昨日の米国市場はまさかの続落となりました。
寄りでは大きく上昇していた銘柄も多かったのですが、引けてみればほとんどが大きく売られてしましました。
昨日発表されたインフレ指標ではコアの伸びが加速しており、再び物価高に向かうことが懸念されました。
また、トランプ関税については8/1の期限を迎えたことで、一旦の幕引きとなりそうです。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
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Follow @RamTky7/31 米国市場の値動き
昨日の米国市場は続落しました。
トランプ関税やインフレ指標が発表されましたが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …▲0.37%
・ダウ平均 …▲0.74%
・NASDAQ100…▲0.55%
プレマーケットから大きく買われていた相場は、マーケットがオープンするとダウを中心に下落していきました。
その後何度か買い戻される場面もありましたが、引けにかけても売られていきました。

まさかの寄り天ね!
7月の月間ベースではS&P500は+2.17%、ダウは+0.08%、Nasdaq100は+2.38%の上昇となりました。

ハイパーグロース株はまちまちやな
・AFRM(アファーム) …+1.68%
・COIN(コインベース) …+0.07%
・CRWD(クラウドストライク)…▲1.85%
・DDOG(データドッグ) …▲5.98%
・DOCS(ドキシミティ ) …▲0.17%
・MQ(マルケタ) …+0.18%
・U(ユニティ) …+1.18%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.372から4.382に上昇しました。
為替は円安に向かっています。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、下落した銘柄の方が多かったことがわかります。

ヘルスケアが大炎上よ!

マグニフィセント7は3銘柄が上昇、4銘柄が下落。METAが+11.25%、MSFTが+3.95%と大きく上げていますが、TSLAが▲3.38%、GOOGが▲2.32%と大きく下げています。マイクロソフトは前日アフターの上げ幅をかなり縮小してしまいましたね。
売られた銘柄も多かったようですが、大きく上昇した銘柄をピックアップしていきます。
・EBAY(イーベイ)…+18.30%
・CHRW(CH・ロビンソン)…+18.10%
・XYL(ザイレム)…+10.74%
・WDC(ウェスタン・デジタル)…+10.16%
・NCLH(ノルウェジャン・クルーズ)…+9.23%
・HII(ハンティントン・インガルス)…+7.87%
・GNRC(ジェネラック)…+7.56%
・STX(シーゲイト)…+6.51%
一方で、ヘルスケアを中心に大きく下げた銘柄は多かったようです。
・ALGN(アライン・テクノロジー)…▲36.63%
・BAX(バクスター)…▲22.42%
・IP(インターナショナル・ペーパー)…▲12.85%
・CI(ザ・シグナ)…▲10.23%
・EXR(エクストラ・スペース)…▲10.03%
・DXCM(デクスコム)…▲9.31%
・MRNA(モデルナ)…▲8.06%
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは2セクターが上昇、9セクターが下落した1日となりました。

・通信 …+2.04%
・公益事業 …+0.48%
・資本財 …▲0.14%
・素材 …▲0.26%
・金融 …▲0.48%
・一般消費財…▲0.50%
・エネルギー…▲0.50%
・情報技術 …▲0.53%
・生活必需品…▲1.00%
・不動産 …▲1.40%
・ヘルスケア…▲2.57%
メタの急騰によって通信セクターが大きく上げていますが、その他は基本的にリスクオフ相場となりました。
特にヘルスケアは1日で2.5%の急落をしており、直近の上昇を打ち消してしまいました。
トレンドの続きやすいコモディティで利益を出しやすい投資法です。
S&P500チャート分析
昨日のS&P500は▲0.37%下落して、終値では6,339に下げました。
先週まで高値を更新していたS&P500ですが、今週まさかの3日連続の下落となりました。
昨日は長い陰線をつけて大きな包み足が現れましたので、トレンド転換の可能性が高いです。
いわゆるベアリッシュリバーサルと言われる下落相場への転換点のサインになるかもしれません。
このところ含み益が大きくなった人も多いと思いますが、ここらで一部利確しておくのが良いかも知れませんね。

一旦の調整が来るかもね!
FEAR&GREEDインデックスは67から63に下げましたがGREEDのままです。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
トランプ関税カナダ35%台湾20%へ
トランプ大統領は4月に発表した相互関税の最低税率を10%に設定しましたが、15%の可能性を見送りました。
カナダに課す関税率を3月に発動した25%から35%に引き上げ、台湾からの輸入品には20%の関税を課すことが発表されました。
主要な貿易相手国とは合意に達していますが、インドやブラジルなどには一方的に関税を設定しています。
これで一旦、トランプ関税による悪材料は出尽くしとなりそうですが、まだ中国が残っていますね。

まだトランプ劇場は続きそうね!
6月PCEデフレータはコア指数が加速
6月のPCEデフレータは、コア価格指数の前月比の伸びが加速しており、利下げ観測が後退しました。
一方で、労働市場の軟化に伴う個人消費の落ち込みが景気全体の減速につながるリスクも意識されています。
コア(前年比)
結果…2.8%(予想…2.7%)
前回…2.8%(速報値…2.7%)
(前月比)
結果…0.3%(予想…0.3%)
前回…0.2%
総合(前年比)
結果…2.6%(予想…2.5%)
前回…2.4%(速報値…2.3%)
(前月比)
結果…0.3%(予想…0.3%)
前回…0.2%(速報値…0.1%)
個人支出(前月比)
結果…0.3%増(予想…0.4%増)
前回…±0%(速報値…▲0.1%減)
個人所得(前月比)
結果…0.3%増(予想…0.2%増)
前回…▲0.4%減
消費の弱さの背景には労働市場の冷え込みがあり、7月雇用統計では失業率の上昇が予想されています。

インフレ加速で景気に陰りがあるな
アップル好調、アマゾン届かずの決算
アフターマーケットで決算発表のあったアップルとアマゾンですが、明暗が分かれたようです。
アップルの売上高は中国市場とiPhoneが好調で、3年ぶりの高い伸び率を記録しました。

一方で、アマゾンは営業利益見通しが市場の期待に届かず、AI支出が過剰ではないかとの懸念が市場で広がりました。

これでマグニフィセント7のうち6銘柄が決算発表を終えましたが、4銘柄が上昇しましたが2銘柄が下落となりました。

あとはエヌビディアね!
8月の注目イベントについて
8月になりましたので重要な経済指標スケジュールを確認しておきましょう。
・8/ 1 ISM製造業景気指数
*8/ 1 雇用統計
・8/ 1 ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
・8/ 5 ISM非製造業景気指数
*8/12 消費者物価指数(CPI)
・8/14 生産者物価指数(PPI)
・8/15 ニューヨーク連銀製造業景気指数
・8/15 小売売上高
・8/15 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
*8/21~23 ジャクソンホール会合
・8/26 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・8/29 PCEデフレーター
・8/29 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
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【7/31 米国市場の値動き】
・S&P500 …▲0.37%
・ダウ平均 …▲0.74%
・NASDAQ100…▲0.55%
【経済トピックス】
・トランプ関税カナダ35%台湾20%へ
・6月PCEデフレータはコア指数が加速
・アップル好調、アマゾン届かずの決算
昨日の米国市場は続落しました。
前日のメタとマイクロソフトの好決算により市場が押し上げられると予想されましたが、インフレ指標やトランプ関税のニュースによって寄り天相場となりました。
月末に失速したことで7月の上昇幅はかなり減速しています。
トランプ関税も8月1日の交渉期限を迎えたことで一旦の幕引きとなりそうですが、トランプ大統領の言動はこれからも注目ですね。
一方で、景気が陰りはじめた米経済ですが、インフレと雇用はFRBが思っている通りには向かっていないようです。
このままだと、景気後退による利下げといった期待外れのシナリオに向かっていくのかも知れませんね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

最後まで読んでくれてありがとう!
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