労働市場の悪化が見えれば利下げせざるを得ないとのことですから、今後の雇用統計はより重要な指標となりそうです。

雇用とインフレのバランスね!
12月の注目イベントについて
12月の経済指標スケジュールを確認しておきましょう。
・12/23 PCEデフレーター
・12/24 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・12/30 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
kindleから書籍を出版しました。良かったら手に取ってみて下さい。
【12/19 米国市場の値動き】
・S&P500 …+0.88%
・ダウ平均 …+0.38%
・NASDAQ100…+1.31%
【経済トピックス】
・待望のクリスマスラリー到来か
・12月消費者マインド指数が小幅上昇
・NY連銀総裁 政策金利調整急ぐ必要なし
昨日の米国市場は上昇しました。
4日続落の後に2日続伸が待っていましたが、このままクリスマスラリーに突入してくれるかに期待が高まります。
すでにS&P500は年初来で+16.2%上昇していますから、これで3年連続の2ケタ上昇は確定的となりました。
そろそろ2026年のパフォーマンスが気になる時期となりましたが、中間選挙の年になりますので少し警戒を高める必要があるかも知れませんね。
投資は自分のリスク許容度を理解し、自己責任、自己判断でお願いします。

最後まで読んでくれてありがとう!
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