昨日の米国市場は大幅に下落しました。
発表された雇用統計では雇用者数が劇的に減速しており、経済をめぐる不安が増大したようです。
ドル円も急激に円高に向かい、1ドル147.38円と米国株投資家にとっては資産が目減りする方向となりました。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
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Follow @RamTky8/1 米国市場の値動き
昨日の米国市場は大きく下落しました。
雇用統計など経済指標の発表がありましたが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …▲1.60%
・ダウ平均 …▲1.23%
・NASDAQ100…▲1.96%
プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンしても下落していきました。
その後は買い戻される場面もありましたが、引けにかけても売り続けられました。

ハイテク株が弱かったわね!
週間ベースで見るとS&P500は▲2.36%、ダウは▲2.92%、Nasdaq100は▲2.19%の下落となりました。

ハイパーグロース株もボコボコやな
・AFRM(アファーム) …▲3.14%
・COIN(コインベース) …▲16.70%
・CRWD(クラウドストライク)…▲1.74%
・DDOG(データドッグ) …▲3.13%
・DOCS(ドキシミティ ) …▲2.42%
・MQ(マルケタ) …▲2.98%
・U(ユニティ) …▲4.59%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.382から4.216に低下しました。
為替は急速に円高となりました。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ほとんどの銘柄が下落したことがわかります。

完全におはギャーね!

マグニフィセント7はすべてが下落して、決算をミスしたAMZNが▲8.27%の急落。好決算だったAAPLですら▲2.50%、METAが▲3.03%、NVDAが▲2.33%と大きく下げています。
ほとんどの銘柄が売られた中でも、大きく上昇した銘柄もあったようです。
・MPWR(モノリシック・パワー)…+10.46%
・ALGN(アライン・テクノロジー)…+5.82%
・FSLR(ファースト・ソーラー)…+5.29%
・DHI(ディーアール・ホートン)…+5.22%
・KMB(キンバリークラーク)…+4.83%
・AWK(アメリカン・ウォーター・ワークス)…+3.91%
・SHW(シャーウィンウィリアムズ)…+3.79%
・EXR(エクストラ・スペース)…+3.68%
一方で、大きく下げた銘柄は多かったようです。
・EMN(イーストマンケミカル)…▲19.03%
・COIN(コインベース)…▲16.70%
・IR(インガソール・ランド)…▲11.40%
・GWW(WWグレインジャー)…▲10.30%
・LYB(リヨンデルバセル)…▲7.79%
・MRNA(モデルナ)…▲6.61%
・DOW(ダウ)…▲6.44%
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは3セクターが上昇、8セクターが下落した1日となりました。

・生活必需品…+0.48%
・ヘルスケア…+0.47%
・公益事業 …+0.06%
・不動産 …▲0.26%
・素材 …▲0.48%
・エネルギー…▲1.39%
・資本財 …▲1.44%
・通信 …▲1.62%
・金融 …▲1.63%
・情報技術 …▲2.22%
・一般消費財…▲3.07%
生活必需品やヘルスケアなどのディフェンシブセクターがなんとかプラス圏で留まっていますが、他は完全にリスクオフ相場となりました。
特に一般消費財や情報技術は大型株の急落で、直近の上昇を打ち消してしまいました。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は▲1.60%と大きく下落して、終値では6,238に下げました。
前日に大陰線をつけていたS&P500ですが、昨日も下げて4日連続の下落となりました。
8月もはじまったばかりですが、7月の上昇分のほとんどを1日で吐き出してしまいました。
やはり前日の長い包み足がトレンド転換のサインとなってしまうのでしょうか。
前日ほど出来高は上がっていませんので、来週には戻ってくれる可能性もありますけどね。

夏枯れ相場のはじまりね!
FEAR&GREEDインデックスは63から50に下げ、GREEDからNEUTRALに変わりました。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
雇用者数が急激に減少した7月の雇用統計
7月の雇用者数は予想を大幅に下回り、雇用者の伸びはこの3カ月に大きく減速したことが明らかになりました。
【失業率】
結果 4.2%(予想 4.2%)
前回 4.1%
【非農業部門雇用者数】
結果 7.3万人増(予想 10.4万人増)
前回 1.4万人増(速報値14.7万人増)
【平均時給】
(前年同期比)
結果 3.9%増(予想3.9%増)
前回 3.8%増(速報値3.7%増)
(前月比)
結果 0.3%増(予想0.3%増)
前回 0.2%増
雇用者数の伸びは前月と前々月合わせて約26万人の下方修正となり、3カ月の平均はわずか3万5000人の増加。(コロナ禍後の最悪を記録)
労働参加率は3年ぶりの低水準で、移民排除政策が外国生まれの労働者を締め出したとの見方もできます。

利下げを後押しするかしら!
製造業の景気指数は5ヶ月連続で縮小
7月のISM製造業景気指数は、市場予想を下回り5カ月連続の縮小となりました。
【7月】
結果…48.0(予想…49.5)
前回…49.0
・雇用は約5年ぶり低水準
・新規受注も6カ月連続で縮小
・受注残と新規輸出受注も縮小圏
・印刷、紙製品、化学製品など10業種が縮小
・7業種は拡大
なんだか景気後退がヒタヒタと忍び寄ってきた感じがしますね。

忘れた頃に来るからな
ミシガン大学消費者マインド5ヶ月ぶり高水準
7月のミシガン大学消費者マインド指数(確報値)は、株式相場の上昇を背景に5ヶ月ぶりの高水準になりました。
【7月】
□結果…61.7(予想…62.0)
速報値…61.8
□1年先インフレ期待…4.5%
(予想…4.4%)前月…5.0%
□5-10年先インフレ期待…3.4%
(予想…3.6%)前月…4.0%
インフレ期待は低下したものの、インフレ加速のリスクが去ったという見方にはなお懐疑的であるようです。

景況感への楽観が広がってるわ!
8月の注目イベントについて
8月になりましたので重要な経済指標スケジュールを確認しておきましょう。
・8/ 5 ISM非製造業景気指数
*8/12 消費者物価指数(CPI)
・8/14 生産者物価指数(PPI)
・8/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・8/15 小売売上高
・8/15 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
*8/21~23 ジャクソンホール会合
・8/26 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・8/29 PCEデフレーター
・8/29 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
kindleから書籍を出版しました。良かったら手に取ってみて下さい。
【8/1 米国市場の値動き】
・S&P500 …▲1.60%
・ダウ平均 …▲1.23%
・NASDAQ100…▲1.96%
【経済トピックス】
・雇用者数が急激に減少した7月の雇用統計
・製造業の景気指数は5ヶ月連続で縮小
・ミシガン大学消費者マインド5ヶ月ぶり高水準
昨日の米国市場は大きく下落しました。
雇用統計や景気指数を見ても、米国の経済はかなり疲弊しているようです。
金利は高い状態のままで関税まで上げられてしまっては、企業も個人もそろそろ耐えられなくなってしまいますね。
それでも米国株に投資するのであれば、本当に耐力があって強いビジネスモデルの企業に投資しなければなりませんね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

最後まで読んでくれてありがとう!
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