【大手ハイテク株が相場をけん引】アップル国内投資追加で関税回避

昨日の米国市場はナスダックを中心に大きく上昇しました。

アップルの株価が急騰してハイテクセクターをけん引しました。

一方で、医薬品に続いて半導体に関してもネガティブなニュースが出てきました。

やはり毎日トランプ大統領の言動に注目すべき日々が続きますね。

それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

リッヒ

記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで

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8/6 米国市場の値動き
米国市場のトピックス
まとめ

8/6 米国市場の値動き

昨日の米国市場は上昇しました。

まだまだ関税関連のニュースが中心ですが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。

米主要3指数の値動き

昨日の米主要3指数

・S&P500　　…+0.73%
・ダウ平均　　…+0.18%
・NASDAQ100…+1.29%

プレマーケットから買われていた相場は、マーケットがオープンしても上昇していきました。

その後もナスダックを中心に上昇が続き、引けにかけても売り戻されることはありませんでした。

ここ

やっぱりハイテクが強いわね！

リッヒ

ハイパーグロース株もいい感じやな

昨日のハイパーグロース株

・AFRM（ｱﾌｧｰﾑ） …+3.23%
・COIN（ｺｲﾝﾍﾞｰｽ） …+1.88%
・CRWD（ｸﾗｳﾄﾞｽﾄﾗｲｸ）…+2.25%
・DDOG（ﾃﾞｰﾀﾄﾞｯｸﾞ） …+3.02%
・DOCS（ﾄﾞｷｼﾐﾃｨ） …+0.35%
・MQ（ﾏﾙｹﾀ） …+1.61%
・U（ﾕﾆﾃｨ） …▲5.95%

10年債利回り（長期金利）

昨日の長期金利（米10年債利回り）は、前日の4.208から4.232に上昇しました。

為替は急速に円高となりました。

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S&P500ヒートマップ

昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、上昇した銘柄の方が多かったことが分かります。

ここ

AAPLが強かったわね！

マグニフィセント7は6銘柄が上昇して1銘柄のみが下落しました。AAPLが+5.09%、AMZNが+4.00%、TSLAが+3.63%と上げましたが、MSFTが▲0.53%と下げています。

大型株が相場をけん引しましたが、大きく上昇した銘柄をピックアップしていきます。

昨日大きく上昇した銘柄

・ANET（ｱﾘｽﾀ･ﾈｯﾄﾜｰｸｽ）…+17.49%
・AIZ（アシュラント）…+11.23%
・MTCH（マッチ）…+10.50%
・GPN（ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ･ﾍﾟｲﾒﾝﾄ）…+9.09%
・WMT（ウォルマート）…+4.08%
・FICO（フェアアイザック）…+3.76%
・PLTR（パランティア）…+3.62%
・AFL（アフラック）…+3.43%

一方で、大きく下げた銘柄は多かったようです。

昨日大きく下落した銘柄

・SMCI（ｽｰﾊﾟｰ･ﾏｲｸﾛ･ｺﾝﾋﾟｭｰﾀｰ）…▲18.29%
・NRG（ｴﾇｱｰﾙｼﾞｰ･ｴﾅｼﾞｰ）…▲13.61%
・MOS（モザイク）…▲13.31%
・CRL（ﾁｬｰﾙｽ･ﾘﾊﾞｰ）…▲10.25%
・MKTX（ﾏｰｹｯﾄ･ｱｸｾｽ）…▲10.11%
・DVA（ダビータ）…▲9.04%
・TECH（テクネ）…▲8.73%

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セクター別パフォーマンス

昨日のセクター別パフォーマンスは5セクターが上昇、6セクターが下落した1日となりました。

セクター別パフォーマンス

・一般消費財…+1.93%
・生活必需品…+1.72%
・情報技術　…+1.31%
・通信　　　…+0.82%
・金融　　　…+0.62%
・素材　　　…▲0.09%
・資本財　　…▲0.24%
・エネルギー…▲0.42%
・公益事業　…▲0.60%
・不動産　　…▲0.76%
・ヘルスケア…▲1.66%

AMZNとTSLAの急騰によって一般消費財が、生活必需品はWMTが、情報技術はAAPLがけん引して大きく上昇しています。

一方で半数のセクターが下落しましたが、相変わらずヘルスケアが弱く1.6％の急落。

他にも不動産や公益事業といったセクターが大きく下げています。

特に一般消費財や情報技術は大型株の急落で、直近の上昇を打ち消してしまいました。

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S&P500チャート分析

昨日のS&P500は+0.73%上昇して、終値では6,345に上げました。

8月1日には急落したS&P500ですが、4日間で完全に回復しています。

このまま上昇が続いてくれるといいのですが、ここで押し戻されてしまうと下落トレンドへの転換の可能性が残されています。

高値までは0.7％で到達することができますが、上抜けするにはもう少し材料が欲しいところです。

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やっぱり関税がネックになるわね！

FEAR&GREEDインデックスは55と変わらずNEUTRALのままでした。

米国市場のトピックス

昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。

アップル1,000億ドルの追加投資で関税回避

アップルが米国内生産に向けて1,000億ドルの追加投資を発表しました。

これまでに今後4年で5,000億ドルの投資を表明していましたので、総額は6,000億ドルになります。

これによってiPhoneへの関税は回避できそうですから、株価は急騰したようです。

ここ

ホワイトハウスで発表したわね！

トランプ氏が半導体への関税100％を発表

トランプ大統領は半導体を含む輸入品に対して100％の関税を課す方針を表明しました。

ただし、生産拠点を米国内に移す企業は対象から除外するとしています。

また同時に『たとえまだ生産を開始していなくても、大規模な雇用や施設の建設といった意味で建設中であれば、課税はしない』と付け加えています。

リッヒ

大手企業はどうするんやろうな

8月の注目イベントについて

8月になりましたので重要な経済指標スケジュールを確認しておきましょう。

8月の注目イベント

＊8/12 消費者物価指数（CPI）
・8/14 生産者物価指数（PPI）
・8/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・8/15 小売売上高
・8/15 ミシガン大学消費者信頼感指数（速報値）
＊8/21～23 ジャクソンホール会合
・8/26 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・8/29 PCEデフレーター
・8/29 シカゴ購買担当者景気指数（PMI）

今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。