昨日の米国市場は上昇しました。
ベトナムとの関税合意が米国にとって有利な結果となることが発表されて市場が好感しました。
一方で、ADP民間雇用者数は約2年ぶりの減少となり、今夜発表の雇用統計で労働市場の減速懸念が浮上しています。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで
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Follow @RamTky7/2 米国市場の値動き
昨日の米国市場は上昇しました。
ベトナムとの関税合意が好感されましたが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …+0.47%
・ダウ平均 …▲0.02%
・NASDAQ100…+0.73%
プレマーケットではわずかに売られていた相場は、マーケットがオープンするとナスダックを中心に上昇していきました。
その後ダウだけが売り戻されましたが、ナスダックとS&P500は前日の下げから反発しました。

続落しなくて良かったわ!

ハイパーグロース株も全上げやな
・AFRM(アファーム) …+1.89%
・COIN(コインベース) …+5.70%
・CRWD(クラウドストライク)…+0.82%
・DDOG(データドッグ) …+2.03%
・DOCS(ドキシミティ ) …+1.59%
・MQ(マルケタ) …+0.86%
・U(ユニティ) …+1.12%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.242から4.283に上昇しました。
為替は再び円高に向かっています。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、上昇した銘柄の方が多かったように見えます。

半導体が良かったわね!

マグニフィセント7は4銘柄が上昇、3銘柄が下落しました。TSLAが+4.97%、NVDAが+2.58%、AAPL+2.22%、GOOG+1.59%と大きく上げている一方で、METAは▲0.79%と下げています。
上昇と下落が交錯する相場のなかでも、大きく上昇した銘柄をピックアップしていきます。
・ALB(アルビマール)…+8.09%
・COIN(コインベース)…+5.70%
・MRNA(モデルナ)…+5.54%
・ORCL(オラクル)…+5.03%
・STX(シーゲイト)…+4.76%
・FSLR(ファースト・ソーラー)…+4.64%
・NXPI(NXPセミコンダクター)…+4.49%
・STZ(コンステレーション・ブランズ)…+4.48%
一方で、大きく下げた銘柄もありました。
・CNC(センティーン)…▲40.37%
・MOH(モリーナ・ヘルスケア)…▲21.97%
・ELV(エレバンス・ヘルス)…▲11.50%
・UNH(ユナイテッドヘルス)…▲5.70%
・CVS(シーブイエス・ヘルス)…▲4.28%
・INTC(インテル)…▲4.25%
・CI(シグナ)…▲4.19%
CNCが保険市場の動向が想定外に崩れたとのことで、通期ガイダンスを撤回。これにより保険関連が連れ安となっています。
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは9セクターが上昇、2セクターが下落した1日となりました。

・素材 …+2.00%
・エネルギー…+1.69%
・情報技術 …+1.34%
・一般消費財…+0.65%
・資本財 …+0.36%
・不動産 …+0.32%
・金融 …+0.07%
・生活必需品…+0.06%
・通信 …+0.05%
・ヘルスケア…▲0.52%
・公益事業 …▲1.03%
ベトナムへの関税が0%になるといった発表により、素材とエネルギーが大きく上昇。
情報技術は前日の急落から半導体を中心に反発しています。
一方で、ヘルスケアは保険関連の急落に引っ張られて下げており、公益事業は1%を超える大きな下落となりました。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は+0.47上昇して、終値では6,227に上げました。
前日には下げていたS&P500ですが、昨日の上昇によって今年6回目の高値更新となりました。
これで年初来では+5.88%の上昇にまで伸ばしており、一安心している投資家も多いのではないでしょうか。
このまま上昇が続くと考えるのは少し楽観しすぎかもしれませんが、これから雇用統計、景気指数、インフレ指標の発表が続き、何より7/9のXデーが近づいてきています。
トランプ大統領が何を発言するのか次第では、再び大きな調整があるのかもしれません。

結局はトランプ相場のなよ!
FEAR&GREEDインデックスは65から63に下げましたがGREEDのままです。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
ベトナムからの輸入品には20%米国には完全開放
トランプ大統領がベトナムとの関税に対して合意したと発表しました。
ベトナムからの対米輸出品には20%の関税(ベトナム経由の輸出品には40%)、米国からベトナムへの輸入品に対してすべての関税を撤廃といったかなり有利なディールとなりました。
ベトナムに対しては当初46%を課す考えを示していましたから、ベトナムは関税撤廃することで自国からの輸出品への関税率を下げたことになります。

迂回輸出にも対策を打ってきたわね!
テスラ世界販売13%減も株価上昇
テスラの世界販売台数は2四半期連続で減少して、年間ベースでの連続減少を避けるには11万台の回復が必要とのことで難しい状況となりました。
しかし、市場予想の20%減少を上回ったことで株価は上昇しました。
DOGEの影響で消費者から反感を買ったことが販売台数落ち込みにつながったようですが、今後もEVに対する税額控除の終了を盛り込んだ法案が議会を通過すれば、テスラの販売は年末にかけてますます厳しくなる可能性があります。

逆境こそチャンスやな
オラクルとオープンAIがスターゲイト拡大で合意
オープンAIはAIインフラ投資プロジェクト『スターゲイト』において、オラクルのデータセンターから大量の演算能力を借り受けることで同社と合意しました。
先日オラクルは『年間収入で300億ドル規模の大型契約を締結』と発表していたのは、この契約のことかと推測されます。
今後もデータセンターの需要はますます増加しそうですから、個人的にもオラクルには注目していきたいです。

ちょっと買いたくなっているわ!
7月の注目イベントについて
今週から7月になりましたので重要な経済指標スケジュールを確認しておきましょう。
・7/ 3 ISM非製造業景気指数
*7/ 3 雇用統計
*7/15 消費者物価指数(CPI)
・7/16 生産者物価指数(PPI)
・7/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・7/17 小売売上高
・7/18 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・7/29 コンファレンスボード消費者信頼感指数
*7/29~30 FOMC
・7/30 PCEデフレーター
・7/31 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
kindleから書籍を出版しました。良かったら手に取ってみて下さい。
【7/2 米国市場の値動き】
・S&P500 …+0.47%
・ダウ平均 …▲0.02%
・NASDAQ100…+0.73%
【経済トピックス】
・ベトナムからの輸入品には20%米国には完全開放
・テスラ世界販売13%減も株価上昇
・オラクルとオープンAIがスターゲイト拡大で合意
昨日の米国市場は上昇しました。
半導体を中心に大きく反発して、S&P500は高値を更新しました。
ベトナムとは関税合意に至り、米国にとってかなり有利なディールとなりました。
このままどんどん上昇していって欲しいところですが、7/9のXデーに向けて次々に関税に対するニュースが飛び交うはずです。
この間で株価が下げるようなことがあれば、欲しかった銘柄を物色するチャンスになるかもしれませんね。
ちなみに今夜(3日)の相場は半日、明日(4日)は独立記念日で休場となりますのでご注意ください。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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