【強い雇用でも上昇した米国市場】楽観した市場に警告したFRB当局者!

市場分析
こんなことがわかる記事

・1/6米国市場の値動き
・S&P500指数の展望
・米国経済に関するトピックス

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昨日の米国市場は、久しぶりに気持ちの良い上昇となりました。雇用者数の発表が大きく影響していますが、内容を見ると少し違和感を感じました。

失業率が再び低下しているのに対して、市場はどう受け止めたのでしょうか?それに対してFRBは警告を発しているようです。

それでは1/6の米国市場を振り返り【強い雇用でも上昇した米国市場】楽観した市場に警告したFRB当局者!について解説していきます。

リッヒ
リッヒ

記事の後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説してるで

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1/6米国市場の値動き

昨日の米国市場は今年1番の上昇となりました。

雇用統計の発表が大きく影響しているようですが、ひとまず昨日のマーケットの値動きを振り返っていきましょう。

大きく上昇した米主要3指数

昨日の米国市場は3指数ともに上昇した1日となりました。

昨日の米主要3指数

・S&P500…+2.28%
・ダウ…+2.13%
・NASDAQ…+2.56%

プレマーケットでは買われていた相場は、マーケットがオープンすると急落しました。雇用統計の発表直後にガタガタと崩れ落ちる株価を見て『今日もまたダメか~』と思ったのですが、間もなく上昇をはじめて引けにかけても上がり続けました。

バリュー、グロースともに2%を超える上昇をしています。

ここ
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ハイパーグロース株は明暗が分かれたわ!

昨日のハイパーグロース株

・AFRM(アファーム)…▲1.41%
・COIN(コインベース)…▲0.81%
・CRWD(クラウドストライク)…▲0.18%
・DDOG(データドッグ)…+1.01%
・DOCS(ドクシミティー)…▲4.72%
・MQ(マルケタ)…+3.57%
・U(ユニティ)…+4.49%

急激に低下した長期金利

昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の終値3.722から3.560に低下しました。

今年に続落している長期金利ですが、昨日はさらに大きな低下をしました。やはり市場には楽観ムードが漂っており、債券市場にも買いが入っているようです。

リッヒ
リッヒ

次はCPIやな

急落したVIX

昨日のVIX(S&P500恐怖指数)は、前日の終値22.46から21.13に下落しました。

昨年から20から22といった低水準で推移しているVIXですが、昨日もレンジ内で下落しています。VIXが低い水準にあれば株式市場は上がっていけるので、このまま上昇しないでくれるといいんですけどね。

大きく動くとしたら来週の消費者物価指数(CPI)ですかね。

リッヒ
リッヒ

そのうち30とかに上がるんやろな

S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、大きな上昇を示す明るい緑が広がっています。

ここ
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最高の景色ね!

アップル+3.68%、アマゾン+3.56%、マスターカード+4.52%、コストコ+7.26%などが大きく上昇しています。

他にも4%以上の上昇銘柄も多い中で、半導体株が好調だったようです。

1/6上昇した半導体銘柄

・NVDA(エヌビディア)…+4.16%
・AVGO(ブロードコム)…+6.02%
・QCOM(クアルコム)…+5.43%
・TXN(テキサスインスツルメンツ)…+4.93%
・INTC(インテル)…+4.25%
・ON(オンセミコンダクター)…+4.57%
・MU(マイクロン)…+3.77%

セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは、11セクター全てが上昇した1日となりました。

セクター別パフォーマンス

・素材…+3.33%
・情報技術…+2.83%
・不動産…+2.64%
・資本財…+2.62%
・生活必需品…+2.42%
・金融…+2.26%
・公益事業…+2.11%
・一般消費財…+2.1%
・エネルギー…+1.97%
・通信…+1.69%
・ヘルスケア…+0.99%

ほとんどのセクターが2%以上の上昇となった1日でしたが、素材が+3.3%と爆上げしています。

また、年明け不調だった情報技術セクターも、半導体株の押し上げにより大きく上昇しています。

まあ、昨日の上昇要因は雇用統計でしたから、どのセクターがどうこうといった要素はあまりありませんが、今後米国市場が上昇する時はこのようなセクターが強いってことだけ覚えておきましょう。

ここ
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とにかく上がってくれれば何でもいいの!

新たなトレンドをつくりはじめたS&P500

昨日のS&P500は大きく上昇したことで、新たなトレンドをつくりはじめた可能性があります。

昨日のS&P500の終値は3,895となり、このところのボックス相場のレンジ上限まで上昇しました。

昨日もお伝えしたのですが、このところのS&P500は2022年の下落トレンドから抜けたようにも見えています。

昨年まででしたら、ここから急落して再び下落トレンドをたどることになっていましたが、ここで転換の可能性を感じています。

来週以降も下落することがなければ、一気にレジスタンスをブレイクアウトなんてことにもなりそうですね。

リッヒ
リッヒ

希望的観測が強いな

ここ
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最終のCPIと決算次第ね!

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米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

引き続き強かった12月の雇用統計

12月の米雇用統計が発表されましたが、引き続き強い雇用が示されたものの平均時給の低下が市場に好感されました。

雇用統計(12月)

失業率3.5%(予想…3.7%)
 前回…3.7%(改定値…3.6%)
非農業部門雇用者数22.3万人増(予想…20.0万人増)
       前回…26.3万人増(改定値…25.6万人増)
平均時給(前年同期比)4.6%増
予想…5.0%増(前回…5.1%増)
前月比…0.3%増(予想…0.4%増)

失業率は予想を下回り再び強い雇用が下支えしました。雇用は市場予想よりも2.3万人多く、まだまだ市場は人手不足が続いています。

一方で、平均時給は予想を下回り鈍化しており、金融当局にも歓迎される結果となりました。

雇用の伸びはヘルスケアやレジャー、建設部門などが上昇し、テクノロジーや不動産などのセクターでは減少しています。

予想外に縮小したISM非製造業

12月のISM非製造業景気指数が発表されましたが、サービス業の景気は予想以上に低下しているようです。

ISM非製造業景気指数

12月】
結果…49.6(予想…55.1)
前回…56.5

2020年5月以来の低水準となった今回の数字はサービス業の景気の縮小を示すもので、製造業の2ヶ月連続の縮小に続いて米経済の成長鈍化を示唆しています。

  • 新規受注指数は45.2(前月56)
  • 仕入れ価格指数は67.6(前月70)
  • 供給業者の納入指数は48.5(前月53.8)
  • 在庫センチメント指数は55.9に上昇

ISM非製造業景況感指数とは全米供給管理協会が算出する非製造業の景況感を示す指数のひとつで、毎月第3営業日に発表される。50を分岐点として50を上回ると景気拡大、50を下回ると景気後退を示す。

楽観する市場にFRB当局者は警告

前日に続きFRB関係者が利上げ継続の強い意志を示しています。

【アトランタ連銀のボスティック総裁】
・インフレは依然として高過ぎる
・今のインフレ率はあまりにも高すぎる
・政策金利を5%超の水準に引き上げる
【リッチモンド連銀のバーキン総裁】
・物価上昇率2%に戻すには『まだやるべきことがある』
【FRBクック理事】
・インフレはFRBが納得できないほどに高すぎる
【ランドール・クロズナー元FRB理事】
・今月末の利上げは確実で3月も継続する
【カンザスシティー連銀のジョージ総裁】
・自分の予想金利を5%超えに引き上げた

ここまでFRB当局者が楽観する市場に対してタカ派の意見をぶつけてくるということは、当局と市場の間に大きな溝があることを示唆しています。

この溝が埋まるころには、株式市場が一段と下がっている時かも知れません。

今月の注目イベントについて

今月も重要な経済指標の発表をはじめ、米国市場に大きな影響を与えそうなイベントが目白押しです。

1月の注目のイベント

*1/12 消費者物価指数(CPI)(12月)
・1/14 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・1/17 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・1/18 生産者物価指数(PPI)(12月)
・1/18 小売売上高(12月)
・1/27 PCEデフレーター確報値(11月)
・1/31 シカゴ購買部協会景気指数(PMI)(12月)
・1/31~2/1 FRB政策金利(FOMC)

1月も消費者物価指数など重要な経済指標の発表が続きます。今後も注目イベントについてはウォッチしていきたいと思います。

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まとめ

【強い雇用でも上昇した米国市場】楽観した市場に警告したFRB当局者!をまとめます。

まとめ

【1/6の米国市場の値動き】
・S&P500…+2.28%
・ダウ…+2.13%
・NASDAQ…+2.56%
・長期金利は3.560に急落
・VIXは21.13に低下
【経済トピックス】
・引き続き強かった12月の雇用統計
・予想外に縮小したISM非製造業
・楽観する市場にFRB当局者は警告

昨日の米国市場は大きく上昇しました。足元では強い雇用が示されましたが、株価は上昇するといった矛盾を感じる1日となりました。

FRB当局者は楽観する市場に対して強い警告を発していますから、このまま株価が上昇することを好感していません。

景気を冷ますためにもまだまだ利上げを継続する意思を示していますので、強気に投資を再開するのは早い間も知れません。

来週からは銀行株を皮切りに決算シーズにに突入しますから、じっくりと相場を見極めたいところですね。

投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

ここ
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