昨日の米国市場はなんとか上昇しました。
ハイテク株を多く含むナスダック100は一時、高値から10%以上下落したことで調整局面入りが発表されましたが、引けにかけては回復しています。
S&P500は重要な局面を迎えており、これ以上下げるようだと回復が難しくなるポイントまで来てしまいました。
それでは昨日の米国市場を振り返っていきましょう。

記事後半では重要な経済ニュースや
今後のS&P500について解説するで
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Follow @RamTky3/7 米国市場の値動き
昨日の米国市場は上昇しました。
重要な雇用統計が発表されましたが、ひとまず昨日のマーケットを振り返っていきます。
米主要3指数の値動き

・S&P500 …+0.55%
・ダウ平均 …+0.52%
・NASDAQ100…+0.74%
プレマーケットから売られていた相場は、マーケットがオープンすると上昇していきました。
その後下落が始まったことで今日も売られるのか思った矢先に上昇に転じ、引けにかけて買われていきました。

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週間ベースで見るとS&P500は▲3.10%、ダウは▲2.37%、ナスダック100は▲3.27%の下落となりました。

ハイパーグロース株はまちまちやな
・AFRM(アファーム) …▲1.27%
・COIN(コインベース) …+1.53%
・CRWD(クラウドストライク)…▲4.09%
・DDOG(データドッグ) …▲1.64%
・DOCS(ドキシミティ ) …▲3.00%
・MQ(マルケタ) …±0%
・U(ユニティ) …+4.45%
10年債利回り(長期金利)
昨日の長期金利(米10年債利回り)は、前日の4.278から4.305に上昇しました。
ドル円はジリジリとドル安に向かっています。
S&P500ヒートマップ
昨日のS&P500のヒートマップを眺めると、上げた銘柄のほうが多かったことが分かります。

半導体が強かったわ!

マグニフィセント7は3銘柄が上昇。NVDA+1.92%、AAPL+1.59%。下落は4銘柄でしたが1%を超える下げ幅の銘柄はなし。
特にNVDAが▲5.74%、TSLAが▲5.61%、METAが▲4.35%、AMZNは▲3.68%と急落しています。
半導体が好調でしたが、広範囲で急騰銘柄がありました。
・AVGO(ブロードコム)…+8.64%
・SWKS(スカイワークス)…+8.49%
・WBA(ウォルグリーン)…+7.45%
・DG(ダラー・ゼネラル)…+7.35%
・FSLR(ファースト・ソーラー)…+6.10%
・AKAM(アカマイ)…+5.69%
・PLTR(パランティア)…+5.53%
・MPWR(モノリシックパワー)…+5.50%
ブロードコムの決算が好感されて半導体をけん引しました。
一方で、大きく下落した銘柄もありました。
・HPE(ヒューレット・パッカード)…▲11.97%
・COO(クーパー)…▲6.57%
・COST(コストコ)…▲6.07%
・VMC(バルカン・マテリアルズ)…▲6.07%
・LLY(イーライリリー)…▲4.73%
・AJG(アーサー・ジェイ・ギャラガー)…▲4.48%
・DECK(デッカーズ)…▲3.95%
・UAL(ユナイテッド・エアラインズ)…▲3.93%
HPEは決算ミスが売り材料となりました。
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セクター別パフォーマンス
昨日のセクター別パフォーマンスは11セクターのうち7セクターが上昇、3セクターが下落した1日となりました。

・公益事業 …+1.58%
・エネルギー…+1.47%
・情報技術 …+1.23%
・資本財 …+1.02%
・不動産 …+0.68%
・通信 …+0.42%
・ヘルスケア…+0.01%
・素材 …±0%
・一般消費財…▲0.15%
・金融 …▲0.33%
・生活必需品…▲0.49%
4セクターが1%を超える上昇となり、それなりに買われた相場となりました。
セクターに傾向はなく、個別株に影響されたと考えられます。
ただ、これまで好調だった生活必需品や金融が売られていることから、短期的なローテーションがあったように見えます。
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S&P500チャート分析
昨日のS&P500は+0.55%上昇して、終値では5,770に上げています。
2週間で大きく下落しているS&P500ですが、昨日はわずかに反発しています。
重要なサポートラインと200日移動平均線に支えられた結果となりましたが、ここで耐えられるかは注目すべきポイントです。
なんせトランプ大統領が当選した後の上昇はすべて吐き出していますので、これより下げるということはトランプのせいで下落したと考えられるからです。
MACDは下落トレンドだし、そこまでの好材料がない中で、急に反転するとは考えにくいですけどね。

年初来では▲1.89%の下落ね!
FEAR&GREEDインデックスは17から20に上げてEXTREME FEARです。
米国市場のトピックス
昨日のトピックスのうち米国市場に影響を与えそうなニュースをピックアップしていきます。
失業率が上昇した2月雇用統計
昨日発表された2月の雇用統計では、雇用者数が上昇した一方で失業率は上昇しました。
恒久的に職を失った人が増え、連邦政府の雇用が減少たようです。
【失業率】
結果 4.1%(予想 4.0%)
前回 4.0%
【非農業部門雇用者数】
結果 15.1万人増(予想 16.0万人増)
前回 12.5万人増(速報値14.3万人増)
【平均時給】
(前年同期比)
結果 4.0%増(予想4.1%増)
前回 3.9%増(速報値4.1%増)
(前月比)
結果 0.3%増(予想0.3%増)
前回 0.4%増(速報値0.5%増)
フルタイムを望みながらもパートタイムの職に就いている労働者の数が急増して、複数の職に就いている労働者は過去最高を記録したとのこと。
やはり関税政策から経済への懸念が強まったことが背景にあるようですが、トランプ大統領の望む強いアメリカに向かっているのか疑問になりますね。

今後も失業率は上昇しそうね!
パウエル議長、利下げは急がない
パウエル議長は講演で、経済見通しの不確実性を認め政策金利を調整を急がないことを示唆しました。
経済の良好な状態を背景に『状況がより明確になるのを待てる良い状況にある』とのこと。
この発言で利下げ観測が先送りになると考えられましたが、市場は利下げが早まると考え株価は上昇していきました。


ここから相場は回復したな
期待外れの大統領令にビットコイン大幅下落
トランプ大統領はビットコインの戦略備蓄に向けた大統領令に署名しましたが、納税者の資金が使われることはないと示唆したためにコイン価格は急落しました。
これまでかなり下げてきたビットコイン価格ですが、今回の大統領令を期待していただけに失望も大きかったようです。
トランプ大統領が当選してから一時は60%近く上昇していたビットコインですが、現在は高値から20%以上下げています。
この先これ以上の好材料は見込めませんから、短期的には下落が続いてしまうかも知れません。

また3年後の半減期待ちね!
3月の注目イベントについて
3月も重要な経済指標をチェックしておきましょう。
*3/12 消費者物価指数(CPI)
・3/13 生産者物価指数(PPI)
・3/14 ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・3/17 小売売上高
・3/17 ニューヨーク連銀製造業景気指数
*3/18・19 政策金利決定会合(FOMC)
・3/25 コンファレンスボード消費者信頼感指数
・3/28 PCEデフレーター
・3/31 シカゴ購買担当者景気指数(PMI)
今後も経済指標によって株価は大きく影響されそうですね。
まとめ
kindleから書籍を出版しました。良かったら手に取ってみて下さい。
【3/7 米国市場の値動き】
・S&P500 …+0.55%
・ダウ平均 …+0.52%
・NASDAQ100…+0.74%
【経済トピックス】
・失業率が上昇した2月雇用統計
・パウエル議長、利下げは急がない
・期待外れの大統領令にビットコイン大幅下落
昨日の米国市場はわずかに上昇しました。
S&P500は2週間で▲6%あまり下げており、調整局面入りが懸念されています。
いつまでも続きそうな下落に心折れそうになっている投資家さんも多いと思いますが、投資の時間軸を長期と考えているのであれば、このくらいの下落は誤差かと思いますので共に耐えましょうね。
投資は自分のリスク許容度を理解して、自己責任、自己判断でお願いします。

最後まで読んでくれてありがとう!
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