昨日の米国市場は大きく上昇しました。
ジャクソンホール会合でのパウエル議長の講演が市場に好感されたようです。
現状の労働市場とインフレ率を鑑みると、利下げは当分ないと考えられていましたが、パウエル議長は利下げの可能性を残してくれました。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
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Follow @RamTky8/22 米国市場の値動き
昨日の米国市場は大きく上昇しました。
ジャクソンホール会合が市場に大きな影響を与えていますが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …+1.52%
・ダウ平均 …+1.89%
・NASDAQ100…+1.54%
プレマーケットから買われていた相場は、マーケットがオープンすると上昇していきました。
その後パウエル議長の講演がはじまるとさらに急騰して、引けにかけても売り戻されることはありませんでした。

やっと上昇したわね!
週間ベースで見るとS&P500は+0.27%、ダウは+1.53%の上昇をしましたが、Nasdaq100は▲0.90%の下落となりました。

ハイパーグロース株も爆上げや
・AFRM(アファーム) …+6.71%
・COIN(コインベース) …+6.52%
・CRWD(クラウドストライク)…+1.57%
・DDOG(データドッグ) …+1.60%
・DOCS(ドキシミティ ) …+5.63%
・MQ(マルケタ) …+4.04%
・U(ユニティ) …+7.94%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.328から4.256に低下しました。
為替は急激に円高に振れています。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、ほとんどの銘柄が大きく上昇していることが分かります。

気持ちの良い上げ相場ね!

マグニフィセント7はすべてが上昇。TSLAが+6.22%、AMZNが+3.10%、GOOGが+3.04%と大きく上げています。
メガテック以外にも大きく上昇した銘柄も多かったようです。
・ENPH(エンフェーズエナジー)…+10.41%
・BLDR(ビルダーズ・ファーストソース)…+8.43%
・MHK(モホーク)…+7.28%
・NCLH(ノルウェージャン・クルーズ)…+7.23%
・CZR(シーザーズ・エンターテインメント)…+7.00%
・CCL(カーニバル)…+6.94%
・XYZ(ブロック)…+6.79%
・DAL(デルタ航空)…+6.66%
一方で、大きく下げた銘柄は多くはなかったようです。
・INTU(インテュイット)…▲5.03%
・CSX(シーエスエックス)…▲3.60%
・COR(センコア)…▲3.51%
・WDAY(ワークデイ)…▲2.77%
・KR(クローガー)…▲2.60%
・TMUS(Tモバイル)…▲2.41%
・MNST(モンスター・ビバレッジ)…▲2.36%
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは10セクターが上昇、1セクターのみが下落した1日となりました。

・一般消費財…+3.22%
・素材 …+2.24%
・不動産 …+1.95%
・資本財 …+1.89%
・エネルギー…+1.86%
・通信 …+1.80%
・情報技術 …+1.71%
・金融 …+1.65%
・ヘルスケア…+1.11%
・公益事業 …+0.71%
・生活必需品…▲0.24%
一般消費財や素材が大きく上げており、9セクターが1%を超えて上げるといったリスクオン相場。
一方で、生活必需品が下げており、ディフェンシブセクターが弱い1日となりました。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は+1.52%上昇して、終値では6,466に上げました。
6日ぶりに上昇したS&P500ですが、5日分のマイナスをほぼすべて回復しました。
高値更新とはなりませんでしたが、年初リターンを+9.95%にまで伸ばしています。
4月には▲15%下げていましたが、安値から+29.79%もの回復です。
ジャクソンホール会合までに警戒された分が巻き戻されたと言えばそれまでですが、今後の上昇にも弾みが付きそうですね。

ここからがホントの勝負ね!
FEAR&GREEDインデックスは53から61に上げ、NEUTRALからGREEDに変わりました。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
パウエル議長9月の利下げ可能性残す
ジャクソンホール会合でFRBのパウエル議長は、インフレ懸念が残る中でも労働市場へのリスクが高まっていることを指摘し、9月の利下げの可能性を残しました。
事前に配布された原稿には、以下のようなことが記載されていたようです。
・失業率など労働市場の指標の安定
・政策スタンスの変更は慎重に進める
・現状では政策が景気抑制的な領域にある
・労働力需給で顕著な鈍化が見られる
・雇用に対する下振れリスクが高まっている
・レイオフの急増や失業率の上昇の可能性がある
パウエル議長の講演を受けて長期債利回りは下げ、為替は一気にドル安に向かいました。

タカ派発言じゃなくてよかったわ!
エヌビディアH20半導体関連の生産停止を要請
エヌビディアはサムスンやアムコーなど部品サプライヤーに対して、AI半導体H20に関連する生産を停止するよう求めたと報道されました。
中国政府がH20の使用を控えるよう国内企業に求めた後、エヌビディアはこの通知を出しました。
先端半導体に見劣りするH20が使われないとなると、わざわざ中国用で作った意味がないというもの。
何とか中国側の誤解を解かないと、次期決算見通しにも影響が出そうですね。

ホンマ中国リスクは勘弁やな
アップルがグーグルのGemini活用を模索
アップルがSiriの刷新に向けて、グーグルのAIモデル『Gemini』を活用する方向で協議に入ったとのこと。
AI出遅れ組のアップルはこれまで自社開発を中止し、『Claude』や『ChatGPT』の採用を検討していました。
グーグルはメタからも100億ドル規模の契約を結んでおり、AI競争のトップランナーとなっているようです。

やっぱりグーグルが強いわね!
8月の注目イベントについて
8月も重要な経済指標スケジュールを確認しておきましょう。
・8/26 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・8/29 PCEデフレーター
・8/29 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
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【8/22 米国市場の値動き】
・S&P500 …+1.52%
・ダウ平均 …+1.89%
・NASDAQ100…+1.54%
【経済トピックス】
・パウエル議長9月の利下げ可能性残す
・エヌビディアH20半導体関連の生産停止を要請
・アップルがグーグルのGemini活用を模索
昨日の米国市場は大きく上昇しました。
5日続落した分をすべて帳消ししてダウが高値を更新しています。
利下げの可能性を示唆したパウエル議長のハト派発言が市場に好感されたようです。
一方で、AIに関する市場は常に目まぐるしい展開が続いていますが、今後どの企業が抜け出すかに注目が集まっています。
どちらにせよ強い米国株が戻ってきたようですので、正直少し安心しました。
こんな時に暴落が来ると狼狽しちゃうんですけどね。
投資は自分のリスク許容度を理解し、自己責任、自己判断でお願いします。

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