昨日の米国市場は上昇しました。
一時はパウエル議長解任の報道を受けて急落する場面もありましたが、どうやらトランプ大統領にその気はなくなったようです。
一方で、生産者物価指数(PPI)が発表され、利下げ観測を後押ししたことも相場に影響したようです。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
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Follow @RamTky7/16 米国市場の値動き
昨日の米国市場は上昇しました。
一旦は急落する場面もありましたが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …+0.32%
・ダウ平均 …+0.53%
・NASDAQ100…+0.10%
プレマーケットでは買われていた相場は、マーケットがオープンすると下落していきました。
その後日本時間12時過ぎには急落する場面もありましたが、引けにかけてダウを中心に買い戻されていきました。

ナスダックは高値更新よ!

ハイパーグロース株もまずまずやな
・AFRM(アファーム) …+1.60%
・COIN(コインベース) …+2.62%
・CRWD(クラウドストライク)…▲0.60%
・DDOG(データドッグ) …▲0.85%
・DOCS(ドキシミティ ) …+0.60%
・MQ(マルケタ) …+0.86%
・U(ユニティ) …+14.31%
Uはレーティングの引き上げを受けて爆上げしています。
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.491から4.459に低下しました。
為替は再びドル高に向かっています。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、上昇したの銘柄の方が多かったことが分かります。

ヘルスケアが強かったわ!

マグニフィセント7は4銘柄が上昇、3銘柄が下落しました。TSLAが+3.50%と急騰している一方で、AMZNが▲1.40%、METAが▲1.05%と大きく下げています。
金融やヘルスケアの中には、大きく上昇した銘柄もあったようです。
・GPN(グローバル・ペイメンツ)…+6.51%
・JNJ(ジョンソン&ジョンソン)…+6.19%
・APO(アポロ・グローバル)…+4.80%
・OMC(オムニコム)…+4.62%
・WBD(ワーナーブラザース)…+4.57%
・KKR(KKR)…+4.62%
・IPG(インターパブリック)…+4.18%
・BX(ブラックストーン)…+3.83%
好決算を発表したJNJがヘルスケア銘柄をけん引しました。
一方で、大きく下げた銘柄も多かったようです。
・ANSS(アンシス)…▲4.69%
・VST(ビストラ・エナジー)…▲3.78%
・VLO(バレロ・エナジー)…▲3.77%
・UHS(ユニバーサル・ヘルス)…▲3.76%
・PSX(フィリップス66)…▲3.59%
・CF(シーエフ・インダストリーズ)…▲3.44%
・CEG(コンステレーション・エナジー)…▲3.08%
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは10セクターが上昇、1セクターのみが下落した1日となりました。

・ヘルスケア…+1.10%
・不動産 …+0.96%
・金融 …+0.87%
・資本財 …+0.50%
・生活必需品…+0.34%
・情報技術 …+0.32%
・公益事業 …+0.15%
・素材 …+0.13%
・一般消費財…+0.08%
・通信 …+0.01%
・エネルギー…▲0.61%
一年以上も調子が悪いヘルスケアが大きく上げています。ジョンソン&ジョンソンの好決算を皮切りに、トレンド転換するかも知れませんね。
他にも不動産や金融が大きく上げており、決算発表がはじまった金融は好調な滑り出しですね。
一方で、エネルギーは下落。原油価格の急落が影響しています。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は+0.32%上昇して、終値では6,263に上げました。
前日には長い陰線をつけていたS&P500ですが、昨日は上昇に転じることができました。
長い下ヒゲを付けた陽線で引けていますので、下げたら買い支えられる圧力は強いようです。
ただ2週間ほどヨコヨコが続いていますから、何か起爆材料を待っている状況です。

下の可能性もあるわよ!
FEAR&GREEDインデックスは74と変わらずGREEDのままです。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
パウエル議長解任の可能性は低い
トランプ氏は近くパウエル氏を解任する可能性が高いとブルームバーグが報じていましたが、大統領は解任する可能性するつもりはないと述べています。
『不正行為のような理由で辞任しなければならない場合を除き、可能性は非常に低い』と含みを持たせた発言もしていますね。
何かしら『正当な理由』をつけて解任に追い込む可能性はあるってことですね。


やりかねないわね!
予想を下回り横ばいだった6月のPPI
6月の生産者物価指数(PPI)の発表がありましたが、前月比が横ばいとなり実質インフレが起こっていないことが示されました。
【PPI(総合)】
・前年比…+2.3%(予想…+2.5%)
前回…+2.7%(速報値…+2.6%)
・前月比…±0%(予想…+0.2%)
前回…+0.3%(速報値…+0.1%)
【コアPPI】
・前年比…+2.5%(予想…+2.7%)
前回…+3.2%(速報値…+3.0%)
・前月比…±0%(予想…+0.2%)
前回…+0.4%(速報値…+0.1%)
今のところ様子見しているようですが、関税を価格転嫁する企業が増えるにつれてインフレ圧力は徐々に強まると、多くのエコノミストは予想しています。
実際に関税を織り込むのは今秋以降になりそうですから、まだインフレ再燃はないとは言い切れませんね。


すぐにはわからんやろな
ゴールドマン株式トレーディング収益過去最高
ゴールドマン・サックス・グループの第2四半期の株式トレーディング収入が過去最高を記録しました。
トランプ関税が市場のボラティリティーを高めたことが要因のようです。
トレーディング収入が前期から増加したのはゴールドマンのみで、モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカ、JPモルガン・チェースは前期比では減収でした。


7月の注目イベントについて
7月の重要な経済指標スケジュールを確認しておきましょう。
・7/17 小売売上高
・7/18 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・7/29 コンファレンスボード消費者信頼感指数
*7/29~30 FOMC
・7/30 PCEデフレーター
・7/31 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
kindleから書籍を出版しました。良かったら手に取ってみて下さい。
【7/16 米国市場の値動き】
・S&P500 …+0.32%
・ダウ平均 …+0.53%
・NASDAQ100…+0.10%
【経済トピックス】
・パウエル議長解任の可能性は低い
・予想を下回り横ばいだった6月のPPI
・ゴールドマン株式トレーディング収益過去最高
昨日の米国市場は上昇しました。
前日のCPIに続きPPIの発表がありましたが、予想を下回りインフレが減速していることが示されました。
関税の影響をどう価格転嫁するか、各企業は様子見をしているようです。
不確定要素が多い中でも株式市場は上がり続けていますが、少し危険水域まで上がってしまっているかも知れませんね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。


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