昨日の米国市場は下落しました。
銀行業界の不安が市場に広まったようですが、JPモルガンのダイモン氏は『ゴキブリは他にもいる』と警鐘を鳴らしています。
長期金利は急落し、株式は下げ、ドルは売られ、金価格は上昇といった構図です。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
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Follow @RamTky10/16 米国市場の値動き
昨日の米国市場は下落しました。
大きな不安が市場を包み込みましたが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …▲0.63%
・ダウ平均 …▲0.65%
・NASDAQ100…▲0.36%
プレマーケットから買われていた相場は、マーケットしても上昇していきナスダックは一時1%高まで上げました。
その後ジリジリと売られはじめると、引けにかけても下落は止まりませんでした。

1日の中では大幅下落ね!

ハイパーグロース株もボコボコやな
・AFRM(アファーム) …▲5.46%
・COIN(コインベース) …▲1.80%
・CRWD(クラウドストライク)…▲1.39%
・DDOG(データドッグ) …▲5.53%
・DOCS(ドキシミティ ) …▲1.06%
・MQ(マルケタ) …▲4.39%
・U(ユニティ) …▲7.19%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.028から3.959に急落しました。
ドル円はジリジリと円高に向かっています。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、多くの銘柄が下落していることが分かります。

金融系がヤバかったわね!

マグニフィセント7は2銘柄が上昇、5銘柄が下落。NVDAは+1.10%と上げていますが、TSLAは▲1.47%下げています。
半導体や小型株の中には大きく上昇した銘柄もありました。
・JBHT(JBハント)…+22.14%
・MU(マイクロン)…+5.52%
・ON(ONセミコンダクタ)…+5.18%
・NEM(ニューモント)…+5.01%
・WDC(ウェスタン・デジタル)…+4.55%
・MTD(メトラー・トレド)…+4.26%
・BF.B(ブラウン・フォーマン)…+4.12%
・COO(クーパー)…+4.07%
JBHTは決算が好感されました。
一方で、地銀を中心に大きく下げた銘柄は多かったようです。
・KVUE(ケンビュー)…▲13.22%
・FFIV(F5インク)…▲10.70%
・HPE(ヒューレットパッカード)…▲10.14%
・MMC(マーシュ・アンド・マクレナン)…▲8.52%
・BRO(ブラウン・アンド・ブラウン)…▲6.97%
・CFG(シティズンズ・ファイナンシャル)…▲6.40%
・VRSK(ベリスク・アナリティックス)…▲6.12%
FFIVは中国のハッカー集団に侵害されたことを受けて急落しています。
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは2セクターが上昇、9セクターが下落した1日となりました。

・素材 …+0.15%
・ヘルスケア…+0.09%
・情報技術 …▲0.19%
・不動産 …▲0.32%
・通信 …▲0.43%
・生活必需品…▲0.55%
・資本財 …▲0.72%
・一般消費財…▲0.80%
・公益事業 …▲0.81%
・エネルギー…▲1.17%
・金融 …▲2.40%
素材やヘルスケアがわずかに上げていますが、基本的にはリスクオフ相場でした。
一方で、金融セクターには一気に売りが集中しており、今後も厳しい状況が続きそうなニュースが飛び込みました。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は▲0.63%下落して、終値では6,629に下げました。
先週までの上昇トレンドが崩れつつあるS&P500ですが、昨日も下落して方向性が見えなくなりました。
金融市場には不確実性が高まっており、加熱しすぎた株式相場を冷ます材料としては十分なようです。
これまでのトレンドのサポートラインが抵抗線となっており、上抜けできれば上昇継続、逆に50日移動平均線を割り込むようなことがあれば一気に調整局面を迎えるかも知れません。

急に正念場ね!
FEAR&GREEDインデックスは30から23に下がり、FEARからEXTREME FEARに変わりました。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
融資詐欺疑惑拡がり銀行株が急落
ザイオンズとウェスタン・アライアンスが潜在的損失開示し、相次いで明らかになった融資詐欺の疑惑が金融関連に拡がりました。
詐欺疑惑に伴う潜在的損失は比較的小規模だったものの、主要銀行には大きく影響が及び74行の時価総額は1000億ドル余り失われました。
今回の詐欺疑惑そのものは大きなものではありませんでしたが、再び銀行への監視が高まるようだと経済への影響も小さくはないと考えられます。

去年の春を思い出すわね!
信用懸念の高まりで金と銀が過去最高値を更新
米中摩擦の激化や米国で借り手の信用懸念の高まりを背景に、金と銀が過去最高値を更新しました。
どちらもこのところ急激に上昇していますが、投資家の株式市場への懸念が高まっていることを示しています。
株式と相関的に上げてきた金と銀ですが、今後株式が下落するようなことがあればさらに急騰する可能性もありますね。

今年は金への投資がトレンドやな
サービス業の活動指数が大幅縮小
ニューヨーク連銀が発表した10月のサービス業活動指数は、縮小ペースが前月から加速して2021年以来で最大のマイナスとなりました。
事業活動と雇用の急減速が反映され、前月比4.2ポイント低下してマイナス23.6にまで下げています。
これまで米経済を支えてきたサービス業ですが、いよいよ活動にも陰りが見えはじめましたね。

景気後退まであり得るわ!
10月の注目イベントについて
10月も中盤に入りましたが、今月の経済指標スケジュールを確認しておきましょう。
*10/未定 雇用統計
・10/26 ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
・10/28 コンファレンスボード消費者信頼感指数
*10/28~29 FOMC
・10/31 PCEデフレーター
・10/31 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
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【10/16 米国市場の値動き】
・S&P500 …▲0.63%
・ダウ平均 …▲0.65%
・NASDAQ100…▲0.36%
【経済トピックス】
・融資詐欺疑惑拡がり銀行株が急落
・信用懸念の高まりで金と銀が過去最高値を更新
・サービス業の活動指数が大幅縮小
昨日の米国市場は下落しました。
融資詐欺の疑惑が金融関連不安が、市場全体に広がりました。
一方で、株式市場への懸念の高まりから、金と銀が高値を更新しています。
これまで大きく上げてきた相場も、このあたりで一旦の踊り場となるかも知れませんね。
投資は自分のリスク許容度を理解し、自己責任、自己判断でお願いします。

最後まで読んでくれてありがとう!
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