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【2021年予想】米国株式市場は暴落するのか?好調は維持されるのか?

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市場分析
こんな人におすすめな記事

・2021年のこれからの米国株式相場を知りたい
・2021年に米国株式を買うべきか悩んでいる
・現在保有している米国株式を売るべきか悩んでいる
・インデックス投資をどうするべきか悩んでいる

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こんにちは!
2021年の米国株式市場は変動相場と
考えている『ここ屋』よ!

2021年も3ヶ月が経過しようとしています。
2021年のスタートは、昨年に引き続き好調な米国市場でしたが、2月に入りボラティリティの高さに困惑した個人投資家も多かったのではないでしょうか?
特に、2月末からの長期金利の上昇によるハイテク株の下落で、米国株のポジションを落とした投資家も多かったのではないでしょうか?

今回は、第一四半期の終了した米国株式市場が、今後どのように推移していくかを検証してみたいと思います。

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2021年の米国株式市場はどう予想されるのか?

まず結論としては『誰にもわからない』が答えになると思います。
それがわかる人がいれば、世界一有名な投資家になっていますよね(笑)。
しかし、メディアやインフルエンサーによって様々な憶測が飛び交い、色々な予測がされています。
彼らは、それが仕事ですからね。
なかなか『わからない』とは言えないですよね。

とは言え、『わからない』ままでは、これから私たち個人投資家は、どのような心構えで、どのような対策をとれば良いかわかりません。

今回の記事では、わからないなりの予測と、それに対する『心構え』と『対策』について考えていきたいと思います。

まずは、『米国市場は暴落する』という考えの理由と、『米国市場は上昇を持続する』という考えの理由の両方を検証していきます。

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2021年の米国株式市場は暴落するという考え

株価の騰落にはさまざまな要因があります。
これは言うまでもありませんが、企業の業績や今後の見通しなどがあります。

しかし、もっとも影響を与える要因は『国家による金融政策』です。

そもそも、米国経済はコロナショックにより大打撃を受けているはずなのに、なぜここまで株価は上昇しているのでしょうか?
疑問を持っていなかった人は要注意です。

FRBによる金融政策は続かない

現在の米国は、2020年の新型コロナウイルスに起因するパンデミックにより大暴落した株価や経済を、FRB(米国中央銀行)の『ゼロ金利政策』と『量的緩和措置』により回復させようとしている真っ最中です。

ゼロ金利政策により金融資産の流動性を高め、量的緩和による国債の買い増し(お札をジャブジャブ刷ること)で米国経済を支えています。

しかし、この状況はいつまでも続くでしょうか?

答えは『否』です。

このまま『ゼロ金利政策』と『量的緩和』を継続してしまうと米国経済は、1980年代に襲った『日本バブル崩壊』の二の舞になりかねません。

もちろん、FRBもそれを理解して、どこかで調整局面を迎えるでしょう。

それがいつなのか?

FRBのパウエル議長は『失業率の低下が一定の水準に達するまで量的緩和は続ける』と公言しています。
それは2023年までは続けられるだろうと予想されています。

では、この好景気は2023年までは続くのか?

これも答えは『否』です。

株式市場の高騰は、実体経済よりも早く推移するからです。

機関投資家を含む多くの投資家たちは、将来を予測して市場で取引するでしょう。

これにより、実際のFRBの処置よりも早く株式市場は動き始めることが予測されます。

コロナワクチンの普及により米国経済は回復する⇒株価は下落する

米国のコロナワクチン接種普率及は、欧州や他の世界の諸国と比較しても高いことは一目瞭然です。

画像1

ワクチン接種が進み、サービス業をはじめとした米国企業の経済回復は目前に迫っています。

ではなぜ、米国経済の回復は米国株式市場の下落へとつながるのでしょうか?

もちろん、一部のカテゴリーの株価は一時的には上昇することでしょう。

しかし、株式市場全体としては下落すると予想されます。

これは、『長期金利の上昇』と『緩和措置の引き締め』が原因となるでしょう。

長期金利の上昇による米国株式市場の下落

長期金利の上昇により株価が下落することは、ご存じのみなさんも多いことでしょう。

これは、『金利』と『株価』がシーソーのような逆相関の関係にあるからです。

金利が上昇すれば、リスクの高い株式に投資する必要のない投資家たちが、株式市場から退場することが明らかだからです。

ではなぜ、経済の回復が長期金利の上昇につながるのでしょうか?

これは『長期金利=短期金利+市場への期待値』の式が成り立つからです。

FRBがゼロ金利政策を継続させているのに、長期金利が上昇する理由は、株式市場への期待値の上昇によるものです。

米国経済が回復に向かうにつれ、長期金利が上昇し、株価が下落すると予想されるのです。

緩和措置の引き締め

前項でFRBによる『量的緩和措置は続かない』と記しましたが、そもそもFRBが緩和措置を施している理由は『米国経済の回復』のためです。

経済の回復の目途が立てば、当然のことながら緩和措置の引き締めが実行されることでしょう。

紙幣を刷るのをやめた途端に、株式市場に溢れていたマネーは姿を消していくことが予想されます。

これにより、米国株式は下落すると予想されています。

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2021年の米国株式市場は上昇を持続するという考え

『2021年に米国バブルははじける』と言われている一方で、『今後も米国株式市場の好調は継続する』との意見も多く聞かれます。

その理由はいくつかあります。

米国株式市場上昇の継続の要因

・米国政府による経済対策
・FRBによる緩和措置引き締めよりも経済回復は早い
・S&P500のコンセンサス予想は上昇を示している
・バリュー株の下支えによるグロース株の回復が予想される
・ドル高による新興国株への流出の防止

米国政府による経済対策

バイデン米大統領は、コロナ危機からの復興に向けて1.9兆ドルの追加経済対策を打ち出し、3/10に米下院にてその法案が可決された。

政権発足直後の主要課題である、経済対策を実行に移し景気回復を目指している。

コロナ対策としてワクチン接種や検査費用への予算の他、国民への1400ドルの直接支給、子育て世帯への税制優遇措置などが織り込まれている。

これら経済対策による金余りが株式市場に流れ込むことが予想されている。

FRBによる緩和措置引き締めよりも経済回復は早い

FRBによる量的緩和措置の引き締めがどこかで行われることは確かだが、経済成長のさなかに実施され、経済復興の妨げになるようなタイミングでないことも予想される。

また、引き締めの実施も、失業率の低下や経済復興の状況を見ながら行われることにより、株価の下落は避けられるであろう予測がされている。

S&P500のコンセンサス予想は上昇を示している

ゴールドマンサックスは、米国株式市場に対して中長期で強気の姿勢を見せている。

S&P500が2021年末までに4300ポイントをつけ、2022年末には4600ポイントをつけるであろう予想を立てている。(2021年3月末4000ポイント弱)

これは、2020年以上の株式上昇を凌駕する成長を遂げるであろう強気な予想である。

バリュー株の下支えによるグロース株の回復が予想される

2021年第一四半期は、ナスダックの大幅な下落が目立つ結果となりました。
しかし実際の米国株式市場の全体を眺めると、年初来の株価は全体的に上昇しています。

ハイテク株が売られる一方で、エネルギーセクター・金融セクターの上昇に続き、バリュー株の回復により米国市場の成長は継続されているのです。

こちらが年初来のVTI(全米)とS&P500とNASDAQのチャート比較になります。

NASDAQが1.9%の上昇に留まるのと対照的に、全米およびS&P500は6.4%の上昇を見せています。

グロース株の下落が目立って報道されていますが、変わってバリュー株が下支えとなっています。

米国市場の全体的な底上げは、低迷気味だったグロース株の上昇の手助けになるであろう予想がされています。

ちなみに、この比較チャートは『Yahooファイナンス』を使用していますが、無料で色々な機能があり非常に便利です。
使い方はこちらの記事で詳しく解説しています。

ドル高による新興国株への流出の防止

FRBの量的緩和措置による米ドルの金余りは、為替市場においてドル安の進行を早めると予想されていました。

しかし、実際には2021年年初を最安値として、ドル高傾向が継続されています。

ドル安が進行した際には、『米国株式から資金が新興国株へ流出する』と予測したアナリストの期待を裏切る結果となっています。

米ドルが強い為替傾向にある限り、米国市場の強者としての立場は揺るがないことでしょう。

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『暴落』『上昇』両方の意見の行くえは?

様々な憶測の飛び交っている米国株式市場ですが、結果的にどちらに揺らぐことになるのでしょう?

冒頭にも申しましたが、結果が出るまで誰にもわからないでしょう。

しかし、これだけ両論が飛び交う時点で、『どちらに転んでもおかしくない状況』であることは間違いないと思われます。

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個人投資家の『心構え』と『とるべき行動』

それでは、私たち個人投資家はどのような心構えで、どのような対策をとればいいのでしょうか?

私の考えは、『どちらに転ぼうが今まで通りにすること』であると考えます。

むしろ、この状況で投資スタイルを変える方がリスクであると考えます。

ただし、現在の投資スタイルが自分のリスクに合っていない投資家のみなさんは、これを機に投資スタイルの見直しを提案します。

以下が、各々のリスク許容度別による投資スタイル提案です。

変動の大きさに耐えられるリスクがとれる人

今後回復されるであろうグロース株の買い増し

現在のグロース銘柄は大幅な下落に見舞われており、見方によっては『買い時』と判断することもできます。
GAFAMを筆頭に、ハイパーグロース銘柄の企業決算は決して悪いものではありませんでした。
直近の株価の下落は、長期金利の急上昇によるものである見方が強いため、今後ハイパーグロース株は反発して更なる上昇局面を迎える可能性があります。

今後、IT企業が衰退する未来は見えますか?
これから急加速するIT企業の株価が上昇することを予測する投資家にとって『高すぎる株価』が『手の届く価格』になっている今が買い時と言ってもいいかも知れません。

大きなリスクをとりたくない人

局面が落ち着くまでVTIやVOOにポジションを変える

更なる下落の可能性に悲観的な投資家は少なくありません。
株は『負けない人が勝つ』とも言われます。
リスクを小さくすることは決して弱気だとは考えません。

むしろ、株式相場から降りてしまうことの方がリスクだと考えます。
グロースからバリューへ、ITからエネルギーや金融へのセクターローテーションがあったとしても、米国市場そのものが成長を続ける可能性は高いであろうと思われる状況では、VTIやVOOのポジションを上げて、グロース銘柄下落のリスクに備えることをおすすめします。

インデックス投資をしている人

市場の値動きに関係なく愚直に積立を継続する

インデックス投資の強みは、市場の値動きを気にせず積立て続けることにあります。

株価が値下がった局面でもドルコスト平均法が発動するだけです。
長期投資において、一時的な下落に目を奪われることは何の意味も持ちません。

今まで通り、インデックス投資を続けることをおすすめします。

*最終的な判断は自己責任でお願いします。

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最後まで読んでくれてありがとう!

他にもお得情報がいっぱいですので

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