昨日の米国市場はわずかに上昇しました。
1-3月期のGDP速報値が減少したことを受けて、S&P500は一時2%余り下げる場面もありましたが、日中に大きく回復しました。
4月はS&P500が▲0.76%、ダウは▲3.17%の下落をした一方で、NASDAQ100は+1.52%の上昇となりました。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
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Follow @RamTky4/30 米国市場の値動き
昨日の米国市場はわずかに上昇しました。
メガテック決算によって時間外で相場が好転していますが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …+0.15%
・ダウ平均 …+0.35%
・NASDAQ100…+0.13%
プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンしても下落していきました。
その後反発するとジリジリと買い戻されていき、大引けには急回復を見せました。

明らかに買い支えられてるわね!

ハイパーグロース株は売られとるな
・AFRM(アファーム) …▲1.27%
・COIN(コインベース) …▲1.57%
・CRWD(クラウドストライク)…▲0.49%
・DDOG(データドッグ) …▲0.15%
・DOCS(ドキシミティ ) …▲1.51%
・MQ(マルケタ) …+1.46%
・U(ユニティ) …▲5.56%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.172から4.168に低下しました。
為替はジリジリ円高に向かっています。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、上昇した銘柄の方が多かったことが分かります。

エネルギーが売られたわね!

マグニフィセント7はAAPLとMSFTの2銘柄が上昇しており5銘柄は下落。特にTSLAが▲3.38%と大きく反落。AMZNも▲1.58%と1%を超える下落をしました。
昨日はディフェンシブ銘柄が買われたようです。
・STX(シーゲイト)…+11.56%
・TT(トレイン・テクノロジーズ)…+8.45%
・WDC(ウェスタン・デジタル)…+7.98%
・VMC(バルカン・マテリアルズ)…+6.92%
・REGN(リジェネロン)…+5.25%
・PPG(ピーピージー・インダストリーズ)…+4.86%
・SWKS(スカイワークス)…+4.35%
・BKNG(ブッキング・ホールディングス)…+3.87%
一方で、大きく下げた銘柄も多かったようです。
・SMCI(スーパー・マイクロ・コンピューター)…▲11.50%
・CSGP(コスター)…▲10.31%
・EIX(エジソン・インターナショナル)…▲8.89%
・GRMN(ガーミン)…▲8.44%
・FSLR(ファースト・ソーラー)…▲8.32%
・NCLH(ノルウェージャン・クルーズ)…▲7.77%
・ENPH(エンフェーズエナジー)…▲6.54%
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは6セクターが上昇、5セクターが下落した1日となりました。

・ヘルスケア…+0.87%
・生活必需品…+0.73%
・資本財 …+0.58%
・不動産 …+0.34%
・情報技術 …+0.32%
・素材 …+0.12%
・通信 …▲0.02%
・金融 …▲0.14%
・公益事業 …▲0.41%
・一般消費財…▲0.89%
・エネルギー…▲2.34%
不確実性を背景にヘルスケアや生活必需品などのディフェンシブセクターが大きく上昇。教科書通りの相場変動となった1日となりました。
一方で、原油価格の続落によってエネルギーセクターが大きく下げていますが、原油が4年ぶりの低水準にまで下げているので、反発が始まればアップサイドは大きいと考えています。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は+0.15%上昇して、終値では5.569に上げています。
このところ上昇が続いているS&P500ですが、昨日の上昇で7連騰となりました。
下ヒゲを付けて長い陽線で引けていますので、下げても買い圧力によって支えられていることが分かります。
5,490付近のサポートラインで反発が続いていますが、上には50日移動平均線が迫っています。
メガテック決算によって相場全体が底上げされれば、一気に5,800を目指す展開が期待されます。

4月の月間リターンは▲0.76%だったわね!
FEAR&GREEDインデックスは38から35に下げてFEARのままです。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
米GDP2022年以来のマイナス成長
2025年1-3月(第1四半期)のGDP速報値は、前期比年率で予想0.2%減に対して0.3%減となり、2022年以来のマイナス成長となりました。
関税発動前の駆け込み輸入が貿易収支を悪化させる要因となり、個人消費の低調を招いたようです。
とはいえ、悪いデータばかりではなく、すぐに景気後退に向かうような前兆はなかったと考えています。

株価は下に反応したわね!
駆け込み支出が強かったPCEデフレータ
3月のPCEデフレータは前月比で横ばいとなり、インフレ鈍化が示されました。
一方で、個人支出は急増して関税発動前の駆け込み需要が顕著に表れています。
コア(前年比)
結果…2.6%(予想…2.6%)
前回…3.0%(速報値…2.8%)
(前月比)
結果…0%(予想…0.1%)
前回…0.4%
総合(前年比)
結果…2.3%(予想…2.2%)
前回…2.7%(速報値…2.5%)
(前月比)
結果…0%(予想…0%)
前回…0.3%
個人支出(前月比)
結果…0.7%増(予想…0.4%増)
前回…0.5%増(速報値…0.4%増)
個人所得(前月比)
結果…0.5%増(予想…0.4%増)
前回…0.7%増(速報値…0.8%増)
今後は関税政策によって物価は上昇して消費は抑えられると予測されていますが、景気後退に向かうかは専門家の間でも意見が分かれています。

インフレは一旦終息やな
マイクロソフト決算はクラウド事業好調
アフターマーケットで決算発表のあったマイクロソフトは、売上高、EPSともに予想をビートしたことで時間外で株価を+6.96%と急騰させています。

特にクラウド事業『Azure』の売上高は33%増加し、ウォール街の予想29%を上回ったことが株高につながったようです。
このところデータセンターへの支出を縮小してきたマイクロソフトですが、財務的な慎重姿勢なのかAI需要の減少のどちらかなのかによっては今後の成長に影響しそうですね。

AIはまだまだこれからよ!
ちなみにメタ・プラットフォームズも決算を発表しましたが、こちらも市場予想を上回ったことで株価を+5.41%と急騰させています。

メガテックの好決算連発によってAI関連企業の株価も連れ高になっていますので、今夜の相場が楽しみですね。
5月の注目イベントについて
5月になりましたので重要な経済指標スケジュールを確認しておきましょう。
・5/ 1 ISM製造業景気指数
*5/ 2 雇用統計
・5/ 5 ISM非製造業景気指数
*5/6~7 FOMC
*5/13 消費者物価指数(CPI)
・5/15 生産者物価指数(PPI)
・5/15 小売売上高
・5/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・5/16 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・5/27 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・5/30 PCEデフレーター
・5/30 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
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【4/30 米国市場の値動き】
・S&P500 …+0.15%
・ダウ平均 …+0.35%
・NASDAQ100…+0.13%
【経済トピックス】
・米GDP2022年以来のマイナス成長
・駆け込み支出が強かったPCEデフレータ
・マイクロソフト決算はクラウド事業好調
昨日の米国市場はわずかに上昇しました。
第1四半期のGDPがマイナスだったことを受けて市場は下に反応しましたが、下げたら買われる圧力に支えられました。
4月の相場は急落ではじまりましたが、その後の急回復によって一時は▲11%以上も下げていたS&P500も▲0.76%と下げ幅を縮小。NASDAQ100に至っては▲11.35%のマイナスから+1.52%の上昇にまでリバウンドしました。
何よりメガテックの好決算が続いていますので、これから再びAI相場が火を噴くかも知れませんね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

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